妙典駅【千葉県】(東京メトロ東西線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県市川市南部に広がる住宅街の中に位置する東京メトロ東西線の駅で、快速は通過するものの車両基地である深川検車区行徳分室への出入庫線が分岐しているため運転上の主要駅になっており、駅前にはシネマコンプレックスを有する「イオン市川妙典店」がある東西線で最も新しい駅(2000年開業)、
妙典駅 (みょうでんえき。Myoden Station) です。
 
 
駅名  
妙典駅 (T 21)
 
所在地  
千葉県市川市 
 
乗車可能路線  
東京メトロ:東西線  
  
隣の駅  
中野方………行徳駅  
西船橋方……原木中山駅   
 
訪問・撮影時  
2020年3月
 
 

妙典駅は地下鉄の駅ながら高架駅になっていて、駅舎・改札口は高架下1階にあり、南北および東からアクセス可能で、改札外は南北の通り抜けが可能です。出入口に段差はありません。
写真は駅南東側に位置する東口(南側)です。西を望む。
右側に出入口がありますが、正式には駅の出入口ではなく、高架下に展開している東京メトロ系の商業施設「M'av みょうでん(マーヴ妙典)」の出入口で、50mほど先(前方)に東口の出入口があります。また、「マーヴ妙典」を通り抜ける事により改札に到達します。あるいは高架左側の側道をさらに前方へ歩いて南口から入っても到達可能です。また、東口は北側にも出入口が複数あります(「マーヴ妙典」の出入口を含む)。
後方には駅前広場や「イオン」があります。
 
 

高架下の「マーヴ妙典」です。南西を望む。左が南側出入口、右が北側出入口です。
飲食店などの専門店が立ち並ぶ「マーヴ妙典」の中を通り抜けると東口に到達し、さらに高架下を進むと改札口(写真かなり奥)に到達します。
改札の手前の左に南口があり、右に北口があります。
 
 

 

東口駅前です。上写真は北東を、下写真は南東を望む。上写真左側に「マーヴ妙典」の出入口があります。
上写真左の高架下には「マーヴ妙典」の店舗が写っています。
東口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
駅前広場を取り巻くようにショッピングセンター「イオン市川妙典店」と商業施設「妙典センタービル(下写真右)」があります。
また、駅から離れると住宅街が広がっており、マンションも多いです。
約700m北東を江戸川が流れていて、東西線の橋梁の北側には釣り船が多く係留されています。そして約1km東の江戸川沿いには東西線の車両基地である東京地下鉄深川検車区行徳分室があります。
 
 

こちらは南口です。北東を望む。左側に出入口があります。
南口は最も改札に近い出入口です。奥に東口(南側)があります。南口から入って北口や「マーヴ妙典」へ通り抜ける事も可能です。
尚、南口に駅前広場はありません。
 
 

南口駅前です。南東を望む。右後方に南口があります。
元々は駅前ではなかったため住宅街が広がっていて、近年まで農地も残っていましたが、駅開業後は商店や駐車場が増加しました。道路割は昔から整然としています。
右側約60mの高架沿いには白妙公園があります。
駅南側も住宅街が広がっていて、戸建住宅と集合住宅が混在しています。
そして2kmほど南下すると工場や倉庫が立ち並ぶ東京湾岸の港湾地区に到達します。京葉線や首都高速湾岸線、国道357号線が通っていますが、この付近の京葉線に駅はありません(さらに1.6km南西の市川塩浜駅が最寄駅になります)。
 
 

こちらは北口です。南西を望む。
左側に出入口があります。出入口前に「マーヴ妙典」のテナントであるコンビニエンスストア「ファミリーマート」があります。
左後方に東口(北側)があります。
尚、北口にも駅前広場はありません。
 
 

北口駅前です。北西を望む。
後方に東口(北側)があり、左後方に北口があります。
駅北側も整然とした住宅街が広がっていて、マンションや商店が混在していますが、少し進むと古い町並みが広がっていて、神社や寺院が多いです。
北口の約250m北西には市川市立行徳小学校があります。
そして北西(奥)へ8000mほど進むと旧江戸川に到達します。対岸は東京都江戸川区篠崎地区ですが、橋は架かっておらず、江戸川区へ行くには1km上流の江戸川水閘門へ迂回しなければなりません。妙典から見て東京は近くて遠いです(まぁ、東西線に乗れば10分弱で葛西駅へ行けますが)。
 
 

 

高架下1階にある改札です。上写真は西を、下写真は北西を望む。妙典駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
上写真左・下写真後方に南口が、上写真右後方・下写真右に北口、東口と「マーヴ妙典」があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が南方向・東方向とも各4通路、計8通路設置されていて、東方向の窓口に面した右端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。
東方向改札口の右手前には自動券売機があります。改札内にはトイレ・多機能トイレがあります。
そして3階にある各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されていますが、階段とESは2階踊り場を経由します。
下写真右前方、北口の右隣(改札外)にはコンビニ「ファミリーマート」があります。 
改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

A線1番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
ワイドタイプで、東京メトロの標準デザインです。隣駅も含めて平仮名、ローマ字が併記されています。
下部には東西線のラインカラー(スカイブルー)が表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (T 21)。
 
 

妙典駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、南西~北東方向にホームが延びています。
右ホーム(北西)の右が1番線(A線本線)、左が2番線(A線副本線)でともに西船橋・東葉高速線・総武緩行線方面、左ホーム(南東)の右が3番線(B線副本線)、左が4番線(B線本線)でともに大手町・中野・中央緩行線方面です。原則として停車列車は副本線の2番線・3番線に発着し、通過列車(快速系統)は本線の1番線・4番線を通過しますが、当記事一番上の写真のように1番線・4番線で客扱いする場合もあります。当駅終着列車は2番線を、当駅始発列車は3番線または4番線を使用します。当駅始発・終着列車は全て中野方面です。
有効長は10両分です。2020年3月時点でホームドアは未設置でした。今後設置されるものと思われます。2015年に1番線で大開口ホームドアの実証試験をしていた事があります。
ホーム幅は旅客流動を考慮してか、下車客が多くなる西船橋方面の1・2番線が狭く、乗車客が多くなる中野方面の3・4番線が広くなっています。
上屋は全10両分に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室が設置されています。
ちなみに発車メロディは、1・2番線が「A Day in the METRO」、3・4番線が「Beyond the Metropolis」です。
写真は2番線より中野方を望む。
 
 

2番線より中野方を望む。
各ホームの両端には詰所または事務所(3・4番線西船橋方のみ)があり、こちらの中野方の端には高架下にある乗務員事務室に通じる階段があります(関係者以外立入禁止)。また、すぐ先に2番線から3番線への片渡り線があります。
この先、高架区間のままマンションが立ち並ぶ住宅街の中を一直線に南西へ走り、やがて市街地に入ると行徳駅へと至ります。以前は深川検車区行徳分室を出入庫する列車が行徳駅始発・終着で運転されていましたが、2000年の妙典駅開業後は妙典駅始発・終着に変更となり、行徳駅ユーザーの着席率が下がってしまいました…。
 
 

 

上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも西船橋方を望む。
すぐ先に内側線から外側線への渡り線があり、内側線はそのまま深川検車区行徳分室への出入庫線になります。出入庫線の複線間には両渡り線があります。また、右端の4番線から右へも出入庫線が分岐します。そして。外側線が東西線の本線になります。
この先、高架区間のまま住宅街の中を北東へ走り、やがて緩やかに右へカーブしますが、同時に出入庫線は地平に下り、右へ急カーブして中野方面の本線(B線)をくぐって深川検車区行徳分室へ向かいます。4番線の右側へ分岐した出入庫線は高架のまま右へカーブして本線と分かれ、その後は地平に下って内側線からの出入庫線と合流します。
一方、本線は出入庫線と分かれるとすぐに江戸川を渡り、続いて地下を通る東京外環自動車道(C3)と国道298号線(東京外かく環状道路)をオーバーパスします。その後は一戸建て住宅が立ち並ぶ雑然とした住宅街の中を左へカーブしながら走ると船橋市に入り、原木中山駅(ばらきなかやまえき)へと至ります。
 
 
あとがき  
私が妙典駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅かつ東京メトロの全駅を制覇するべく下車しました。地下駅ではなく高架駅で、車庫への出入庫線が分岐しているため2面4線と構内が広いです。駅前は新駅らしく住宅街が駅近くまで広がっている反面、駅北東側には大きな商業施設があります。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行き電車に乗り、大手町駅で東西線の西船橋方面行きに乗り換えて(各停のみ。快速に乗ってしまった場合は浦安駅で後続の各停に乗り継いで下さい。また、東陽町行きには乗らないで下さい)、当駅下車です。または山手線で高田馬場駅or中央・総武緩行線で飯田橋駅まで行き、それぞれ東西線の西船橋方面(各停のみ)に乗り換えても到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。八重洲口、日本橋口から出場し、東西線の大手町駅から西船橋方面電車(各停のみ。快速の場合は浦安駅で後続の各停へ)に乗り、当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内と駅前にコンビニがあります。飲食店も駅前や「イオン」内にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ東西線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は妙典駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)