第1522回('22) 東海道本線三河地区の駅を降り鉄して在来線で帰宅       | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2022年夏は、5週連続で乗り鉄・降り鉄を実行しました。
最後とな5週目はお盆休みで、8月11日~14日の3泊4日の日程で、関東地方と東海地方の乗り鉄・降り鉄を実施しました。新型コロナウイルス感染の第7波の真っ最中でしたが、3回目のワクチンを打っていた私は感染対策を徹底した上で今回の旅行を敢行しました。
関東地方では近年中に6両編成から5両編成に短縮され、それに伴いホームの立入禁止エリアが増加すると思われる東武アーバンパークライン(東武野田線)の降り鉄が中心になり、東海地方では飯田線の全駅訪問へのチャレンジをいたしました。
また、全体的に天候には恵まれたものの、3日目には台風8号が東海地方と関東地方を襲ったため、予定変更を余儀なくされました。
 
今回は最終4日目、8月14日後半の内容です。
飯田線を全駅制覇して豊橋駅に戻り、今度は東海道本線の愛知県三河地方の未訪問駅を可能な限り降り鉄していきました。そしてこの日は『青春18きっぷ』を利用していたので、刈谷駅からはJR東海とJR西日本の新快速を乗り継いで兵庫県加古川市にある自宅へと帰りました。よく考えると刈谷から加古川まで在来線で乗換1回なのは凄いです。まぁ4時間かかりましたが…。
  
今回の日程  2022年8月14日  (日)   【後半】     
  
豊橋1328(東海道本線)1349三河三谷1420(普通)1424三河塩津1455(普通)1501幸田1531(普通)1534相見1604(普通)1617西岡崎1648(普通)1702刈谷1809(新快速)1939米原1954(東海道本線→山陽本線・新快速)2214加古川    
  
【帰宅】     
     
飯田線列車で豊橋駅入りしました。豊橋駅では改札を出ずに13時28分発の東海道本線【東海道線】下り普通・岐阜行きに乗り継ぎました。車両は315系導入による置換対象になっている311系4連で、製造から30年以上が経過してさすがに疲労感が出ていました。ただリニューアルすればまだまだ使えそうで、廃車後はJR四国や伊豆箱根鉄道駿豆線にでも譲渡……と勝手に思ってしまいますw 名古屋のみならず蒲郡へも後から発車する快速が先着するため車内はガラガラで、私は最後部車両の転換クロスシート窓側席に座りました。
 
 

 
岐阜行きは定刻に豊橋駅を発車しました。道中は車窓風景を眺めていましたが、やはり東海道本線は飯田線と違いスピードが速いです。飯田線も東海道線との並行区間は線形がいいのですが、名鉄に速度を出させないため85km/hに制限していて、結果として飯田線自身の首を絞める結果になっています。東海道線はこの区間で120km/hを出すことが可能です。飯田線が離れると西小坂井駅に到着し、いきなり快速を待避しましたが、ダイヤを工夫して普通の豊橋駅発を快速の後にすれば…と思ってしまいました。また、西小坂井駅は2020年に訪問済みなので、今回は駅を出ませんでした。快速の通過後に発車し、その後も車窓風景を眺めながらの道中でした。「ラグーナテンボス」の最寄駅である三河大塚駅での乗降はほとんどなく、車内はガラガラのままでした。そして私は蒲郡市街東部に位置する三河三谷駅で下車しました。
 
 

 
三河三谷駅は相対式ホーム2面2線で、南側(海側)に駅舎があります。一部の快速列車が停車する駅ですが、集中旅客サービスシステムを導入した無人駅です。駅前は住宅街が広がっていますが、有名な三谷温泉は駅から1.5km~2kmほど南東の三河湾沿いで、徒歩でのアクセスは少々しんどいです。
 
 

 
三河三谷駅では14時20分発の普通・岐阜行きに乗車しました。今度は313系4連で、乗り込んだ最後部車両は半分ほどの席が埋まっていました。私は空いている転換クロスシート窓側席に座り、水分補給をしながら蒲郡市街や蒲郡駅から並走する名鉄蒲郡線などを眺めました。そして私は三河三谷駅から2駅目の三河塩津駅で下車しました。三河塩津駅は相対式ホーム2面2線でカーブ地点にあり、ホーム幅が狭いです。東端部に簡素な橋上駅舎を構えており、無人駅です。南隣には名鉄蒲郡線の蒲郡競艇場前駅があり、実質的に同一駅です。三河塩津駅は競艇観戦客のために開設された駅と言っても過言ではなく、南側にはボートレース蒲郡(蒲郡競艇場)があります。三河塩津駅開設により名古屋方面からのアクセスが格段に便利になった一方、名鉄の蒲郡競艇場前駅利用客が相当数減少したとも言われています。尚、この日は開催がなかったのか(ボートレース蒲郡は普段もナイター開催です)、他場の舟券を購入すると思われる人がちらほら見られた程度です。駅前に警備員はいたのですが…。
 
 

 

 
三河塩津駅からは14時55分発の下り普通・岐阜行きに乗車。313系3連×2で、315系導入により中央線(神領区)から東海道線(大垣区)へと移籍した編成と思われます。私は最後部車両の転換クロスシート窓側席に着席しましたが、車内は空いていました。ここでも道中は車窓風景を眺めて過ごし、2駅先の幸田駅(こうだえき)で下車しました。幸田駅は一部の快速停車駅で、島式ホーム1面2線プラス上下側線です。東側に駅舎があり、駅前には住宅街が広がっています。幸田町(こうたちょう)の中心部はもう少し北側にあります。また、西側には東海道新幹線が見えました。
 
 

 

 
幸田駅では15時31分発の普通・岐阜行きに乗りました。311系4連で、乗り込んだ最後部車両はガラガラでした。転換クロスシート窓側席に座り、車窓風景を見ながら水分補給を済ませ、自駅の相見駅で下車しました。2012年に開業した新駅で、相対式ホーム2面2線の上に橋上駅舎が乗っかっています。集中旅客サービスシステム導入の無人駅です。駅前は区画整理されており、整然とした街並みになっていますが、お盆休みだからなのか人通りが少なく閑散としていました。
 
 

 

 
相見駅からは16時04分発の普通・岐阜行きに乗車しました。313系4連で、最後部車両の空いている転換クロスシート窓側席へ。ほとんどの窓側席が埋まっていました。道中は車窓風景を眺めて過ごしました。次駅の岡崎駅では降り鉄せず、そのまま電車に乗り続けました。新快速を先に行かせてから岡崎駅を発車し、その後も矢作川などの車窓風景を眺めました。そして私は西岡崎駅で下車しました。1988年開業の新駅で、名鉄名古屋本線の矢作橋駅がそう遠くない北側にあります。2面2線で橋上駅舎、集中旅客サービスシステム導入駅でしたが、この駅の改札口にはフリーで通れる元有人通路がなく、名鉄の駅集中管理システム導入駅と同じく、全て自動改札通路でした。そのため、『青春18きっぷ』ではそのまま出場することができず、カメラ付きインターホンでオペレーターとやり取りして出場しました。駅前は住宅地で、南北にロータリーがあります。
 
 

 

 
駅前散策後は再びオペレーターに18きっぷを提示して入場しました。西岡崎駅からは16時48分発の普通・岐阜行きに乗車。313系4連で、最後部車両は空いていました。私は転換クロスシート窓側席に腰掛けて、水分補給をしながら車窓風景を眺めました。次は安城駅ですが、もう時間的に訪問できる駅が限られているため、次の訪問駅を刈谷駅に決定し、安城駅など途中停車駅を全てパスしました。普通列車は乗客が少ないまま各駅に停車していき、17時02分に刈谷駅に到着、私は下車しました。刈谷駅で普通列車は新快速を待避していました。
刈谷駅は島式ホーム2面4線の地平駅で、南隣に名鉄三河線の駅が並んでいます。橋上駅舎を有しており、さすがに有人駅でした。駅前散策は3年前(2019年)に名鉄線の刈谷駅を訪問した際に行っていたのですが、3年が経過しているため、改めて北口~南口の順で駅前を観察しました。夕方でしたが日曜日だったので駅近くにある豊田自動織機、デンソー、アイシン精機といったトヨタ系の各企業が休みで、駅前は人通りがあまり多くありませんでした。
 
 

 

 
刈谷駅訪問をもちましてこの日の降り鉄を終了とし、これから兵庫県の加古川へ帰るのですが、その前に腹ごしらえを……と思い、駅前のペデストリアンデッキでスマホを使って検索すると、気軽に行ける店が意外と少なく、最も近くて早く済ませれそうな店は、南口駅前の「みなくる刈谷」内にある「スガキヤ」でした。「スガキヤ」は昼に食べていたのですが、あまり夕食に時間をかけたくなかったので、今回は2食連続の「スガキヤ」を選択しましたw 店はガラガラだったのですぐ食べることができました。昼とは違うメニューで、普段は頼まない「ざるラーメン」(410円)を食べましたが、それだけでは少ないので五目サラダセット(290円)を付けました。また、昼はデザートを食べられなかったので、今回は最後に食べましたww それでも20分程度で食事を終えられました。
 
 

 

 
食事後は刈谷駅へと戻り、有人改札で『青春18きっぷ』を提示して再入場。今回は18きっぷを使っているので、加古川へは在来線で帰ることにしました。少し待って、18時09分発の下り新快速・米原行きに乗車しましたが、米原まで行く列車は少なく、何としてもこの電車に乗りたかったので、夕食を急いだ次第です。車両は313系2連+4連で、私は先頭車両(2連側)へ。2連はドア横や車端部も含めて全ての席が転換可能な5300番台でした。車内は満席でしたが私は空いている転換クロスシート通路側席に座り、道中はスマホを操作しつつ外の景色も眺めました。名古屋市内に入り、金山駅で窓側席の男性が下車したので私は窓側へと移動し、以後は車窓風景を眺めて過ごしました。金山駅と名古屋駅で大半の乗客が入れ替わりましたが、名古屋発車時点で立客がいたものの、さほど混雑していませんでした。尾張一宮辺りでは夕立に見舞われましたが、木曽川を渡って岐阜県に入ると雨は止みました。
 
 

木曽川~岐阜にて。笠松競馬場の厩舎脇を走ります。
 
岐阜駅では乗車客が多く立客も増加しましたが、西岐阜駅からは少しずつ減少し、大垣発車時点では通路側席に空席が目立つようになりました。また、大垣を過ぎて関ヶ原越えの山間部に入ると完全に暗くなり、沿線に明かりも少ないので車窓風景がほとんど見えなくなったので、ひたすらスマホを操作していました。そして新快速(岐阜から各駅停車)は滋賀県に入り、定刻の19時39分に終点の米原駅に到着しました。特急『しらさぎ』などが停車する中央ホームの5番のりばに入線しました。
 
 

 
米原駅では19時54分発の下り新快速・網干行きに乗り継ぐのですが、対面乗換ではなく、隣ホームの3番のりばからの発車なので、跨線橋を渡りました。しかし、米原駅において西行きの乗換は急がなくても着席可能な場合が多いため、ここでは「米原ダッシュ」は発生しませんでした。逆方向(東行き)ですと車両数が減少しますので座席争奪戦が繰り広げられると思いますが…。今回は急がずに移動しても、難なく転換クロスシート窓側席をゲットできましたw 網干行きは223系8連+4連で、後方4両が敦賀駅からやって来て、当駅にて前8両を増結する形でした。私は先に停車していた前方8両の先頭1号車に乗り込みましたが車内はガラガラで、転換クロスシート窓側席を確保しました。発車時刻になっても1号車の乗客は少なかったです。
 
 

 
網干行きは定刻に米原駅を発車し、暗闇の中を駆け抜けていきます。私はスマホを操作していました。滋賀県内では停車駅ごとに少しずつ乗客が増え、草津駅からは先は半分以上の座席が埋まり、私の隣にも男性が着席しました。京都駅で満席になりましたが、私は急に睡魔に襲われて眠ってしまいました…。目が覚めたのは西明石駅停車中で、半分が空席になっていました。その後も睡魔の闘いながらの道中になりましたが、何とか堪えて定刻の22時14分に到着した加古川駅で下車しました。
 
 

 
下車後は有人通路から出場し、もう遅い時刻だったのでそのまま帰宅しました。
これにてお盆休みの3泊4日乗り鉄旅行は終了しました。台風で予定変更を余儀なくされたのは残念でしたが、予定を変更して台風の直撃を免れることができ、乗り鉄を続けられました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:Wikipedia)