大津京駅【滋賀県】(湖西線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
滋賀県の県庁所在地・大津市の市街地北端部に位置する湖西線の駅で、京阪石山坂本線の京阪大津京駅との乗換駅、そして琵琶湖も徒歩圏内である、
大津京駅 (おおつきょうえき。Otsukyo Station) です。
 
 
駅名
大津京駅 (JR-B 29)  
 
所在地
滋賀県大津市      
 
乗車可能路線
JR西日本:湖西線    
 
隣の駅 
山科方…………山科駅 (京都府)  
近江塩津方……唐崎駅  
 
乗換可能駅
京阪電気鉄道:石山坂本線……京阪大津京駅まで徒歩5分
 
訪問・撮影時
2017年6月  
 
 

大津京駅は高架駅で、高架下2階に改札口が、1階の南側に出入口があります。
1階と2階は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。1階に段差がありますが、階段とスロープで解消していてバリアフリーに対応しています。
また、出入口へは東西からアクセスできます。
写真は東口側より北を望む。
 
 

こちらは正面口に相当する東口です。北西を望む。
駅名看板が明朝体のようになっていますが、これはハトが文字の上にとまっているためですww
右側の2階に改札口があります。1階部分にはコンビニ「セブンイレブン ハートイン」とトイレがあります(多機能トイレはありません)。
さらに右側(北側)の高架下には駐輪場があります。
また、東口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

東口駅前です。南を望む。右手に駅出入口があります。
駅前は市街地ですが商店は少なく、住宅街といった感じです。マンションが多く、左後方にはタワーマンションがあります。
左側(東側)約300mにはショッピングセンター「イオンスタイル大津京」があります。
「イオンスタイル」の東側、琵琶湖岸にはかつてレジャー施設「紅葉パラダイス」がありましたが閉園になり、跡地が再開発されてマンションや商業施設になりました。
また、駅の約1km北東には大津びわこ競輪場がありましたが2011年に廃止となり、跡地には2019年に商業施設「ブランチ大津京」がオープンしました。その東側には柳が崎湖畔公園があり、琵琶湖の景色を楽しめます。
そして、右側(南西側)約150mには京阪石山坂本線の京阪大津京駅(旧:皇子山駅)があり、乗換が可能です。
約400m南の京阪石山坂本線沿いには皇子山総合運動公園があります。
 
 

こちらは西口です。北東を望む。
高架下に駅出入口があります。東口側へ通り抜ける事が可能です。
西口には駅前広場がなく、南側の駅前道路とを結ぶ通路があるのみです。完全に裏口といった印象です。
高架下や左側のスペースは駐車場になっています。
 
 

西口駅前です。西を望む。後方に駅出入口があります。
駅前こそ未開発ですが、周辺には住宅街が広がっています。商店は少ないです。
約100m先では京阪石山坂本線が左右方向(南北方向)に走っています。左側、湖西線をアンダークロスする位置に京阪大津京駅があります。
また、約200m西には皇子が丘公園があります。
そして写真奥には比叡山から続く、滋賀県と京都府を隔てる山並みが見られます。
 
 

高架下2階にある改札口です。北東を望む。大津京駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
後方には1階とを結ぶ階段とエレベーターがあります。
大津京駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています。
また、左側に『みどりの窓口』が写っていますが、現在は営業を終了して通話可能型指定席券売機『みどりの券売機プラス』に置き換えられています。
交通系ICカード『ICOCA』などに対応の自動改札機が5通路あり、窓口に面した左端が幅広通路で、有人改札を兼ねています。
自動改札機の右側には昔使用されていた改札ラッチが残っています。現在は手前にボードやパンフレットが置かれて目隠しされていますが、改札内からは丸見えです。
改札口から離れた左手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。ともにICカードチャージ可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内コンコースにあります。通常のトイレは東口側の高架下1階にもあります。
そして3階にある各ホームとの間には階段各2ヶ所とエレベーター各1基が設置されていて、バリアフリーに対応しています。
尚、コンビニは東口側の高架下1階にあります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

上り4番のりばに設置されている建植式駅名標です。電照式ではありませんが、反射板が使用されています。
JR西日本の標準デザインで、下部は湖西線のラインカラーかつJR西日本のコーポレートカラーである青色に塗られています。
尚、駅ナンバリング「JR-B 29」はこの駅名標には反映されておらず、柱に取り付ける縦型の駅名標に記載されています。
 
 

 

大津京駅は島式ホーム2面4線の高架駅で、南西~北東方向にホームが延びています。手前の近江今津方は若干カーブしています。
右ホーム(西)が右から1番のりば・2番のりばの順でともに下り近江今津・近江塩津方面、左ホーム(東)が右から3番のりば・4番のりばの順でともに上り山科・京都方面です。
内側の2番・3番のりばが主本線(通過線)で、外側の1番・4番のりばが副本線(待避線)です。
ホーム有効長は15両分ありますが、現状の停車列車は最長12両編成(新快速)であることから近江今津方(後方)の約2.5両分と山科方(前方)の一部は柵により立入禁止になっています。
ホームドアや昇降式ホーム柵は未設置です。また、国鉄の新駅だけありホーム幅はそこそこ広いです。
上屋はホーム中ほど(実際は近江塩津寄り)の約8両分に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室(各2ヶ所)が設置されています。
写真は2枚とも3番のりばより山科方・京都方を望む。
 
 

3番のりばより山科方・京都方を望む。3・4番のりばの端の立入禁止区域内には係員詰所があります。
この先、すぐに京阪石山坂本線をオーバークロスして高架区間で住宅街の中を南西へ走りますが、長等山(ながらやま)が近づいてきて全長3,037.5mの長等山トンネルに入ります。しばらくしてトンネルを出ると複々線である東海道本線【琵琶湖線】の内側線と外側線の間を高架で並走しますが、下り勾配になって京都府京都市山科区に入り、東海道本線と同じ高さになると合流して西へ走り、湖西線の起点駅である山科駅へと至ります。京阪京津線、京都市営地下鉄東西線と乗換可能です。
 
 

3番のりばより近江塩津方・敦賀方を望む。各ホーム端は立入禁止になっています。
この先、高架区間のまま緩やかに左へカーブしながら住宅地の中を走り、北へ進路を取ると左手に比叡山を眺めて走りますが、右手に琵琶湖はほとんど見えません。その後緩やかに右へカーブしながら住宅地の中を走行し、進路を北東に変えると唐崎駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が大津京駅で下車(乗車)したのは2017年の1度きりです。大津周辺を乗り鉄した際に下車しました。駅は国鉄後期に建設された標準的な高架駅で、ホームが長いのが印象的でした。駅前は東側がある程度再開発された市街地でしたが、西側はビルや商店が少なく比較的のんびりとした風景でした。
   
東京からですと東京駅から東海道新幹線に乗り京都駅で下車します。そして湖西線直通の普通・快速・新快速に乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR京都線の新快速に乗車して、湖西線直通列車の場合はそのまま当駅下車、琵琶湖線直通列車の場合は京都駅または山科駅で湖西線列車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅高架下と駅前にコンビニがあります。また飲食店は駅前には少ないものの、駅東側にある「イオンスタイル大津京」内に複数の飲食チェーン店があります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
  
東京からの到達難易度がやや高いですが、湖西線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は大津京駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)