伊勢崎駅【群馬県】(東武伊勢崎線。2013年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
群馬県南部の主要都市である伊勢崎市の市街地北部に位置する東武伊勢崎線の終着駅で、JR両毛線との乗換駅でもある東武鉄道最西端の駅、
伊勢崎駅 (いせさきえき。Isesaki Station) です。
 
尚、写真は2013年撮影で、やや古いです。
また、高架化直後に訪問したため駅前広場が整備されておらず、現在は変化が生じています。
そして、駅北口につきましてはJR駅の記事(簡易版)にて紹介いたしました。ご了承下さい。
  
 
駅名  
伊勢崎駅 (TI 25)  
 
所在地    
群馬県伊勢崎市   
 
乗車可能路線  
東武鉄道:伊勢崎線  
 
隣の駅  
浅草方……新伊勢崎駅    
 
乗換可能駅  
JR東日本:両毛線……伊勢崎駅まで徒歩3分  
 
訪問・撮影時  
2013年12月  
 
 

伊勢崎駅は高架駅で、北側JR線が2010年5月に、南側の東武線が2013年10月に高架化されました。
両社とも駅舎は高架下にあり、南北自由通路を介して南北の駅前と両社の駅舎・改札口が結ばれています。
南北自由通路の出入口に段差はなく、バリアフリーに対応しています。
 
写真は東武側の南口です。北を望む。2013年撮影。
当時は駅前広場の工事中でしたが、今は手前側にロータリーが2ヶ所整備されていて、中央に設置された通路を境に東がバス・タクシー用、西が一般車用です。
またロータリー前と駅出入口の間には屋根が設置されています。
 
 

南口駅前です。南を望む。2013年撮影。
当時はカラーコーンにより仮設のロータリーが形成されていました。今は中央奥に延びる歩行者用通路の左右にロータリーがあります。
駅南側は伊勢崎市の中心市街地北端部で、商店と住宅が混在していますが、現在は区画整理事業中で、空地が多いです。
右側には群馬県発祥のスーパー「ベイシア」があります。「ベイシア」は子会社に「カインズホーム」や「ワークマン」などがあります。
伊勢崎市街の中心部は約700m南の本町地区で、新伊勢崎駅からの方が近いです。本町地区には伊勢崎神社が鎮座しています。
また、伊勢崎市のランドマークである伊勢崎オートレース場は約3.8km西にあり、バス利用が賢明です。
 
一方、駅北側は住宅街が広がっており、商店は少ないです。
約1.5km北には遊園地や競技場などで構成されている伊勢崎市営の華蔵寺公園(けぞうじこうえん)があります。
 
 

高架下1階にある改札口です。西を望む。左が南口、右がJR線の改札口と北口です。
 
駅員配置………あり。
自動改札機……あり(『PASMO』などのICカードに対応)。
幅広通路………あり(右端。点字ブロック設置)。
有人通路………なし(自動改札の広幅通路を使用)。
自動券売機……あり(ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
出札窓口………不明。
トイレ…………改札内外(いずれも多機能トイレ併設。改札外は南口側)。 
売店……………なし。  
コンビニ………なし(JR線構内改札外にミニコンビニ「NewDays」あり)。
 
高架ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。
JR線との中間改札はありません。
 
 

分かりづらいですが、南側2番線、路線図・時刻表・構内案内が併設されている建植式駅名標です。
他駅の例からして電照式と思われ、その場合はバックライトがLEDと思われます。
東武鉄道の標準デザインで、現在は多国語表記に変わっていると思われます。
矢印は伊勢崎線系統のラインカラーである赤色が使用されています。
駅ナンバリング「TI 25」が併記されています。
 
 

 
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駅構造……高架駅(2階)。
配線………島式ホーム1面2線(概ね東西方向)。
 
左(北)が1番線、右(南)が2番線、いずれも上り太田、館林、久喜、北千住、浅草方面です。
種別・行先によるホームの使い分けはしていません。
 
ホーム有効長……7両分(8両弱)。運用列車は最大6両編成ですが、夜間滞泊で3連2本を縦列停車させるため。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………標準。
上屋(屋根)………終端方の約6.5両分。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機。
 
6両編成の列車は現在、1日1往復のみ運行される特急『りょうもう』のみです。
1番線の左(北)にはJR両毛線の伊勢崎駅が並んでいます。
 
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも浅草方を望む。
 
 

こちらは走行中の電車内より終端方を望む。
右が1番線、左が2番線です。1ばんせんの右にはJR線の駅があります。
手前のホームが狭い雨ざらしの部分には営業列車が停車しません。
撮影した2013年12月は高架化されて間もないため、まだ路盤やホームが新しい状態でした。
 
 

東武線の駅の北隣にはJR線のホームがあります。東武1番線より北を望む。
JR線は島式ホーム2面3線で、中線は両側にホームがあり、主に新前橋方面からの当駅折り返し列車が使用します。
伊勢崎線各駅から前橋・高崎方面へ向かうには両毛線へ乗換となります。
 
 

列車内より浅草方(東)を望む。
伊勢崎線は東武本線の最重要路線ですが、末端部の館林駅~伊勢崎駅間は単線区間が続き、ローカルムードが漂っています。
この先、右へカーブして両毛線と離れ、高架区間のまま市街地東部を南南東へ走ると新伊勢崎駅へと至ります。前述の通り伊勢崎市の中心市街地への最寄駅です。
 
 

 

上写真は2番線ホームより、下写真は1番線に停車中の電車内より、いずれも終端方(西)を望む。
ホーム端には係員詰所があります。遠方には浅間山が見えます。
現在、東武伊勢崎線を前橋や高崎方面へ延伸する構想は存在しないと思われます。前橋は両毛線があるので非現実的ですが、個人的には高崎への延伸が面白いと勝手に思っています。まぁ、群馬県はマイカー社会ですから、延伸の可能性はゼロでしょうねww  
 
 
以下は高架化工事による仮駅だった2011年訪問時の画像です。      
 
 

1番線ホームにて。浅草方を望む。



南口です。東武の駅舎は右奥でした。JRは既に高架化されていました。
 
 

 

東武の駅舎です。プレハブでした。
 
 

南口駅前です。昔の面影が残っていました。
 
 

改札口です。バリアフリー対応でした。
  
 

駅名標です。
 
 

終端方を望む。
 
 

浅草方を望む。
 
 

2番線終端部です。2番線は有効長が短かったです。
 
 

1番線終端部です。
 
 
以下は高架化以前、2007年訪問時の画像です。      
 
 

5番線ホームにて。浅草方を望む。当時の番線はJRからの連番でした。
 
 

 

駅舎です。レトロな駅舎が近年まで現役でした。
しかしこの駅舎はJRのもので、東武は駅を間借りする形でした。
 
 

改札口です。
JRと東武の共用でしたが、ICカードで東武に乗る際はホーム前の簡易改札機にもう一度タッチする必要がありました。
 
 

階段はJRのもので、東武のホームは階段右側を直進した先の切欠部です。
  
 

中間改札です。
当時はICカード簡易改札機が置かれていました。
浅草方を望む。
 
 

駅名標です。今とは微妙に違います。
駅ナンバリングはまだ導入されていませんでした。
 
 

地上駅時代も島式ホーム1面2線(頭端式ホーム1面2線)でした。
終端方を望む。
 
 

地平時代は東武駅の西側にJRのホームが延びていました。
改札付近より北を望む。



ホーム上には待合室もありました。
浅草方を望む。
 
 

ホームの浅草方には駅長事務室がありました。駅舎はJRが管理していました。
浅草方を望む。



5番線より終端方を望む。
 
 

4番線より終端方を望む。
 
 

浅草方を望む。すぐ先に踏切がありました。
JRは高架化工事が始まっていました。
 
 

 

 

終端方を望む。簡易改札機の先はJR構内でした。
 
 

4番線より終端方を望む。
東武駅が切欠構造ゆえ、4番線の先に両毛線の1番線(?)がありました。
 
 
あとがき  
私が東武線の伊勢崎駅で下車(乗車)したのは2007年、2011年、2013年の計3度です。いずれも東武伊勢崎線の乗り鉄をした際、終着駅ゆえ必然的に下車しています。2007年は昔ながらの地平駅、2011年は高架化工事による仮駅、そして2013年は真新しい高架駅と、訪問のたびに駅の姿が変化していました。現在は高架駅で、1面2線と小規模です。北隣にはJR線の駅が並んでいます。駅前は市街地北端部で、中心部は新伊勢崎駅の方からが近いですが、他の地方都市と同じく市街地の空洞化が顕著で、しかも群馬県は自家用車保有率が高いため、商業の中心地は郊外の幹線道路沿いに移動しています。
  
東京からですと浅草駅または北千住駅から東武伊勢崎線の特急『りょうもう』で太田駅まで行き、伊勢崎線の下り普通列車・伊勢崎行きに乗り換えて終点下車です。余裕で日帰り訪問が可能です。
一方、大阪からですと新大阪駅から東海道新幹線で東京駅まで行き、上越新幹線or北陸新幹線に乗り換えて高崎駅で下車。さらに両毛線直通列車の伊勢崎以遠行きに乗り継いで伊勢崎駅下車すぐです。概ね北千住経由より新幹線で高崎経由の方が伊勢崎駅に早く着きます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、JR駅改札外にミニコンビニがありますが、近くに通常のコンビニがありません(最寄りは約450m南東のセブンイレブン)。南口の西側にはスーパー「ベイシア」があります。また、駅前に気軽に入れる飲食店はありません。最寄りのチェーン店は北口の約500m北東にある「ステーキガスト」になります。まぁ事前に用意しておいた方が無難でしょう。
  
大阪からの到達難易度がやや高いですが、東武伊勢崎線を乗り鉄の際は、すぐに乗り換えたり引き返したりせず、ぜひ一度は駅を観察してみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)