深川駅【北海道】(函館本線、留萌本線。2015年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
北海道中西部、石狩平野北端部に位置する深川市の中心市街地に位置する函館本線と留萌本線の接続駅で、以前は深名線との接続駅でもありましたが、留萌本線の前途は厳しく、近い将来に函館本線の単独駅になってしまう可能性が非常に高くなっている、
深川駅 (ふかがわえき。Fukagawa Station) です。
 
尚、写真は2015年撮影で、やや古いです。現在は変化が生じていると思われます。ご了承下さい。
  
  
駅名  
深川駅 (A 24)  
 
所在地    
北海道深川市    
 
乗車可能路線  
JR北海道:函館本線留萌本線  
      
隣の駅  
函館本線  
函館方……妹背牛駅  
旭川方……納内駅  
  
留萌本線  
石狩沼田方……北一已駅     
  
訪問・撮影時  
2015年9月     
 
 

 

駅形態……………地平駅(南側に駅舎・改札口あり)。
駅舎………………1960年改築の2階建て(改札口は1階)。
出入口……………南側のみ。北側とは駅舎東側にある跨線橋(バリアフリー対応)で連絡。
バリアフリー……6番線を除き対応済み(跨線橋にエレベーターあり)。
点字ブロック……駅舎内~ホーム間のみ設置。
駅前広場…………南北にロータリー有。バス停留所・タクシー乗り場は南口のみ。
 
駅舎は半世紀以上現役で、年季が入っています。2階は駅事務室と思われます。
ロータリー内には巨大なモニュメントが設置されています。
写真は2枚とも北を望む。
 
 

 

駅前です。南を望む。
駅前広場左側に深川市経済センターと交番があります。
駅南側は深川市の中心市街地で、周辺には商店が立ち並んでいますが、深川市の人口は2万人を切っており、活気に欠ける印象です。
奥に延びる駅前通り(道道284号線)は電線が地中化されており、スッキリとした景観になっています。
約1.1km東に深川市役所があります。
また、駅前通りを約750m南へ進むと石狩川の深川橋へと差し掛かります。石狩川は東から西へ流れています。
 
一方、駅北側は「駅裏」で、住宅地は形成されていますが、商店は少ないです。
 
 

改札口です。北を望む。後方に出入口があります。
 
駅員配置………あり(直営駅)。
自動改札機……あり(但し、『Kitaca』エリア外)。
幅広通路………あり(有人通路のみ)。
有人通路………あり(点字ブロック設置)。
窓口……………あり(改札窓口と『みどりの窓口』があります)。
自動券売機……あり(右側)。
自動精算機……なし(改札窓口で精算して下さい)。
トイレ…………改札外(駅舎内。車いす対応トイレあり)。
付帯設備………左側に待合室(オープン式)と深川物産館連絡口あり。 
売店……………なし(以前はキヨスクがありました)。  
コンビニ………なし。
 
改札の先は1番線ホームです。3・4番線と6番線へは1番線に出て右側にある跨線橋で連絡していますが、6番線のみエレベーターがありません。
 
 

待合室です。北西を望む。右手に改札口があります。
ベンチが多数置かれています。左手に深川物産館への連絡口があります(駅外からも出入り可能)。
キヨスクは2016年に閉店しました。現在も飲料自動販売機は置かれていると思われます。
 
 

4番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯です。
JR北海道の標準デザインで、右側の隣駅は函館本線の妹背牛駅と留萌本線の北一已駅が併記されています。
駅ナンバリング「A 24」も併記されています。
それにしても、深川駅は難読駅に囲まれていますw
 
 

6番線に設置されている吊下式駅名標です。
こちらの6番線は深名線列車も使用していたと思われますが、現在は留萌本線の列車しか発着しません。
そのため、隣駅は左側の旭川方が空欄で、右側は留萌本線の北一已駅しか記載されていません。
 
 

 

駅構造……地平駅(西南西~東北東方向)。
配線………単式ホーム2面、島式ホーム1面、計3面4線。
 
駅舎に面した左(南)の単式ホームが1番線で函館本線上り札幌・函館方面、中線の2番線を挟んで中央の島式ホームは左が3番線で函館本線下り旭川方面(主に特急列車が発着)、右が4番線で函館本線下り旭川方面(主に普通列車が発着)および留萌本線下り留萌方面(大半の列車が発着)です。そして中線の5番線を挟んで右端(北)の単式ホーム左側が6番線で留萌本線の一部列車が発着します。かつて6番線は島式ホームで、反対側(右側)に7番線がありました。1995年に廃止された深名線の列車は6・7番線に発着していたと思われます。また、旧7番線の右側には車庫や複数の側線があり、転車台も存在していましたが、現在は全て撤去され、跡地は北口駅前広場やジェイ・アール北海道バス深川営業所などに転用されています。
 
ホーム有効長……1番線、3・4番線は7両分、6番線は2両分(推測)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………主要駅だけに各ホームとも全体的に広い。
上屋(屋根)………1番線は函館方(奥)の約5両分、3・4番線は旭川方(手前)の約5両分、6番線は旭川方の1両弱分。 
ホーム上設備……ベンチ(1番のみ)、待合室(3・4番のみ。ベンチ有。空調有無?)、飲料自販機(1番、3・4番)。

各ホームの旭川方(手前側)に跨線橋があります(EVも併設されていますが、6番線のみ未設置)。 
跨線橋の先、1番線に面して駅舎・改札口があります。
 
上写真は1番線より、下写真は4番線より、いずれも函館本線・函館方、留萌本線・留萌方(現:石狩沼田方)を望む。
 
 

見づらいですが、6番線より函館本線・旭川方、留萌本線・終端方を望む。
右から1番線~6番線の順です。
6番線ホーム上屋の中央が一番高くなっているのは、かつて島式ホームだった名残です。このホーム左側に旧7番線や側線・車庫がありました。
尚、留萌本線の一部列車しか発着しない6番線は跨線橋にエレベーターが設置されず、バリアフリー化の波に取り残されました。
推測ですが、留萌本線が全線廃止されると、この6番線もお役御免になるかもしれませんね…。
 
 

 

上写真は4番線より、下写真は6番線より、いずれも函館本線・函館方、留萌本線・留萌方(現:石狩沼田方)を望む。
ホーム端から少し先で留萌本線が右へ分かれます。その地点の右側に保線基地があります。
 
函館本線はこの先、市街地や住宅地の中を西南西へ走りますが、やがて広大な田園風景の中を走るようになります。深川留萌自動車道をくぐってしばらくすると妹背牛町に変わり、右へカーブして右手に住宅地が見えてくると進路を南南西に変えてやや難読駅名である妹背牛駅(もせうしえき)へと至ります。
 
一方、留萌本線は函館本線と分かれると、広大な田園風景の中をひたすら北北西へ走り、難読駅名の北一已駅(きたいちやんえき)へと至ります。
 
 

 

 

上写真は4番線より、中写真は6番線より、下写真は1番線より、いずれも函館本線・旭川方、留萌本線・終端方を望む。
留萌本線は当駅が起点(終点)ですが、いずれの番線(中線を含む)も車止めはなく、旭川方面へ直通可能な配線です。
 
函館本線はこの先、市街地や住宅地の中を東北東へ走りますが、以前は途中で深名線が左へ分岐していました(分岐点付近の廃線跡は姿を消しています)。その後は田園地帯に入ると右へカーブし、一直線に東へ走ると難読駅名である納内駅(おさむないえき)へと至ります。
 
 
あとがき  
私が深川駅で下車(乗車)したのは2004年と2015年の計2度です。2004年は留萌本線の乗りつぶしのため、そして2015年は留萌本線の車窓風景撮影&お名残乗車をした際、乗換駅ゆえ必然的に下車(乗車)し、いずれの訪問回も改札を出ました。1990年代まで深名線も営業していた事もあり駅構内は広々としています。駅舎も古いですが2階建てで大きく、かつての栄華を偲ぶことができます。駅前は整然とした市街地ですが、あまり元気がない印象でした。もっとも、深川市は人口が2万人を切ってしまっており、ロードサイド店もあまり多くないのですが…。
  
東京からですと東北新幹線・北海道新幹線の『はやぶさ』~新函館北斗乗換で函館本線・室蘭本線特急『北斗』~札幌乗換で函館本線特急『カムイ』or『ライラック』、のルートで当駅下車です。早朝に出発しても夕方着が最速で、その日のうちに到達できても日帰り訪問はできません。最低1泊は必要です。
一方、大阪からですと新大阪駅から東海道新幹線で東京駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。早朝出発でも深川着は夜で、1泊でもほぼとんぼ返りになるので、2泊はほしいところです。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ「ローソン」がありますが、気軽に入れる飲食店はありません(飲食店自体は複数存在します)。心配な場合は事前に用意しておきましょう(冬期は事前に用意しておいた方が無難です)。
  
東京、大阪とも到達難易度が非常に高いですが、
函館本線および留萌本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は深川駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR北海道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)