鳴尾・武庫川女子大前駅【兵庫県】(阪神本線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県西宮市南東部に広がる住宅街の中に位置する阪神本線の駅で、以前の駅名は鳴尾駅でしたが、2019年10月1日に現在の駅名へと改称された、武庫川女子大学への最寄駅、
鳴尾・武庫川女子大前駅 

(なるお・むこがわじょしだいまええき。Naruo・Mukogawajoshidai-Mae Station) です。
  
 
駅名 
鳴尾・武庫川女子大前駅 (HS 13)
 
所在地
兵庫県西宮市  
 
乗車可能路線
阪神電気鉄道:本線  
 
隣の駅
大阪梅田方……武庫川駅  
元町方…………甲子園駅  
 
訪問・撮影時
2020年6月 
 
 

鳴尾・武庫川女子大前駅は高架駅で、つい最近の2015年~2017年に高架化されました。
高架下1階に駅舎・改札口があり、南北に出入口があります。
駅舎は南北自由通路を兼ねていて、出入口に段差はありません。バリアフリーに対応しています。
高架下の東側には、武庫川女子大学ステーションキャンパスなどが入居しています。
 
写真は武庫川女子大学に近い南口です。北西を望む。
南口にはロータリーがなく、歩行者用の駅前広場があるのみです。
 
 

南口駅前です。南東を望む。
左手に駅舎があり、正面に南口駅前広場があります。
その先には阪神高速3号神戸線の高架橋が横切っており、その下には国道43号線が通っています。
周辺は住宅街ですが、駅前には低層のビルが立ち並んでいて、商店も点在しています。
約350m南東には駅名の由来となった武庫川女子大学(略称:武庫女)の中央キャンパスがあります。
また、約700m南には大型商業施設「ららぽーと甲子園」があります。「イトーヨーカドー甲子園店」や「キッザニア甲子園」などが入居しています。
そして、約750m南には西宮市立西宮東高等学校があり、約1.1km南には武庫川女子大学附属中学校・高等学校があります。
 
 

こちらは北口です。南を望む。
右手には現在、スーパー「ライフ」が完成して営業しています。
再開発により北口にはロータリーを有する駅前広場が整備されています。タクシー乗り場が設けられています。
 
 

北口駅前です。北を望む。後方に駅舎があります。
手前の駅前広場は最近になって整備されました。左側には現在、スーパー「ライフ」があります。
北口側は駅前まで住宅街が広がっています。商店はほとんど見られません。
約400m北西には八幡神社があり、約800m北には兵庫県立鳴尾高等学校があります。
 
 

 

高架下1階にある改札口です。上写真は西を、下写真は南西を望む。
鳴尾・武庫川女子大前駅の改札口はこの1ヶ所のみです。左が南口で、右が北口です。
有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にカメラ付きインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が7通路並んでいて、中央がIC専用通路、左から2番目が幅広通路です。左端には窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージ可能です。
改札内にはトイレ・多機能トイレと飲料自動販売機が設置されています。また、高架化直後の2018年2月までは改札を通って左側に学生用臨時改札口がありましたが、現在は痕跡すら残っていません。
そして2階にある各ホームとの間には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されていますが、東側の階段のみ踊り場で各ホームへと分岐する構造になっています(残りのルートは全てダイレクトでホームに到達します)。
尚、鳴尾・武庫川女子大前駅構内に売店・コンビニはありません。南口駅前にコンビニ「ファミリーマート」があります。
また、通路を挟んで後方の高架下にはカフェと武庫川女子大学ステーションキャンパスがあります。
 
 

下り線ホーム側壁に設置されている、時刻表・路線図・構内図・出口案内と一体になった駅名標です。電照式です。
阪神の新デザインで、独特の書体です。側壁に沿って湾曲しています。
また、駅ナンバリングも併記されています (HS 13)。
 
 

鳴尾・武庫川女子大前駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、概ね東西方向にホームが延びています。
急カーブ地点にホームがあります。車両の扉とホームの間に大きな隙間ができる箇所があるため、乗降の際は注意が必要です。
左(北)が上り線ホームで尼崎・大阪梅田方面、大阪難波方面、右(南)が下り線ホームで神戸三宮・元町方面です。
番線は設定されていません。かつては上り線ホームが1番線、下り線ホームが2番線だったようです。
平日朝ラッシュ時に区間急行が停車する事からホーム有効長は6両分あります。ホームドアは未設置です。
ホーム幅はラッシュ時に集中する学生をスムーズに捌くべく、急行通過駅にしては相当広いです。
上屋は全6両分に設置されています。女子大前にある駅という事もあり、斬新なデザインとなっています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室が設置されています。
写真は下り線ホームより大阪梅田方を望む。
 
 

下り線ホームより大阪梅田方を望む。
この先、左へカーブして、高架区間で住宅街の中を東へ走ります。そして右手に兵庫医科大学病院が見えてくると武庫川線への連絡線が左へ分岐します。こちらは右へカーブして武庫川線を跨ぐと、武庫川橋梁上にホームがある武庫川駅へと至ります。
 
 

下り線ホームより元町方を望む。
遠方には六甲山地を望めます。この六甲山から吹く風が「六甲おろし」です。
この先、右へカーブして、高架区間で住宅街の中を北西へ走ります。そして左へカーブすると阪神甲子園球場への最寄駅である甲子園駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が鳴尾・武庫川女子大前駅で下車(乗車)したのは2018年、2020年の計2度です。鳴尾駅時代の2018年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。しかし、2019年10月1日に現駅名へと改称されたため、2020年にリベンジ訪問しました。武庫川女子大学への最寄駅にふさわしい、綺麗で明るい高架駅でした。駅前は阪神高速や国道43号に面した南側はビルが多く市街地でしたが、反対の北側は駅前に住宅街が広がっていました。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線の下り電車(新快速以下の種別)に乗り換えて大阪駅で下車します。さらに阪神本線の大阪梅田駅から特急or直通特急or急行に乗り、尼崎駅で普通に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、難波からですと阪神なんば線電車(種別不問)に乗って尼崎駅まで行き、阪神本線の下り普通列車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニとスーパーがあります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は駅高架下の「さかい珈琲」くらいでしょうか。約500m北には「ココス」があり、約700m南の「ららぽーと」内にも多数の店舗があります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。阪神本線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は鳴尾・武庫川女子大前駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:阪神電気鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)