善光寺下駅【長野県】(長野電鉄長野線。2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
長野県の県庁所在地である長野市の中心市街地北東端に位置する長野電鉄長野線の地下駅で、駅名が示すように善光寺が近く、善光寺への最寄駅であり、城山公園や城山動物園への最寄駅でもある、
善光寺下駅 (ぜんこうじしたえき。ZENKOJISHITA Station) です。
 
尚、写真は2009年訪問時のもので、現在は状況が変化していると思われます。ご了承下さい。
 
 
駅名
善光寺下駅 (N 4)  
 
所在地
長野県長野市    
 
乗車可能路線
長野電鉄:長野線    
 
隣の駅 
長野方………権堂駅  
湯田中方……本郷駅  
 
訪問・撮影時
2009年12月  
 
 

善光寺下駅に4ヶ所ある出入口のうち、北東側に位置する1番出入口です。
ちなみに善光寺下駅は地下駅で、地上線跡などを転用した南北方向に延びる長野大通り(長野市道)の東西歩道に2ヶ所ずつ出入口が設置されています。これらの出入口は公共地下道を兼ねていて、長野大通りを横断できます。
北東側が1番出入口、南東側(奥)が2番出入口で、通りを挟んで右側の北西側(写真右外)が3番出入口、南西側(写真右奥)が4番出入口です。
尚、全ての出入口が階段出入口で、また改札口とホームを結ぶ通路も階段しかなく、バリアフリー非対応で車いすでは自力で善光寺下駅を利用できません。駅をご利用の場合は事前に長野電鉄へお問い合わせ下さい。
地下1階に駅舎・改札口があり、地下2階にホームがあります。
写真は南(長野方)を望む。
 
  

出入口の南側、善光寺下駅交差点より北(湯田中方)を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は長野大通りで、地下を長野線が通っており、この付近の地下に善光寺下駅があります。
交差点の先、右側が手前から1番出入口、2番出入口の順、左側が手前から3番出入口、4番出入口の順にそれぞれ設置されています。
駅周辺は住宅街で、長野大通り沿いにはビルやマンション、商店が混在しています。
また、交差点を左(西)へ曲がると800m少々で善光寺の本堂に到達しますが、道幅が狭く車の量が多いので通行には注意が必要です。
 
 

善光寺下駅交差点南側より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は長野大通りで、地下を長野線が通っていて、後方にかけての地下に善光寺下駅があります。
また、後方に善光寺下駅交差点と各出入口があります。
駅南側も住宅街ですが、段々と市街地へ入っていき、商店やビルが増加します。
尚、1つ先の交差点手前には、長野大通りをくぐる淀ヶ橋横断地下道がありますが、善光寺下駅ホームからの非常用階段がこの地下道に通じています。
 
 

出入口北側(長野大通り西側)より南を望む。
大通りの左側には手前から2番出入口、1番出入口の順に設置されていて、右側には手前から4番出入口、3番出入口の順に設置されています。
各出入口の前方には善光寺下駅交差点があります。
長野大通りはカーブしていますが、かつての地上線も現在の地下線も同じようにカーブしています。
 
 

上写真とほぼ同一地点にて北北東を望む。後方に各出入口と善光寺下駅交差点があります。
長野大通りはこの先、左へカーブしますが、旧線跡および現在線は右へカーブしていました。
奥に写っている大きな木の向こう側へ旧線跡と現在線は進んでおり、右へカーブした先で現在線は地下トンネルを出ます。
 
また、駅北側は住宅街ですが、商店は少ないです。
そして、約700m北西、善光寺の東側には城山公園があり、園内に長野県立美術館(旧:長野県信濃美術館・東山魁夷館)もあります。
城山公園の東側には長野地方気象台と長野清泉女学院中学校・高等学校があり、城山公園の北約350mには城山動物園があります。
 
 

地下1階にある改札口です。南を望む。後方のやや離れた位置に各出入口があります。
善光寺下駅は有人駅です。
自動改札機はなく、全て有人改札での対応で、改札ラッチが設置されています。2009年時点で全通路が車いすが通れない幅となっていました。
また長野電鉄ではICカードが導入されていません。
改札口の右端とその手前には窓口があり、さらに手前には自動券売機があります。
コインロッカーはありませんが、窓口では手荷物一時預かり業務も行っています。1荷物1日300円です。軽装で善光寺参拝などを楽しめます。
改札口の左手前にはベンチが置かれています。トイレは改札内にあります(多機能トイレなし)。
そして地下2階にある各ホームとの間には階段のみが設置されています。
尚、善光寺下駅構内に売店・コンビニはありません。駅前の善光寺下駅交差点西側にコンビニ「セブンイレブン」があります。
 
 

上り2番線の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
長野電鉄の標準デザインで、小田急の旧デザインと似ています。
現在は駅ナンバリング「N 4」が追加されていると思われます。
 
 

善光寺下駅は相対式ホーム2面2線の地下構造(地下駅)で、南北方向にホームが延びています。ホームは地下2階にあります。
右(西)が1番線で下り湯田中方面、左(東)が2番線で上り長野方面です。
ホーム有効長は不明ですが、少なくとも20m車3両分はあります。ホームドアはありません。ホーム幅はやや狭いです。
各ホームにはベンチが設置されています。
そして各ホームとも後方の湯田中方には地下1階改札階とを結ぶ階段があり、前方の長野方には前述の淀ヶ橋横断地下道に繋がる非常用階段があります。
写真は2番線より長野方を望む。
 
長野方はこの先、地上線跡などを転用した長野大通りの地下を南下し、市街地に入ると全列車停車駅である権堂駅へと至ります。
 
 

2番線より湯田中方を望む。
ホーム端には改札階とを結ぶ階段があります。また、ホームには洗面台(?)があります。
 
 

同じく2番線より湯田中方を望む。
この先、右へカーブして長野大通り地下を外れ、ほどなくして地上に出ると進路を東北東に変えます。その後は住宅街の中を地平区間で走り、左へカーブすると橋上駅舎を有する本郷駅へと至ります。
尚、長野電鉄長野線は起点駅である長野駅から郊外にある朝陽駅(あさひえき)までの間が複線区間になっています。
 
 
あとがき
私が善光寺下駅で下車(乗車)したのは2006年と2009年の計2度です。2006年は善光寺を参拝するために、そして2009年は長野電鉄の地上線跡を探訪するために、それぞれ下車しました。地方では珍しい地下駅でしたが、2009年の時点でリニューアルは行われておらず駅には昭和レトロ感が漂っていました。駅前は郊外の住宅街といった感じでしたが、善光寺方面の駅西側には古い町並みが広がっていました。
  
東京からですと東京駅から北陸新幹線で長野駅まで行き、長野電鉄長野線の普通列車に乗り継いで当駅下車です。新幹線効果もあり、余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:14時間弱)。
一方、大阪からですと新大阪駅から東海道新幹線で名古屋駅まで行き、中央西線特急『しなの』に乗り継いで長野駅下車。さらに長野電鉄長野線の普通電車に乗り継いで当駅下車です。ちなみに東海道新幹線から東京経由で北陸新幹線に乗り継ぐルートの方が早く到着するケースもありますが、運賃・料金の合計額が中央西線経由の倍近くになりますので注意が必要です。尚、金沢経由は在来線で時間がかかり過ぎて最速ルートにはなり得ません。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間:9時間弱)。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニはありますが、気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りの飲食チェーン店は約600m南、権堂駅前の「イトーヨーカドー」内にある軽食店の「ポッポ」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
  
東京、大阪とも到達難易度がやや高いですが、
長野電鉄長野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は善光寺下駅でも途中下車されてみて下さい!
そして善光寺へご参拝の際はぜひ長野電鉄長野線をご利用になり、善光寺下駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:長野電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)