赤岩口停留場 (赤岩口駅)【愛知県】(豊橋鉄道東田本線【豊橋市内線】。2013年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県豊橋市の市街地東部に位置する豊橋鉄道東田本線【豊橋市内線】・本線の終着駅で、車両基地である赤岩口分区が併設されている愛知県最東端の私鉄駅、
赤岩口停留場 (あかいわぐちていりゅうじょう。Akaiwaguchi Station) です。
 
尚、写真は2008年または2013年撮影で、現在は状況が変化していると思われます。ご了承下さい。
 
 
電停名 (駅名)  
赤岩口停留場 (駅番号:13)
(※) 記事内では「赤岩口駅」「赤岩口電停」と表記する場合があります。  
 
所在地  
愛知県豊橋市 
 
乗車可能路線  
豊橋鉄道:東田本線【豊橋市内線】        
 
隣の停留場 (電停・駅)  
駅前方……井原停留場  
 
訪問・撮影時  
2008年11月、2013年6月
 
 

赤岩口電停は豊橋市街を東西に貫く多米街道(県道4号線)の中央部に設置されています。
西側(手前側)のみに出入口があり、赤岩口交差点の横断歩道から出入りする形になっています。出入口には段差があり、車いすでの利用は介助が必要になります(ホーム幅や利用可能車両にも制約がありますので要注意です)。
写真は終端方(東)を望む。
 
 

駅前です。走行中の車内より北東を望む。
赤岩口交差点にて撮影。左右方向の道路は多米街道です。
駅周辺は郊外の住宅地が広がっています。商店は多米街道沿いに点在しています。
駅の東約1.8kmに赤岩寺があります。
 
 

駅南側には車両基地である赤岩口分区があります。南を望む。
留置されている車両を道路から見ることができます。
 
 

駅名標です。非電照式です。
親会社である名鉄の駅名標デザインをアレンジしたタイプで、駅ナンバリングも併記されています(駅番号:13)。
右上には豊橋鉄道のキャラクターである「とよてっちゃん」が描かれています。
 
 

赤岩口駅は単式ホーム(安全地帯)1面1線で、東西方向にホームが延びています。
乗降とも同じホームを使用しますが、ホームが狭いので通行の際は注意が必要です。また、降車の際は右側の扉が開きます。
ホーム有効長は単車1両分、連接車1編成分ですが、乗降扉の位置の関係でやや終端方(奥側)に停車します。そのため、連接車(T1000形「ほっトラム」)は編成が終端方にややはみ出します(扉位置はホーム内に収まります)。
ホーム幅は非常に狭いです。車いすやベビーカーの通行も困難ですので、要注意です。
上屋はホーム中央部に設置されていますが、出入口部分は雨ざらしなので、雨天時は傘が必須です。
ホームが狭いため、ベンチすら設置されていません。
正式な出入口は駅前方(奥)のみです。出入口は赤岩口交差点の東側横断歩道に面しています。
また、左側には車両基地が見えます。
写真は北東側より西(駅前方)を望む。
 
 

こちらは南東側より西(駅前方)を望む。
南側からですと上屋部分の側壁があるためホームが見えづらいです。
手前では赤岩口分区への引込線が横切っています。
引込線の先には一般車両進入禁止の側道があり、沿道にはバス停留所が設置されています。尚、赤岩口駅に駅前広場はありません。
本道とバス道の間には歩道と公衆電話、そして赤岩口駅の待合室があります。
 
 

こちらが待合室です。西を望む。
簡素な小屋で、中にはベンチが設置されています。電車・バス共用の待合室になっています。
待合室の左にはバス停留所が、待合室の先には無料駐輪場が設置されています。
ホームは右側にあり、赤岩口交差点の横断歩道(信号機あり)を渡る必要があります。
 
 

こちらは南西側より東(終端方)を望む。
左側に出入口があり、右側に待合室と赤岩口分区があります。
 
 

駅前方を望む。左後方にホームがあります。
2駅先の競輪場前駅まで単線区間が続きます。
この先、住宅地の中を通る多米街道(県道4号線)の中央部を西へ走りますが、県道の幅員が狭いため、複線化は難しそうです。しばらく走ると赤岩口西交差点で右へカーブして進路を西北西に変え、引き続き住宅地の中を走ると左から運動公園前支線が合流して、井原駅へと至ります。
 
 

終端方を望む。
すぐ先で右側からの赤岩口分区引込線が合流し、少し先でレールが途切れています(車止めなし)。赤岩口分区へ出入庫の際は、終端部でスイッチバックする必要があります。
尚、これより先の延伸ですが、道路幅が狭いため現状では不可能です。
まぁ延伸構想も存在しなかったと思われますが、せめて約1.5km先の赤岩寺前まで延びれば……と妄想してしまいますww 
また、奥に見える山並みは愛知県と静岡県を隔てる山地で、多米街道は多米トンネルで多米峠を越えて静岡県湖西市北部に抜けます。
 
 
あとがき  
私が赤岩口電停で下車(乗車)したのは1999年、2008年、2013年の計3度です。1999年は市内線の乗りつぶしの際、2008年は市内線の単純乗り鉄の際、そして2013年は市内線の車窓風景撮影の際に、いずれも終着駅ゆえ必然的に下車しました。ホーム(安全地帯)は1面1線と小規模でしたが、駅南側に車庫があり、運転上の拠点駅になっています。駅前は市街地と郊外の境界のような風景で、住宅街が広がっていました。駅近くまで山並みも迫っており、約5km先の多米峠を越えると静岡県湖西市です。
 
東京からですと東海道新幹線で豊橋駅まで行き、東口ペデストリアンデッキ下にある駅前電停から豊橋鉄道豊橋市内線の赤岩口行きに乗車して終点下車です(他の行先の電車には乗らないで下さい)。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間…13時間程度)。
一方、大阪からですと東海道新幹線で豊橋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。名古屋~豊橋は新幹線の本数が少ないので、在来線または名鉄を利用してもOKです。こちらも余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間…13時間少々)。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店はありません。コンビニは約350m東に「ローソンストア100」が、約400m西に「セブンイレブン」があります。スーパーは約200m西に「フランテ館(ヤマナカ)」があります。そして最寄りの飲食チェーン店は約450m西の「ジョイフル(ファミレス)」になります。事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、豊橋鉄道豊橋市内線を乗り鉄の際は、赤岩口駅ですぐに引き返さずに、ぜひ一度は駅も観察されてみて下さい!
  
(参考:Google地図、Wikipedia)