第1440回('21) 久々に津山線を乗り鉄・降り鉄。青春18きっぷポスターに登場の誕生寺駅へ | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2021年7月31日、この日は『青春18きっぷ』を利用して、日帰りで岡山方面へ乗り鉄の旅に出かけました。もちろん新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上です。
目的の路線は津山線で、中間駅を降り鉄していきました。本数が少なくて回れた駅は少なかったのですが…。そして何より暑かったです…。
 
今回は前半の内容です。
早朝から津山線を乗り鉄するため、新幹線で岡山入りしました。そして前回訪問できなかった津山線の各駅を岡山方から下車していきましたが、朝の時間帯を過ぎると列車本数が減少したため、上下列車を併用してジグザグに降り鉄していきました。途中、牧山駅では近くにひまわり畑があったため見物に行きました。そして誕生寺駅は2021年夏シーズンの『青春18きっぷ』ポスターの舞台になった駅でした。
 
今回の日程 2021年7月31日  (土)   【前半】   
 
加古川535(JR神戸線)552姫路629(山陽新幹線・みずほ601号)650岡山701(津山線)708備前原740(普通)754牧山827(普通)833野々口915(普通)952誕生寺  
 
【後半へ続く】   
 
この日は4時に起きて、朝食を食べてから自宅を出発して加古川駅へ。この日は天気が良く、暑くなりそうでした…。加古川駅では『青春18きっぷ』に2回目のスタンプが押されて高架のホームへと上がり、少し待ってから5時35分発のJR神戸線下り普通・播州赤穂行きに乗車しました。西明石始発で、最新型の225系100番台、短い4連でした。JR各社で新型車両がロングシートを採用する中、JR西日本は転換クロスシートの車両を継続して導入しています。たまにしか乗らない私にとっては有り難いです。乗り込んだ最後部車両はそこそこ乗客がいましたが、窓側席が空いていたので着席して、道中は車窓風景を眺めていました。途中停車駅ごとに乗客が少しずつ増えましたが、窓側席が埋まる程度までしか乗車率が上がりませんでした。そして5時52分に電車は姫路駅に到着し、私を含む9割ほどの乗客が下車しました。
 
 

 
姫路駅で下車後、次の列車の時刻まで時間があったので駅前を撮影しました。夏場で既に明るかった事もあり、駅前から姫路城を眺められました。また、スケジュール的に津山線乗り鉄時、飲食店にありつけない事がわかっていたため、あらかじめコンビニで食料を調達しました。
 
 

 
その後は駅へと戻り、新幹線でワープすべく『みどりの券売機』で岡山駅までの乗車券と自由席特急券を購入しましたが、後に前売りの企画きっぷを買えば700円ほど安く利用できた事を知り、悔しかったです…。700円あれば昼食と飲料分の代金を浮かせることができたのですが…。まぁ後悔しても後の祭りでしたw きっぷを購入後は再入場して新幹線ホームへ。発車10分前に自由席乗車位置にたどり着きましたが、まだ誰も並んでいない乗車位置が複数ありました。私は1号車の位置に行きましたが、到着直前になっても列は長くなりませんでした。コロナ禍ゆえ乗客が減っていました。例年、夏の土日ですと行楽客が多くて、姫路からですと座れない事もありましたから…。
しばらく待っていると新大阪方から6時29分発の『みずほ601号』鹿児島中央行きが入線しました。N700系8連で、JR九州所属のR8編成でした。1号車自由席に乗り込むと、結構空席が多かったです。窓側E席にも空きがありましたが、私は3人掛けの窓側A席に座りました。姫路乗車組が全員座ってようやく窓側席が埋まる程度の乗車率でした。道中はトンネルが多かったものの、車窓風景を眺めていました。相生からは山陽本線より赤穂線の近くを走る区間の方が長かったです。そして市街地が現れるとJR九州のサウンドとともに到着の自動放送が流れ、6時50分に岡山駅に到着し、下車しました。在来線では難所ですが、新幹線ではわずか21分です。『18きっぷ』の旅ではワープする価値が高い区間で、過去に何度もワープしていますw 
 
 

 
岡山駅到着後は乗換改札を通って在来線の津山線ホームへと移動し、7時01分発の上り普通・津山行きに乗車しました。津山線は上り下りが起点終点と逆になっており、山陽本線などと向きを合わせるため岡山方面を下りにしたとの事です。車両は評判がよろしくない単行のキハ120形を2両つないだ編成で、私は1両目へ。ボックスシートが埋まっていたためロングシートに着席しました。私の乗車時は空席が結構あったものの、発車時にはほぼ全席が埋まりました。
列車は定刻に岡山駅を発車し、非電化の津山線を北上します。私は車窓風景を眺めていました。1駅目の法界院駅ではあまり乗降がなく、私も3月に下車したのでパス。発車後は左手の丘に「加計学園」と書かれたビル群(岡山理科大学)を見てから郊外の住宅地の中を走り、ほどなくして備前原駅に到着。私は下車しました。備前原駅は1面1線の小駅で、駅舎すらありませんでした。駅前は出入口のある西側こそ住宅地が広がっているものの、反対側の東側は田園風景で、すぐ先に旭川の堤防が見えました。
 
 

 

 
備前原駅からは7時40分発の普通・福渡行きに乗車。今度はキハ40形+キハ47形の2両編成でした。やはり津山線はキハ40系が似合いますw 津山まで行かない列車だからか車内はガラガラで、私は2両目(キハ47形)のボックスシート窓側席に腰掛けました。段々とローカル度が濃くなってきて、政令指定都市とは思えない風景になってきました。3月に下車した玉柏駅(たまがしえき)を過ぎると山間部に入り、旭川の渓谷に沿って険しい断崖区間を走ります。景色は素晴らしいですが、その分災害のリスクは高く、実際2000年代には落石により2度長期運休しています。しばし旭川を眺めていると列車は牧山駅に到着し、私は下車しました。私のほかに2名下車しました。牧山駅は断崖にある2面2線の駅で、当駅も駅舎がありません。また、駅から坂を下りた県道沿いに民家が数軒あるのみで、駅前も閑散としていました。
 
 

 

 
ところで、駅には「大久保のひまわり畑」と書かれたポスターがあり、見てみると旭川の対岸にあるようです。徒歩4分ほどで行けるようなので、次の列車が来るまでの間に立ち寄りました。一面がひまわりの花で、すべて太陽の方を向いていました。観光客も少なからずいました。毎年行われるかどうかは分かりませんが、来年も開催される場合は、会場には駐車場がほとんどないようなので、ぜひ津山線で訪問してみて下さい!
 
 

 
「大久保のひまわり畑」から牧山駅に戻ると、すぐに8時27分発の普通・津山行きがやって来て、乗車しました。キハ40形の2両編成で、私は先頭車両の空いているボックスシート窓側席に着席しました。乗車率は低かったです。道中は水分補給をしてから旭川などの車窓風景を眺めました。一旦旭川を離れて山越えをして、再び旭川に寄り添ってから右手に岡山が誇る菓子メーカーであるカバヤ食品の本社および岡山工場が見えてくると列車は野々口駅に到着しました。私はここでも下車しました。
野々口駅はガラス張りの簡易駅舎(待合室)を備える2面2線の駅で、駅前(西側)は山あいの住宅地でした。反対側の東側はカバヤ食品の駐車場になっていました。駅前散策もほどほどに駅舎に戻りましたが、ガラス張りだったので日光が遮られずにサウナ状態でしたw 暑かったので脱出して、ホームの日陰で次の列車を待っていました。
 
 

 

 
野々口駅では9時15分発の普通・津山行きに乗りました。キハ40形の単行で、それゆえに乗車率が高く、ボックスシート窓側席は全滅でした。仕方なくロングシートの人がいない区画に着席しました。列車は旭川やその支流である宇甘川に沿って北上します。金川、建部、福渡の各駅は3月に訪問したので今回はパスしました。福渡駅から先は旭川の支流である誕生寺川に沿って里山風景の中を北東~北へ走ります。スケジュールや列車ダイヤの関係もあり神目駅と弓削駅もパスして、9時52分到着の誕生寺駅で下車しました。下車したのは私だけでした。
 
 

 
誕生寺駅は1面1線の駅ですが、かつては反対側にもう1面1線あり、その形跡が残っています。駅舎は一見古いですが内部は新しく、古い駅舎をリニューアルしたのか、近年になって改築されたのか、不明です。また、誕生寺駅は2021年夏の『青春18きっぷ』ポスターの舞台になった駅で、誕生寺駅の待合室にもポスターが貼られていましたw 待合室で朝に姫路で買ったパンを取り出し、早目の昼食を済ませた後は駅前を軽く散策し、南側の踏切からはポスターに近いアングルを見つけてコンデジで撮影しました。
 
 

 

 

 
駅に戻ってからは、しばらく休憩してから10時54分発の普通・岡山行きに乗車しました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません   
 
 
(参考:Wikipedia)