田尾寺駅【兵庫県】(神戸電鉄三田線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県神戸市北区北部に広がる神戸三田国際公園都市のニュータウン・藤原台の北端部に位置する神戸電鉄三田線の駅で、西宮市との境界が近く、西宮市側からの利用も見られる、
田尾寺駅 (たおじえき。TAOJI Station) です。
  
 
駅名  
田尾寺駅 (KB 23)
 
所在地  
兵庫県神戸市北区   
 
乗車可能路線  
神戸電鉄:三田線  
 
隣の駅  
有馬口方・新開地方……岡場駅  
三田方……………………二郎駅  
 
訪問・撮影時  
2018年5月 
 
 

田尾寺駅は地平駅で、岡場~田尾寺が複線化された1998年に橋上駅舎化されました。
東西に出入口があります。いずれもエレベーターが併設されており、バリアフリーに対応しています。
橋上駅舎は東西自由通路を兼ねています(すぐ北側に踏切があります)。
写真は南を望む。
 
 

写真は新たに正面口となった西口です。南西を望む。
西口は北側に階段出入口が、南側にエレベーター出入口と2階ペデストリアンデッキ直結の出入口があります。
階段の下部には美容室があります。
西口にはロータリーを有する駅前広場が整備されています。田尾寺駅に乗り入れるバス路線はありません。
 
 

西口駅前です。北西を望む。後方に西口があります。
駅西側は新興住宅地が広がっています。商店は少ないです。
右側には踏切があり、渡ると駅東側へ抜けられます。
また、以前の田尾寺駅周辺は田園や山林が広がっていましたが、開発により減少しました。しかし、駅北西側には山林が残っています。
 
 

こちらは西口(南側)です。北東を望む。
右側(南)にペデストリアンデッキ直結の出入口があります。
デッキは駅南側で三田線をオーバーパスする県道82号線の歩道に繋がっていて、また県道をくぐる事で駅南側(有馬警察署方面)へ抜けられます。
左側には前述の階段出入口があり、さらに左には踏切があります。
 
 

ペデストリアンデッキより駅西側を撮影。右手に西口出入口があります。
田尾寺駅はニュータウン「藤原台」の北端部に相当し、住宅街が南方向へ広がっています。岡場駅付近まで住宅街が連続します。
藤原台は山林を切り開いて造成されたため、起伏に富んでいます。
また、すぐ左側を県道82号が前後方向に通っていて、県道沿いにはロードサイドショップが立ち並んでいます。
そして、約250m南の線路沿いには兵庫県警有馬警察署があります。
 
 

こちらは東口です。北西を望む。単線時代は東側にホームと駅出入口がありました。
南側に階段が、北側にエレベーターがあります。
尚、東口にはロータリーがありません。
出入口の右側に踏切があり、渡ると西側へ抜けられます。
また、出入口の左側には県道82号の陸橋がありますが、東口には陸橋直結の2階出入口がありません。
 
 

東口駅前です。東を望む。右手に東口があり、左手に踏切があります。
駅東側は比較的平坦で、住宅地が広がっています。田園が残っており、複数の月極駐車場やコインパーキングが見られます。駅前に商店は少ないです。
また、県道82号を600m少々東へ進むと西宮市山口地区で、市境辺りには中国自動車道の西宮北インターチェンジと倉庫、物流施設が立ち並ぶ阪神流通センターがあり、その東側に山口地区の住宅街が広がっています。そのため、田尾寺駅を利用する山口地区の住民や流通センターへの通勤客も存在すると思われます。
ちなみに、駅周辺に「田尾寺」を名乗る寺院は存在しません…。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。北を望む。左が西口、右が東口です。
田尾寺駅は駅務遠隔システムが導入されている無人駅で、窓口は閉鎖されています。改札内外に乗車券確認用カメラ搭載のインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が4通路並んでいて、右から2番目が幅広通路です。左端は窓口に面しています。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージ可能です。
トイレ・車いす対応トイレ(いずれも男女別)は改札内にあります。
そして1階にあるホームとの間には階段・エレベーターが設置されています。
 
 

東口側より橋上階の西を望む。右前方に改札口があります。
田尾寺駅構内に売店・コンビニはありません。かつては右側に売店がありましたが閉店となりシャッターが下りていて、跡地には飲料自動販売機が置かれています。
ちなみに、西口の北側にコンビニ「セブンイレブン」があります。
また、通路左側には公衆電話、新聞自動販売機、コインロッカー、証明写真発行機があります。
 
 

1番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
新しいデザインで、自駅のみならず隣駅にも平仮名表記とローマ字表記が書かれています。
駅ナンバリングも併記されています (KB 23)。
 
 

田尾寺駅は島式ホーム1面2線の地平構造で、南南西~北北東方向にホームが延びています。
左(西)が1番線で下り三田・ウッディタウン中央方面、右(東)が2番線で上り有馬口・新開地方面です。
ホーム有効長は4両分ですが、三田方(奥)に2両分延伸可能なスペースが確保されています。但し、ホーム延伸の可能性は限りなくゼロに近いでしょうね…。
ホームドアはありません。ホーム幅は一定の広さが確保されています。
また、ホーム全体が上屋などに覆われていて、雨に濡れません(異常気象時を除く)。有馬口方(手前側)は直上に県道82号の陸橋があり、三田寄りの直上に橋上駅舎があります。
左側には西口のペデストリアンデッキが見えます。
写真は1番線より三田方を望む。
 
 

 

2枚とも1番線より有馬口方・新開地方を望む。
ホーム上にはベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室が設置されています。
また、三田方には橋上駅舎とを結ぶ階段(上写真前方、下写真後方)とエレベーター(両写真後方。ホーム端近く)が設置されています。
 
 

1番線より有馬口方・新開地方を望む。右前方に有馬警察署が見えます。
田尾寺~岡場の1区間は複線区間になります。1998年に複線化されました。
この先、左へカーブして住宅街の中を南下します。やがて右へカーブして高架区間になると藤原台の玄関口である岡場駅へと至ります。
 
 

三田方を望む。
これより先は横山駅まで単線区間が続きます。単線になる手前の1番線側には安全側線が設置されています。
この先、田園と住宅が混在した風景の中を北北東へ走りますが、丘陵地を走るため起伏に富んでいます。やがて左へカーブして北に進路を変えると中国自動車道をアンダーパスします。その後は神戸市内とは思えないほどの田園風景の中を北上して、有野川を渡ると三田線で一番ローカルな駅である二郎駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が田尾寺駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。島式ホーム1面2線で、小ぶりで綺麗な橋上駅舎を有しています。駅前は新興住宅地ですが、商店は少なく拠点性に乏しいからか、人通りが少なかったです。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線に乗り新神戸駅で下車、神戸市営地下鉄北神線に乗り換えて谷上駅まで行きます。さらに神戸電鉄有馬線~三田線の三田行き(種別不問)に乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR宝塚線の丹波路快速・快速・区間快速に乗車して三田駅まで行き、神戸電鉄三田線の新開地行き・鈴蘭台行き(種別不問)に乗車して当駅下車です。ウッディタウン中央行きには乗らないで下さい。あるいはJR・阪神・阪急で三ノ宮駅・神戸三宮駅まで行き、神戸市営地下鉄の谷上行き~神鉄の三田行きのルートでもOKです。三田経由の方がやや早いですが、運賃は三宮経由の方が割安です。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがあります。一方、気軽に入れる飲食店はさほど多くなく、500m以内にチェーン店は「ジョリーパスタ」「くら寿司」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。神戸電鉄三田線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は田尾寺駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:神戸電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)