蛍池駅【大阪府】(阪急宝塚本線。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
大阪府豊中市北西部、池田市との境界や大阪国際空港(伊丹空港)にほど近い住宅街に位置する阪急宝塚本線【阪急宝塚線】の駅で、大阪モノレール本線との乗換駅でもあり、多くの空港利用客が乗換で利用する、
蛍池駅 (ほたるがいけえき。Hotarugaike Station) です。
 
尚、大阪モノレールの蛍池駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
  
駅名  
蛍池駅 (HK 47)  
  
所在地  
大阪府豊中市    
  
乗車可能路線  
阪急電鉄:宝塚本線   
  
隣の駅  
大阪梅田方……豊中駅  
宝塚方…………石橋阪大前駅  
 
乗換可能駅  
大阪モノレール:本線……蛍池駅まで徒歩4分  
  
訪問・撮影時  
2021年12月  
 
 
駅概要 (2021年12月時点)  
駅形態……………地平駅(1910年開業)。
駅舎………………橋上駅舎(1994年橋上化。東西自由通路を兼ねています)。
出入口……………東口、西口。
バリアフリー……○(東西出入口にエレベーターあり)。
点字ブロック……各出入口~各改札~各ホームに設置。
駅前広場…………東口のみ(バス停留所、タクシー乗り場併設)。
 
 

 

 

東口です。上写真は南方向を、中写真は北方向を、下写真は西方向を望む。
蛍池駅は阪急駅が東側の地平にあり、モノレール駅が西側の高架上にあります。
阪急とモノレールの改札外コンコースは2階で繋がっており、出入口は阪急・モノレールの共用です。
東口は南北に階段出入口があり、中央にエレベーター出入口があります。北側出入口には上下方向エスカレーターが併設されています。
 
 

東口北側出入口の北には駅前広場があります。
正面にはバス停留所があり、右にはタクシー乗り場があります。
右側を前後方向に延びる道路は国道176号線で、阪急宝塚本線は全線にわたり国道176号(通称:イナロク)と付かず離れず並行しています。
 
 

東口駅前です。北を望む。左に東口があります。
前後方向(南北方向)に国道176号が延びており、沿道には商店街が形成されていますが、東口側に商業施設は見られません(西口側には商業施設「ルシオーレ」があります)。
国道から右(東)へ入ると刀根山地区の住宅街が広がっていますが、千里丘陵にかかっているため、駅から東へ進むにつれて標高が上がります。
約650m北東の丘陵上には大阪府立刀根山高等学校があります。
そして、約1.3km北東、中国自動車道の北側一帯には大阪大学豊中キャンパスがありますが(蛍池駅からは正門が最寄り)、正式な最寄駅は大阪モノレール線の柴原阪大前駅で(柴原口まで約100m)、阪急においては北隣の石橋阪大前駅が最寄駅とされていますが(石橋門まで約800m)、豊中キャンパスは広く、目的の学部によっては石橋阪大前駅より蛍池駅からの方が近くなる場合があります。
 
 

東口駅前です。南を望む。後方に東口(南出入口)があります。
また、前方の信号交差点を右へ曲がると踏切で、阪急線を渡って駅西側へ抜けることができます。
前後方向(南北方向)に延びる国道176号は、この辺りでは阪急宝塚線と完全並走していて、豊中駅手前までこの状態が続きます。
東口の南側も国道沿いは商店が立ち並んでいますが、左へ分かれる路地を入ると住宅街になります。
約450m南東の丘陵上には大阪刀根山医療センターがあり、同じ敷地の東側には大阪府立刀根山支援学校が、北側には大阪医療看護専門学校があります。
 
尚、西口や西口駅前につきましては、モノレール駅の記事にて紹介いたしました。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。北西を望む。右が東口、左が西口およびモノレール駅です。
 
駅員配置………あり(有人駅。駅員不在時に備えて改札内外に据置型のインターホンを設置)。
自動改札機……あり(6通路)。
ICカード………『PiTaPa』のエリア内。交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK。
幅広通路………あり(右から2番目)。
有人通路………あり(窓口に面した左端。点字ブロック設置。車いすの通行は不可)。
窓口……………あり(改札窓口と左手前の出札窓口)。
自動券売機……あり(通路を挟んで左後方。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内各ホームにあり。いずれも多機能トイレ併設。 
改札内設備……AED(自動体外式除細動器)  
売店……………なし。  
コンビニ………あり(通路を挟んで後方にミニコンビニ「ローソン」あり)。
 
大阪モノレール線との乗換改札はありませんので、一旦改札を出る必要があります。
改札内に売店・コンビニはありません。
 
1階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。蛍池駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

こちらは改札内より改札口を撮影。南を望む。
左が東口、右が西口および大阪モノレール線の蛍池駅です。
蛍池駅は空港利用などの定期外利用客が多いため、右側には複数の自動精算機が設置されています。
改札の先、東西自由通路の向こう側には自動券売機(右奥)と「ローソン」(奥)があります。
 
 

下り1号線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪急の標準デザインで、書体が新しいバージョンです。
駅ナンバリング「HK 47」も併記されています。
 
 

駅構造……地平(南南東~北北西方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右(西)が1号線で下り宝塚方面、左(東)が2号線で上り大阪梅田方面です。
  
ホーム有効長……8両分。
ホームドア………なし(2021年12月時点)。
ホーム幅…………手前の宝塚方は広く、奥の大阪梅田方は狭いです。
上屋(屋根)………全8両分に設置されています。 
ホーム上設備……各ホームにベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室。
ホーム上設備……各ホームに公衆電話、トイレ、多機能トイレ。
 
ホーム中ほどは橋上駅舎に覆われています。エスカレーターは前寄りの階段に併設されています。
大阪モノレール線へお乗り換えの際は前寄り~中ほどの車両にご乗車になって下さい。
  
写真は1号線より大阪梅田方を望む。
  

  

こちらは2号線より大阪梅田方を望む。2020年撮影。

1号線の右には大阪モノレールの蛍池駅が見えます。

  
   

1号線より宝塚方を望む。
こちらの大阪梅田寄りはホーム幅が狭いです。
左側(西)の高架部には大阪モノレール線の蛍池駅が並行しています。
 
 

1号線より大阪梅田方を望む。すぐ前方に踏切があり、現状はこれ以上のホーム延伸が困難です。
この先、右側の大阪モノレール線および左側の国道176号と完全並行状態で住宅街の中を南南西へ走りますが、やがて国道176号と一緒に左へカーブして、右へカーブする大阪モノレール線と分かれます。その後は住宅街の中を南東へ進みつつ高架区間になり、千里川を渡ると上下線間の高い位置に留置線が現れます。そして市街地に入り、上下線が高度を上げて留置線と同じ高さになると、右へカーブしながら豊中駅へと至ります。
 
 

1号線より宝塚方を望む。
こちらもすぐ先に踏切があります。結局蛍池駅ではこれ以上のホームが延伸できず、10両編成の列車は全て通過していましたが、現在は宝塚本線での10両運転を廃止したため、ホーム有効長の心配をする必要がなくなってしまいました…。
この先、左を並走する大阪モノレール線と一緒に住宅街の中を北北西へ走ります(国道176号は離れた東側を並走します)。やがて大阪モノレール線が宝塚本線をオーバークロスして右側を並走するようになると右へカーブして進路を北寄りに変えます。その後、大阪モノレール線が右へカーブして分かれると池田市に変わり、大阪府道2号中央環状線と中国自動車道の高架橋をくぐります。その後も住宅街の中をしばらく北上すると市街地に入り、府道10号線をくぐって箕面線への連絡線が右へ分かれると石橋阪大前駅へと至ります。箕面線との乗換駅です。尚、現在は箕面線直通列車(定期列車)は運転されておらず、箕面方面へ行くには必ず石橋阪大前駅にてお乗換となります。
 
 
あとがき  
私が阪急電車の蛍池駅で下車(乗車)したのは1998年以降、何度もあります。乗り鉄と大阪空港利用が半々ですが、いずれも大阪モノレール線との乗換で利用しています。地平駅で南北方向に延びており、西側に隣接して高架のモノレール駅が設けられています。橋上駅舎を有しており、改札階はモノレール駅の改札階と同一フロアになっています。駅前はモノレール側の西口は再開発が進んでいて大きなビルが建てられていますが、阪急側の東口は昔からの住宅街が広がっています。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線の新快速・快速・普通に乗り換えて大阪駅で下車します。そして隣接する阪急の大阪梅田駅から宝塚本線の急行(普通も可。豊中行きを除く)に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、難波からですと地下鉄で梅田(大阪梅田駅)まで行き、以降は上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
(航空利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、コンビニは阪急駅構内および西口駅前にあります。一方、飲食店は一定数あるものの、気軽に入れるチェーン店は西口の再開発ビル「ルシオーレ」内にある「スターバックスコーヒー」のみです。コンビニはありますので、心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。阪急宝塚本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は蛍池駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:阪急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)