八家駅【兵庫県】(山陽電鉄本線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県姫路市南東部、播磨灘近くに位置する山陽電気鉄道本線(山陽電車)の駅で、駅から西側には住宅地が広がっており、駅より東側は山地になっている、
八家駅 (やかえき。Yaka Station) です。
  
 
駅名  
八家駅 (SY 37)  
 
所在地  
兵庫県姫路市  
 
乗車可能路線  
山陽電気鉄道:本線  
 
隣の駅   
西代方…………的形駅   
山陽姫路方……白浜の宮駅  
 
訪問・撮影時   
2019年3月
 
 

八家駅は地平駅で、南側にある山陽姫路方面ホームの西寄り(駅の南西側)のみに駅舎が設置されています。
北側からアクセスするには駅のすぐ西(写真左)にある踏切を渡って南側へ回る必要があります。
駅舎はオープン構造の平屋建てで、駅舎右半分には居酒屋が入居しています。駅出入口に段差はありません。また、改札と各ホームの間にはスロープが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
ちなみに八家駅は無人駅です(係員の巡回あり)。
尚、八家駅には駅前広場が整備されていませんが、駅舎前に歩行者用のスペースが設けられています。車の侵入を防ぐためこのスペースにはプランターが設置されています。写真右側の歩道脇には道標の石柱があります。
また、駅前にバス停留所はありません。約80m南東の国道250号線沿いおよび約80m南の南北方向道路沿いにバス停が設けられています。
写真は東南東を望む。
 
 

駅前です。南を望む。左に駅舎があり、後方に踏切があります。左手には道標も写っています。
周辺は古くからの住宅地が広がっています。商店は前方で交差する左右方向(東西方向)の国道250号沿いを中心に点在しています。
また、すぐ右側(西側)を八家川が南へ流れています。八家川沿いに写真奥へ延びる道路を南下すると、1.4km少々で播磨灘沿いの河口付近にある木場ヨットハーバーに到達します。
そしてヨットハーバーに行くまでの途中で左折して木庭山などの北側を越えると八家駅から2.4kmほどで播磨灘沿いに鎮座する八家地蔵に到達しますが、八家地蔵は的形駅からの方が近いです(約1.9km)。
ちなみに瀬戸内海沿いにそびえ、桜の名所である木庭山には木庭神社があり、木庭山を含む3山は播磨灘(瀬戸内海)に向かって断崖になっており、小赤壁(しょうせきへき)と呼ばれています。
 
 

駅前です。北を望む。右に駅舎があり、前方に踏切があります。
駅北側も住宅地が広がっています。商店は少ないです。
また、駅東側は南北方向に山地が広がっており、南側は前述の木庭山や海沿いの小赤壁まで続いています。
 
 

改札口です。出入口より東南東を望む。八家駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
前述の通り、八家駅は無人駅です。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が2通路あり、左側が幅広通路です。右端は窓口ですが、シャッターが下ろされています。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
また、改札口の左手前には飲料自動販売機があり、自動券売機の右手前には公衆電話があります。
トイレは改札を通った先の右側にあります(多機能トイレなし)。
尚、八家駅構内に売店・コンビニはありません。駅の約130m西、国道250号沿いにコンビニ「ローソン」があります。
 
 

改札の先には構内踏切があり、渡らずに直進してスロープを登ると山陽姫路方面・山陽網干方面ホームで、左へ曲がって構内踏切を渡り、右側へ曲がりスロープを登ると西代・神戸方面ホームです。いずれもホームとの間に高低差がありますが、スロープで解消していて、バリアフリーに対応しています。但し、スロープの角度は急で、手すりがありませんので(側面の柵を代用可能です)、注意が必要です。
 
 

山陽姫路方面ホームの側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
山陽電鉄の標準デザインで、書体が新しいです。駅名標自体も取り替えられて間もない感じでした(2019年3月撮影)。
駅ナンバリングも併記されています (SY 37)。
 
 

 

八家駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、東南東~西北西方向にホームが延びています。
番線は設定されていません。
右(南)のホームが下り山陽姫路方面で、左(北)のホームが上り西代方面・神戸方面です。
ホーム有効長は4両分です。ホームドアはありません。ホーム幅は駅の規模に対して広いです。山電では小駅でもホーム幅が広い駅が多い反面、主要駅でホーム幅が狭い部分がある駅も見られます(比較的近年に6両化された駅では延伸部分が狭くなっているケースが多いです。大塩駅は橋上駅舎化の後に6両化されましたが、ホーム幅は狭いと思われます)。
上屋は各ホームとも中ほどから山陽姫路寄り(手前側)の1両弱分しか設置されていません。雨ざらしの部分が多いので、雨天時の乗降は要注意です。
各ホームとも上屋下待合所にはベンチがあります(姫路方面ホームには雨ざらし部分にもベンチあり)。
そして両ホームの山陽姫路方の端(後方)には構内踏切があり、下り線ホーム側(右後方)には駅舎・改札口があります。
上写真は構内踏切より、下写真は下り山陽姫路方面ホームより、いずれも西代方を望む。
 
 

こちらは下り山陽姫路方面ホームより山陽姫路方を望む。
向こう側のホーム端の先に駅舎・改札口があります。
改札から離れたホーム端でも一定のホーム幅が確保されています。
山電のホームではコンクリート床が多く使用されています。アスファルトはあまり使用されていないのではないでしょうか。
 
 

下り山陽姫路方面ホームより西代方・神戸方を望む。この先は山越え区間になります。
この先、右側を並走する国道250号と一緒に住宅地の中を東南東へ進みますが、やがて上り勾配になって住宅地が途切れ、山地に入ると左へカーブしてトンネルをくぐります。トンネルを出ると国道250号が右へ離れ、山並みも遠ざかると住宅地の中を東へ走り、的形駅へと至ります。
 
 

上り西代方面ホームより山陽姫路方を望む。
ホーム端に構内踏切があり、左側の山陽姫路方面ホームの先には駅舎があります。
この先、すぐに八家川を渡ると左へカーブしながら住宅街の中を走ります。そして針路を西寄りに取ると次第に住宅が密集してきて、朝夕ラッシュ時に直通特急が停車する白浜の宮駅へと至ります。「灘のけんか祭り」が開催される松原八幡神社への最寄駅です。
 
 
あとがき  
私が八家駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年7月全駅制覇)。白浜地区に広がる住宅地の東端部にある小駅で、構内踏切を有しています。駅東側には標高の低い山々がそびえています。播磨灘は南へ約1.5kmです。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で姫路駅まで行き、隣接する山陽姫路駅から普通電車に乗車して当駅下車です(直通特急は通過)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR神戸線の新快速に乗り姫路駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。あるいは阪神の大阪梅田駅から直通特急・山陽姫路行きに乗車して大塩駅まで行き、待避している普通・山陽姫路行きに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅の近くにコンビニはありますが、気軽に入れる飲食店はありません。最寄りの飲食チェーン店は約620m南西の「ガスト」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度はやや高いですが、山陽電鉄本線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は八家駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:山陽電気鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)