洲先駅【兵庫県】(阪神武庫川線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
兵庫県南東部、西宮市南東部の武庫川沿いに広がる住宅街に位置する阪神武庫川線の駅で、1943年の開業から1984年の武庫川団地前延伸まで、長い間武庫川線の終着駅であった、
洲先駅 (すざきえき。Suzaki Station) です。
 
 
駅名
洲先駅 (HS 52)
 
所在地
兵庫県西宮市 
 
乗車可能路線
阪神電気鉄道:武庫川線  
 
隣の駅
武庫川方……………東鳴尾駅  
武庫川団地前方……武庫川団地前駅  
 
訪問・撮影時
2020年6月
 
 

 

洲先駅は地平駅で、無人駅です。駅舎は存在せず、南北に出入口があります。
写真は北口です。上写真は東を望む。下写真は南を望む。
上写真の右側の階段が駅の出入口です。スロープはありません。車いすで洲先駅をご利用の場合は後述の南口へお回り下さい。
左側の階段は踏切で武庫川線を渡り、その先にある階段を経由して武庫川堤防道路(奥)に至ります。
また、洲先駅に駅前広場はありません。近くにバス路線は通っていません。
 
 

北口駅前です。西を望む。後方に北口があり、武庫川が流れています。
駅周辺は古いながらも整然とした住宅街が広がっています。商店は見られません。
尚、阪神甲子園球場は3km近く離れています。電車の方が速いです。
 
 

洲先駅の東側には武庫川の堤防があります。東を望む。右後方の堤防下に洲先駅があります。
堤防からは武庫川を一望できます。堤防下の河川敷は通行可能です。
対岸は尼崎市で、約300m左(北)に県道341号線の南武橋が架けられています。
 
 

 

こちらは南口です。上写真は東を望む。下写真は北を望む。
柵の手前の突き当たりを左に曲がるとホームへ上がるスロープがあります。
スロープは傾斜がやや急ですが、バリアフリーに対応しています。
柵の先を武庫川線が通っています。さらに先では武庫川の堤防が武庫川線と並行しています。
また、突き当たりの手前右側には有料駐輪場があります。
 
 

南口駅前です。西を望む。後方に南口があり、武庫川が流れています。
こちらも駅前は整然とした住宅街になっています。商店は見られません。
 
 

洲先駅には駅舎がなく、改札口もありませんが、南北のホーム端付近にICカード『PiTaPa』などに対応の簡易改札機ときっぷ回収箱が設置されています。
また、自動券売機や自動精算機は設置されていませんが、ホーム中ほどにICカードチャージ機が設置されています。但し、チャージの際は千円札しか使用できませんのでご注意下さい。
そして、ICカードをご利用にならない場合、洲先駅から乗車される場合は武庫川団地前駅または武庫川駅で精算して下さい(東鳴尾駅で下車の場合は運転士に運賃を支払って下さい)。また、下車の際は乗車券をホームのきっぷ回収箱に入れて下さい(東鳴尾駅からご乗車の場合は運転士に運賃をお支払い下さい)。
写真は武庫川団地前方を望む。後方が北口で、前方が南口です。
 
 

建植式駅名標です。電照式ではありません。
阪神の標準デザインで、駅ナンバリングが併記されています (HS 52)。
ちなみに駅名の読みは「すざき」です。「すさき」ではありません。
 
 

洲先駅は単式ホーム1面1線の地平構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
番線は設定されておらず、下り武庫川団地前行き、上り武庫川行き、どちらも同じホームに発着しますので乗り間違いに注意が必要です。
ホーム有効長は2両分で、ホームドアはありません。ホーム幅は狭いです。
上屋はホーム全長にわたり設置されています。
ホームにはベンチがあり、中ほどにはICカードチャージ機があります。
そして、手前の南口側ホーム端と奥の北口側ホーム端には、ICカード用簡易改札機(入場・出場)が各1組設置されています。
写真は武庫川方(北)を望む。
 
 

武庫川方を望む。
ホーム端に北口の階段があり、その先に駅西側と武庫川堤防を結ぶ通路の踏切があります。
この先、右側を流れる武庫川の堤防に沿って左へカーブしながら住宅街の中を北へ走り、南武橋に続く県道341号をアンダーパスすると程なくして列車交換可能な東鳴尾駅へと至ります。
尚、洲先駅と東鳴尾駅の駅間距離は0.4kmと短く、これは阪神において最短です。但し、途中でカーブしているため、洲先駅ホームから東鳴尾駅を見る事はできません。
 
 

武庫川団地前方を望む。ホーム端に南口のスロープがあります。
以前は洲先駅が終着駅で、これより先は現・武庫川団地前駅付近にあった武庫川車両工業の引込線が延びていましたが、この引込線を旅客線に転用する形で1984年に武庫川団地前駅まで延伸されました。そして、終着駅時代は線路の左側(堤防側)にホームがありました。

この先、左側を流れる武庫川の堤防に沿って住宅街の中を南下し、やがて右へカーブすると武庫川と離れ、南西へ走ります。その後は左へカーブして進路を南南西に変えると、終点の武庫川団地前駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が洲先駅で下車(乗車)したのは2017年、2020年の計2度です。2017年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。しかし、写真撮影に不備があったため3年後の2020年にリベンジ訪問しました。ホーム1面1線の無人駅で駅舎は存在せず、阪神の駅で一番規模が小さいと思われます。駅前は西側が住宅街で、東側が武庫川の土手です。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線の下り列車(大阪・神戸方面)に乗り換えて大阪駅で下車します。そして大阪駅に隣接する阪神電車の大阪梅田駅から急行・西宮行きに乗り武庫川駅で下車(尼崎行きの場合は尼崎駅で快速急行・神戸三宮行きに乗換)、さらに武庫川線電車に乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪(難波)からですと阪神なんば線の快速急行・神戸三宮行きに乗って武庫川駅まで行き、武庫川線に乗り継いで当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店は存在しません。最寄りのコンビニは約450m北西、東鳴尾駅近くにある「ファミリーマート」になります。必ず事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。阪神武庫川線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は洲先駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:阪神電気鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)