香里園駅【大阪府】(京阪本線。2022年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
大阪府寝屋川市北部、枚方市との境界近くに広がる住宅街に位置する京阪本線の駅で、成田山不動尊への最寄駅、そして高架化事業中で、将来は高架駅になる予定の、
香里園駅 (こうりえんえき。Korien Station) です。  
 
尚、以前に2008年訪問時の簡易版記事をUPしています⇒記事はこちら。   
 
また、高架化工事の進捗により現在は駅の姿が変化しています。ご了承下さい。
  
  
駅名  
香里園駅 (KH 18) 
 
所在地  
大阪府寝屋川市   
 
乗車可能路線  
京阪電気鉄道:京阪本線  
 
隣の駅  
淀屋橋方……寝屋川市駅  
三条方………光善寺駅  
 
訪問・撮影時  
2022年11月  
 
 
駅概要 (2023年8月現在)   
駅形態……………地平駅(1910年開業)。
駅舎………………橋上駅舎(1963年改築)。東西自由通路を兼ねています。
出入口……………東口、西口。
バリアフリー……○(東西出入口、各ホームにエレベーター設置)。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………○(東西ともロータリー、バスターミナル、タクシー乗り場あり)。
 
 

 

東口です。西方向を望む。
香里園駅は橋上駅舎を有していて、東口は複数の出入口があります。メインは橋上階と駅東側を京阪本線と並行している府道21号線とを結ぶデッキ出入口で、高低差が小さいです(駅舎手前の地平部分が谷のようになっています)。
中央の出入口は東口駅前広場ペデストリアンデッキに直結していますが、地形の関係で駅より駅前広場(駅から離れた府道21号線東側)の方が若干高い位置にあるため、高低差を埋めるべくペデストリアンデッキの駅舎寄りには上下方向エスカレーターが設置されています。駅前通りに面したスロープ出入口横にはペデストリアンデッキとを結ぶエレベーターも設置されていて、バリアフリーに対応しています。
各写真の後方には駅前広場ロータリーがあります。
尚、左側デッキの左、1階部分には京阪系の駅直結商業施設「フレスト香里園店」があり、デッキ直下には東口バスターミナル跡(末期はコインパーキングとして使用)がありましたが、おそらく高架化工事の関連でこれらが閉鎖され、2022年の時点で「フレスト」建屋が解体されました。
 
 

東口駅前広場ロータリーです。ペデストリアンデッキより東方向を望む。後方が香里園駅です。
駅舎とロータリーは若干離れていて、両者の間を京阪本線に並行する府道21号線が通っています。
ロータリーにはバスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
 
 

また、ロータリーとその周りは再開発により「香里園かほりまち」と呼ばれる街並みが誕生し、ロータリー南側と東側には複合ビル「かほりまちテラス」が存在します。
中でも東側のビルは高層階がタワーマンションになっています(写真右奥、上の写真左)。
香里園駅前には複数のタワーマンションがそびえています。
ロータリーの北側には関西医科大学香里病院があります(写真左奥)。

写真は東を望む。
 
 

東口駅前です。駅前広場ペデストリアンデッキより東を望む。
右が「かほりまちテラス」およびタワーマンション、左が関西医科大学香里病院です。
 
駅東側は戦前に開発が行われた閑静な住宅街が広がっていて、高級住宅街も一部見られます。
商店は「かほりまちテラス」を除いて少ないです。
また、丘陵地に位置することから起伏に富んでおり、坂道も多いです。
約1.1km南東には成田山大阪別院明王院【成田山不動尊】があり、京阪電車の車両には成田山不動尊のお守りがあります。
成田山へ行く途中には香里ヌヴェール学院中学校・高等学校(駅の約650m南東)があります。
 
そして、香里園駅は寝屋川市にありますが、少し北へ行くと枚方市域になります。
 
 

成田山不動尊にて。2008年撮影。

 

 

 

 

こちらは西口です。上写真は南東を、中写真は東を、下写真は北を望む。
西口側は平坦な地形のため、普通に駅外から橋上駅舎へ上がる形になります。
南側・西側・北側に階段出入口が、西側・北側に上りエスカレーターが、北西側にエレベーターがあります。
ペデストリアンデッキはありませんが、西口は駅出入口のすぐ手前にロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
 
 

 

西口駅前です。
上写真は東口ペデストリアンデッキより、下写真は西口駅前広場より、いずれも西を望む。
西口側は平坦で、元々は田園地帯でしたが、戦後になって徐々に市街地が形成されてきました。
現在は駅前に多くの商店や飲食店が立地しており、その数はおそらく東口側より多いです。
香里駅前通商店街、香里センター街、香里ダイエー本通商店街といった商店街が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっています。
1.8kmほど西へ進むと、淀川の河川敷に到達します。駅から約2.5km西南西にある淀川新橋を渡ると対岸へ渡れます。
香里園地区の対岸は高槻市の南端部・柱本地区で、摂津市の北東端に相当する鳥飼地区も近いです。
 
 

 

橋上駅舎2階にある改札口です。東西自由通路南側にあります。
南方向を望む。左が東口、右が西口です。
 
駅員配置………有人駅(但し改札には駅員無配置。改札内外にインターホンあり)。
自動改札機……あり(12通路)。
ICカード………利用可能(『PiTaPa』エリア内)。
幅広通路………あり(右から7番目、左から6番目の通路。点字ブロック設置)。
有人通路………なし(改札内外のインターホンにて対応)。
窓口……………あり(出札窓口の「けいはんインフォステーション」のみ)。
自動券売機……あり(改札口の左後方。ICチャージ可。インターホン併設)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。近くにインターホンがあるはず。
トイレ…………改札内コンコース(多機能トイレ併設)。 
改札外設備……公衆電話・コインロッカー・宅配便ロッカー・銀行ATM。 
改札内設備……飲料自動販売機、AED。 
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は西口駅前の「ローソン」)。
 
そして1階にある各ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれていて、香里園駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

東西自由通路北側の東口寄りには自動券売機と駅事務所兼窓口(けいはんインフォステーション)があります。北方向を望む。
自動券売機と「けいはんインフォステーション」の間にはインターホンがあります。
「けいはんインフォステーション」ではライナー券も発売しています。
また、写真右後方の東口南側出入口方面への通路沿いには定期券うりばばあります。
 
 

上り2番線に設置の吊下式駅名標です。電照式と思われます。
京阪の新デザインで、駅ナンバリング「KH 18」が併記されています。
 
 

こちらは2番線の柱に設置されている縦型の駅名標です。
 
 

 

駅構造……地平駅(概ね南北方向)。ホームは緩やかなカーブを描いています。
配線………島式ホーム2面4線(待避可能駅)。
 
左ホーム(西)は左が1番線・右が2番線で上り三条方面・出町柳方面(京都方面)、右ホーム(東)は左が3番線・右が4番線で下り京橋・淀屋橋方面(大阪方面)です。
地形の関係で、西側の1番線・3番線が主本線(通過線)、東側の2番線・4番線が副本線(待避線)です。
また、1・2番線から見て3・4番線は若干三条方(奥側)にずれています。
 
ホーム有効長……8両分。
ホームドア………なし(2022年11月時点)。
ホーム幅…………中ほどは広いですが、

                        両端(1・2番線の三条方を除く)は狭いです。
上屋(屋根)………全8両分に設置。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室。   
 
ホーム中ほどの上空に橋上駅舎があります。
 
上写真は2番線より、下写真は3番線より、2枚とも三条方を望む。
 
 

3番線より淀屋橋方を望む。右から1番線~4番線の順です。
今の香里園駅はレトロな姿をとどめていますが、今後、高架化工事が進行すると駅の様子が大きく変化し、期間によってはカオス状態になるかもしれません。
 
 

3番線より淀屋橋方を望む。
右隣の2番線は淀屋橋方面への折り返しに対応しています。
この先、右へカーブして国道170号線(旧道)の陸橋をくぐり、住宅街の中を南南西へ走ります。その後は左へカーブしながら高架区間になり、南に進路を変えると国道170号線(バイパス)を乗り越して寝屋川を渡ります。そして住宅街の中を右へカーブして進路を南西に変え、高架区間のまま市街地に入ると寝屋川市駅へと至ります。
 
 

3番線より三条方を望む。
こちらは少なくとも3番線が三条方面への折り返しに対応しています(4番線は確認忘れ)。
この先、右側に府道21号線が完全並走した状態で左へカーブしながら住宅街の中を走り、枚方市に変わると進路を北北西に変えます。その後は右カーブで北へ進路を変えますが、すぐに再び右カーブが始まると光善寺駅へと至ります。
 
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2008年、2022年。          
 
2008年は成田山不動尊への参拝のために下車しました。そして2022年は高架化工事が本格化する前に現在の駅を記録するため下車しました。現状は島式ホーム2面4線の地平駅で、緩急接続が行われています。橋上駅舎を有しており、地形の関係で東口側は高低差が小さいです。駅前は市街地で、西口側は商店が多いです。東口側は再開発されているものの、丘陵地に広がる住宅街です。タワーマンションは駅の西にも東にも見られます。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。新幹線で京都まで。奈良線~東福寺から京阪本線(急行以上通過)。 
梅田から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。環状線で京橋まで。京阪本線の快速急行または準急利用。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり     
飲食チェーン店・・・あり 
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。
京阪本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は香里園駅でも途中下車してみて下さい!
そして成田山不動尊をご参拝の際はぜひ京阪本線をご利用になり、香里園駅も観察してみて下さい!
 
(参考:京阪電気鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)