区界駅【岩手県】(山田線。2006年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の『駅【簡易版】』コーナーは、
岩手県中部、宮古市西端部の高原地帯に位置する山田線の元主要駅で、東北地方で最も標高の高い駅であり(744m)、JR東日本において1日平均乗車人員が最も少ない駅(1人)である難読駅、
区界駅 (くざかいえき。Kuzakai Station) です。
 
尚、写真は2006年撮影で、古いです。現在は状況が変化しています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
区界駅 (駅番号なし)       
 
所在地  
岩手県宮古市 (旧・下閉伊郡川井村)          
 
乗車可能路線  
JR東日本:山田線        
 
隣の駅  
盛岡方……上米内駅    
宮古方……松草駅  
  
訪問・撮影時  
2006年5月  
 
 

2006年当時の駅舎です。
木造平屋建てで、北国ゆえにトタン屋根でした。当時は有人駅でした。
しかし2018年にCTC化により無人駅になり、2020年には待合室のみの簡素な駅舎へと建て替えられました。
 
駅に自動改札機や自動券売機はなく、『Suica』も利用できません。
 
駅前は民家が少なく、北上高地の高所ゆえに高原風景が広がっています。
駅の少し東側、国道106号線沿いには「道の駅区界高原」があります。
 
 

駅名標です。
JR東日本の標準デザインです。矢印中央は山田線のラインカラー(茶色?)が表示されています。
現在の盛岡方の隣駅は上米内駅ですが、当時は手前に浅岸駅と大志田駅がありました。両駅とも秘境駅として有名でした。
  
 

 

区界駅は相対式ホーム1面2線でしたが、2018年に合理化により右側の線路(旧上り線ホーム)が使用停止となり、1面1線の棒線駅へと退化しました。
現在は左側の旧下り線ホームに上下列車が発着・通過します。
左側に駅舎があります。
右の旧上り線ホームとは構内踏切で結ばれていましたが、写真のように長編成の車両が停車すると構内踏切を塞いでいました。
写真は宮古方を望む。
 
 

盛岡方を望む。
この先、区界峠を越えて盛岡市に入り、人っ気のない山奥を延々と走りながら盛岡駅を目指します。
次の上米内駅まで25.7kmあります。東京駅からですと横浜の新子安駅まで行ける距離ですw
 
 

宮古方を望む。
この先、閉伊川に沿って谷を東へ下り、三陸海岸沿いに位置する都市である宮古を目指します。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2006年       
  
鉄路のみで
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復不可 
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・なし (駅前の道の駅に売店あり)   
飲食チェーン店・・・なし (駅前の道の駅にフードコート、軽食コーナーあり)   
 
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、山田線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は区界駅でも途中下車されてみて下さい!
  
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)