白楽駅【神奈川県】(東急東横線。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市神奈川区北部、港北区との境界近くの起伏に富んだ住宅街に位置する東急東横線の駅で、神奈川大学への公式な最寄駅であり、駅周辺は学生街として賑わっている、
白楽駅 (はくらくえき。Hakuraku Station) です。
 
 
駅名  
白楽駅 【副駅名:神奈川大学最寄駅】 (TY 18)  
 
所在地  
神奈川県横浜市神奈川区  
 
乗車可能路線  
東急電鉄:東横線  
 
隣の駅  
渋谷方……妙蓮寺駅  
横浜方……東白楽駅  
  
訪問・撮影時  
2021年7月  
 
 
白楽駅は地平駅ですが、地形の関係でホームの東側は崖になっていて、駅前が崖上になります。
そのため、戦前より橋上駅舎を有しています。東西に出入口があります。
東口に相当する正面口は橋上階2階に出入口があり、出入口から段差なく改札口へと移動できます。
尚、橋上駅舎は東西自由通路を兼ねているものの、白楽駅には改札内にしかエレベーターが設置されていないため、東西自由通路としてはバリアフリー非対応です。車いすで駅の東西間を移動するには約100m南の坂下にある踏切へ迂回する必要があります。
一方、神奈川大学側の出入口である西口からですと、上り渋谷方面ホームへ行くには一旦改札階まで上がって、入場後に1階ホームへ下る必要があり、おそらく混雑もしていたため、バリアフリー化も兼ねて2002年に2番線ホーム直結の西改札口が開設され、駅西側から上り線ホームへは上下移動なくアクセスが可能になりました。白楽駅には改札内にも各ホームから正面改札へ行くための跨線橋があり、エレベーターが併設されているため、西改札口から入場して改札内跨線橋のエレベーターを利用すれば、車いすで駅西側から下り横浜方面ホームに到達できます。健常者が駅西側から下り線ホームへ行くにはどちらの改札口を利用してもOKです。
 
 

 

写真は東口に相当する正面口です。上写真は南を、下写真は西を望む。
崖上を通る側道沿いに出入口が開口しており、段差なく橋上階2階へアクセス可能です。但し、出入口は車道に面しているため、出入りの際は通行する自動車や自転車などに注意が必要です。
駅舎に入って左側に正面口改札があります。右側はテナント店舗で、手前から「アトリオライト白楽(フィットネスジム)」「タリーズコーヒーKU白楽駅店」の順に入居しています。
用地の関係で正面口には駅前広場がありません。路線バスは乗り入れておらず、タクシー乗り場もありません。側道は乗用車が何とか通れる程度の幅ですが、対向車が来たら避ける箇所も少なくジ・エンドなので、車では通りたくない道路です。
 
 

正面口駅前です。南を望む。右手に正面口があります。
側道の右側には白楽駅があり、左側には商店が連なっています(白楽商店会)。側道は下り坂になっており、下り切った地点の右側に駅西側とを結ぶ踏切があります。
また、側道左側の建物の裏手は戦後に開発された住宅街になっており、丘陵地が開発されたため起伏に富んでいます。
尚、正面口とは言うものの、現在の駅前は西口の方が断然栄えているため、実質的にこちらの正面口側が「駅裏」になってしまっています…。
 
 

正面口(東口)駅前です。北を望む。左手に正面口があります。
側道の左に白楽駅があり、右側には商店が連なっています(白楽商店会)。こちらも側道は下り坂になっており、下り切ると線路と同レベルの高さになります。側道は正面口辺りが最も高くなっています。
また、右側の建物の裏手は住宅街です。
そして、東側に広がる住宅街の中をクネクネと東へ歩くと、2kmほどで横浜線の大口駅に到達します。
 
 

橋上駅舎2階にある正面口改札です。南を望む。左が正面口(同一階)、右前方が西口(1階。階段と上りESで連絡)です。
駅員はこの正面口のみに配置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、右から2番目が幅広通路(ワイド改札口)です。窓口に面した左端には狭幅の有人通路(点字ブロック設置)があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
また、改札内にはAEDも設置されています。
そして1階の各ホームとの間には階段とエレベーターが設置されています。左側が下り1番線方面、右側が上り2番線および西口方面です。
車いすですと、正面口から出入りする場合はこの正面口改札を利用する事になります。西口から出入りする場合は西口改札をご利用下さい。
トイレと多機能トイレは1番線ホームに設置されています。
尚、白楽駅構内に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは西口前の「ファミリーマート」になります。
また、写真後方には「タリーズコーヒー」と「アトリオライト白楽」があります。
 
 

 

こちらは事実上の正面口に相当する西口です。東を望む。
六角橋商店街が形成されている綱島街道から路地を東へ30mほど入った所に西口駅舎があり、初めてですと分かりづらいです。
駅舎出入口のすぐ先に西改札口があり、その手前の左側には正面口改札へ向かう階段と上りエスカレーターがあります。
西口駅舎も段差なく出入り可能です。
尚、用地の関係で西口にも駅前広場がなく、しかもこちらは駅舎前で自動車がUターンすることも不可能なので、間違えて入ってしまったらバックで引き返さなくてはなりません。まぁ、この駅前通りはひっきりなしに人が通っているので、車が入る余地がありませんが…。
西口側にも路線バスは乗り入れておらず(駅近くを通るバス路線自体がありません)、タクシー乗り場もありません。もし神奈川大学へタクシーで行かれる場合は六角橋商店街で流しのタクシーを拾うか、配車して六角橋商店街から乗車するかになります。
また、写真奥ですが、正面口の東側の丘陵上に建ち並ぶ住宅を望めます。
 
 

西口駅前です。西を望む。後方に西口駅舎があります。
駅前通りは幅が狭く、両脇には商店が立ち並んでいます。ラッシュ時は混み合うのでしょうね…。
約30m先、写真前方には旧綱島街道との十字路があり、そのままさらに50mほど直進すると港北区に入ります。
六角橋商店街や神奈川大学は十字路を左折です。
 
西口周辺は住宅街で、駅周辺や旧綱島街道沿いには商店が多いです。
こちらも起伏に富んでおり、坂道が多いです。
約300m北西の丘陵上には篠原園地が、約1.2km北西には岸根公園が、約1.3km北西には横浜市営地下鉄ブルーラインの岸根公園駅があり、約1km南西には神奈川大学(通称:神大【じんだい】)の通用門が、約1.1km南西には神大の正門があります。神大の正門へは南隣の南白楽駅からの方が若干近いですが(約1km)、白楽駅からのルートと比較して急な上り坂が存在するため、神大では白楽駅の方を最寄駅として案内しています。
 
 

西口の西側、駅前通りと旧綱島街道の交差点より南南西を望む。左手に白楽駅西口があります。
南へ延びる旧綱島街道沿いには商店街が形成されていて、賑やかです。約70m先の交差点を境に手前側が白楽商店会、奥側が六角橋商店街で、2つの商店街は連続しています。
これらの商店街は多くの神奈川大学生が通行するため、学生街の一面も持ち合わせています。
商店街をひたすら南へ進み、県道12号線を渡ってさらに西~南へ進むと神奈川大学横浜キャンパスに到達します。
 
 

 

西口駅舎にある西改札口です。上り渋谷方面2番線ホームに面しています。2枚とも概ね東方向を望む。
1階にあります。改札口手前の左側には橋上階にある正面口改札ならびに正面口方面への階段と上りエスカレーターがあります。エレベーターは改札内にしかありませんので、車いすでこちらから下り1番線をご利用の場合は西改札口を入ってからエレベーターでホーム間を移動して下さい。車いすで駅東側へ通り抜ける場合はこの橋上駅舎を利用できないため、約120m南の踏切へ迂回して下さい。
 
こちらの西改札口は駅員不在(無人)で、窓口もありません。改札内外にあるインターホンでの対応となります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、左から2番目が点字ブロック設置の幅広通路(ワイド改札口)です。インターホンは右端の壁沿いにあります。
改札口の右手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
そして改札を通るとそこは上り渋谷方面2番線ホームで、段差なく移動できます。
2番線に出て左側には橋上駅舎や下り横浜方面1番線ホームに通じる2階行き階段とエレベーターがあります。
トイレと多機能トイレは2番線にしかありませんのでご注意下さい。
 
 

下り1番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式と思われます。
東急の標準デザインで、下部のラインは東横線のラインカラー(赤)になっています。
駅ナンバリングも併記されています (TY 18)。
また、駅名標の下には副駅名「神奈川大学最寄駅」が表示されています。
 
 

 

白楽駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、北北東~南南西方向にホームが延びています。カーブ地点にホームがあります。
右ホーム(東)が1番線で下り横浜方面および横浜高速鉄道みなとみらい線方面、左ホーム(西)が2番線で上り渋谷方面および東京メトロ副都心線方面です。上下線でホームの位置が少しずれています(1番線が横浜寄り、2番線が渋谷寄り)。
ホーム有効長は10両分ですが、渋谷方(奥)の2両分は非常用に延伸された部分であり(非常時に10両編成の優等列車が停車した際に対応するため)、普段はこの2両分は柵により立入禁止になっています。ホームドアは通常使用する横浜方(手前側)の8両分に設置されています。
ホーム幅は全体的にあまり広くなく、各ホームの渋谷方および1番線の横浜方の端は結構狭くなっています。非常用の2両分は非常に狭いです。
上屋は横浜寄りの約4両分に設置されています(上下列車とも最前部と最後部および渋谷方の約3両は上屋からはみ出します)。雨天時に降車される場合は横浜方から2両目~5両目の車両にご乗車になって下さい。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。1番線にはトイレ・多機能トイレがあり、2番線には証明写真発行機があります。
そして各ホーム中ほどは橋上駅舎に覆われていて、2階に正面口改札があります。2番線の橋上駅舎から見て横浜寄りに面して西改札口があります。
写真は2枚とも2番線より渋谷方を望む。
 
 

 

2枚とも2番線より横浜方を望む。こちらの渋谷方は雨ざらしになっています。
結構カーブがきつくて見通しが悪いため、ホームドア設置前は終日にわたり係員が監視していました。
また、1番線(左)の左側は標高が高くなっていて、橋上駅舎の辺りで2階レベルの高さになります。
 
 

2番線より渋谷方を望む。
柵より先は立入禁止になっています。非常時に10両編成の列車が客扱いを行う際のみこの部分が使用されます。ホーム幅が狭くてホームドアもありませんので、もしここで乗降される事がありましたら、細心の注意を払う必要があります。
この先、右へカーブして比較的平坦な住宅街の中を北東へ走り、やがて左カーブが始まると港北区に変わります。その後も住宅街の中を走り続け、地下を通るJR東海道貨物線(相鉄・JR直通線が走行)の港北トンネルの真上を横切ると進路を北に変え、妙蓮寺駅へと至ります。
 
 

2番線より横浜方を望む。奥にはランドマークタワーがうっすらと見えます(分かりづらいですが…)。
すぐ先に踏切があります。また、ホームドアを設置した関係で、各番線とも横浜方の端の一部は立入禁止になっています。
この先、下り勾配で左へカーブして、盛土高架で住宅街の中を南南東へ走ります。その後は一旦地平を走るようになりますが、踏切を通過すると今度は上り勾配に転じて高架区間になり、東白楽駅へと至ります。
 
 
あとがき   
私が白楽駅で下車(乗車)したのは2021年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。各駅停車しか停まらない2面2線の駅で、橋上駅舎を有していますが、西口には上り2番線ホーム直結の改札口が追設されています。駅前は住宅街ですが、神奈川大学が控える駅西側は学生街が形成されていて、多くの通行人で賑わっています。
  
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)または埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線に乗り渋谷駅で下車し、東急東横線下り横浜方面の特急(Fライナー)・急行などの優等列車(『S-TRAIN』を除く)に乗り換えて菊名駅で下車、そして同じホームで待避している下り各駅停車に乗り換えて当駅下車です。新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線渋谷方面(東横線直通列車)に乗ってもOKです。各駅停車(元町・中華街行き)ですと時間はかかりますが乗換なしで当駅に到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅へ。横浜線の上り(東神奈川方面)快速or各停に乗り継いで1駅目の菊名駅で下車、さらに東急東横線の下り横浜方面各駅停車に乗り換えて当駅下車です。新横浜駅から近いため、こちらも余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前および駅近くに複数のコンビニがあります。一方、飲食店も西口側に多数ありますが、よそ者が気軽に入れるチェーン店はさほど多くありません(タリーズ、マック、松屋、ドトール、すき家、サイゼリヤなど)。まぁコンビニがありますし、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東急東横線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は白楽駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)