フラワータウン駅【兵庫県】(神戸電鉄公園都市線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県三田市南部に広がる北摂三田ニュータウン・フラワータウンの中心部に位置する神戸電鉄公園都市線の駅で、駅前には「イオン三田店」など商業施設が集積している、
フラワータウン駅 (ふらわーたうんえき。FLOWER TOWN Station) です。

 

尚、公式には出入口名が設定されていませんが、便宜上、当記事限定で勝手に設定させて頂きました。
  
 
駅名 
フラワータウン駅 【副駅名:人と自然の博物館前】 (KB 31)
 
所在地
兵庫県三田市 
 
乗車可能路線
神戸電鉄:公園都市線  
 
隣の駅
横山方・三田方……………横山駅  
ウッディタウン中央方……南ウッディタウン駅  
 
訪問・撮影時
2018年5月 
 
 

フラワータウン駅は北摂三田ニュータウン内を縦貫する都市計画道路(県道720号三田テクノパーク線)の中央分離帯に位置する掘割駅で、ホーム直上に橋上駅舎(7階建ての「フラワータウン駅ビル」)が設置されています。駅ビルはテナントビルで、1階がホーム、2階が駅舎・改札口です。2階の一部と3階~7階には店舗、オフィス、学習塾、クリニックなどが入居しています。
北西側(ウッディタウン中央方)にメインの出入口が、南東側(横山方)にサブの出入口があり、それぞれ線路と県道720号を跨ぐ陸橋に接続していて、県道の北東側、南西側の両側から出入りできます。北西側の出入口は改札と同じレベルの高さ(2階相当)にありますが、南東側の出入口は駅ビル3階にあります(2階とは階段・エレベーターで連絡)。どちらの出入口もバリアフリーに対応しています。
 
写真は駅北東側より駅ビルを撮影。南を望む。
駅の北東側~南西側を結ぶハナミズキ橋の南東側歩道に面して北西側のメイン出入口が設けられています。駅ビル2階相当です。
ハナミズキ橋は公園都市線と県道720号を跨いでいますが、ホームと県道が掘割にあるため橋の前後で高低差がありません。
 
 

こちらは横山方のサブ出入口(連絡口)で、北東側より南西を望む。
右に駅前広場があり(階段とスロープあり)、左に「スーパーマーケットNISHIYAMA三田フラワータウン店」があります(同一平面で連絡)。
このサブ出入口は駅ビル3階相当にあり、改札へ行くには駅ビル内の階段またはEVで2階に下りる必要があります。
また、このサブ出入口は駅南西側に通じており、南西側出口は後述の「フローラ88ショッピングセンター(イオン三田店)」などに通じています。
 
 

駅北東側の様子です。北東を望む。後方に駅ビルがあります。
北東側にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
三田駅や新三田駅への路線バスも発着していますが、フラワータウン駅は三田駅との距離が近いため三田駅までの所要時間が短く、バスが優勢なウッディタウン各駅とは違い、神鉄が健闘しています。一方、三宮方面への路線バスもあり、こちらも神鉄にとって強力なライバルになっています。
 
駅前には商店やホテルが立地しています。右側には「スーパーマーケットNISHIYAMA三田フラワータウン店」があります。
商店は駅周辺に集積しており、駅を少し離れるとフラワータウンの住宅街になって商店は見られなくなります。
駅を中心として駅に近い一帯にはマンションが立ち並んでおり、そのマンション街の外側には戸建住宅が広がっています。
約550m東には三田市立武庫小学校が、その東隣には三田谷公園があります。
そして約400m北には深田総合公園があり、約450m北には高級ステーキレストラン「三田屋本店 やすらぎの郷(三田本店)」があります。
 
 

写真は駅南西側より駅ビルを撮影。東を望む。
駅の南西側~北東側を結ぶハナミズキ橋の南東側歩道に面して北西側のメイン出入口が設けられています。
右側にはペデストリアンデッキが写っていますが、サブ出入口と「人と自然の博物館」を結んでいます(後方に階段があります)。
 
 

メイン出入口前より駅南側を撮影。左手にメイン出入口があります。
駅の南側には商業施設「フローラ88ショッピングセンター(核店舗はイオン三田店。元ダイエー)」(左)と複合ビル「サンフラワービル」(右)があります。
2つのビルの手前には前述のペデストリアンデッキが延びています。左がサブ出入口側で、右が「人と自然の博物館」側です。
駅南西側も駅周辺に商店が集積しており、住宅街に入ると商店が見られなくなります。
 
 

メイン出入口前より駅南西側を撮影。左後方に駅ビルがあり、左手に「フローラ88ショッピングセンター」があります。
駅前は商業地区で住宅が見られませんが、少し離れると住宅街になります。北東側と同様に駅近くがマンション主体、その外側が一戸建て住宅主体になります。
また、左の階段からペデストリアンデッキを登り、前方へ進んで右へ曲がってドラッグストアの裏手を進むと駅から250mほどで「兵庫県立人と自然の博物館」に到達します。この博物館はフラワータウン駅の副駅名として採用されています。ペデストリアンデッキへのエレベーターは駅ビル内、「フローラ88」内にあります(「サンフラワービル」内にEVがあるかどうかは不明)。
そして、約750m西に三田市立弥生小学校が、約750m南に三田市立狭間小学校が、約950m南には三田市立狭間中学校があり、約500m南には小屋ヶ谷公園が、約1.2km南東には兵庫県立北摂三田高等学校があります。
 
 

駅ビル2階にある改札口です。南東を望む。
後方に北西側のメイン出入口があり(段差なし)、前方に南東側のサブ出入口があります(出入口は3階。階段・EVで連絡)。
改札口の前方左側にはテナント店舗があり、その先に自動券売機があります。
テナント店舗の通路向かい側には飲料自動販売機があります。
 
 

こちらは北東を望む。左が北西側出入口、右が南東側出入口です。
フラワータウン駅は無人駅で、窓口は閉鎖されています。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が4台並んでいますが、レイアウトの関係で2通路ずつ前後にずれています。右から2番目が幅広通路で、右端の通路は閉鎖されている窓口に面しています。
改札口の右手、テナントを挟んだ向こう側に自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージ可能です。
また、改札口の左手には企画券自動販売機があります。
そして下層1階にあるホームとの間には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されています。
改札内コンコースにはトイレと車いす対応トイレがあり、右側には定期券の予約取扱窓口があります。月・水・金曜の7:00~10:00と17:00~20:00に営業しますが、1回目の訪問で予約して、次回以降の時間帯に訪問した際に受け取るシステムです。
改札内コンコースには飲料自動販売機もあります。
尚、駅構内および駅前に売店・コンビニはありません。駅北東側、ロータリー周りにコンビニ「ローソン」があります。
 
 

1番線側の吊下式駅名標です。電照式で、光源は蛍光灯でしょうか?
神鉄の旧デザインですが、書体が他路線の駅とは違います。
駅ナンバリングが追加されています (KB 31)。当駅が公園都市線のトップナンバーです。
ちなみに横山駅の駅番号は三田線優先で「KB 27」になっています。
副駅名の「人と自然の博物館前」は記載されていません。
 
 

フラワータウン駅は島式ホーム1面2線の掘割構造で、南東~北西方向にホームが延びています。県道720号線の中央分離帯にホームがあります。
右(南西)が1番線で下りウッディタウン中央方面、左(北東)が2番線で上り横山方面・三田方面です。新開地方面は横山駅で乗換です。
ホーム有効長は5両分ありますが、現状、定期列車は全て3両編成です。団体臨時列車で4両編成が入線する事があります。ホームドアはありません。ホーム幅は神鉄の駅にしては広いです。
ホームの中ほど~横山方の端(前方)の上空は駅ビルに覆われており、ホームのウッディタウン中央方(手前側)は陸橋(ハナミズキ橋)に覆われているため、雨に濡れる事はありません(異常気象時を除く)。そのため、ホームは地下駅のように薄暗いです。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室が設置されています。

また、全列車がワンマン運転のため、運転士が使用する安全確認用のミラーがホームに設置されています。
写真は1番線側より横山方を望む。
 
 

1番線側より横山方・三田方を望む。左の2番線から安全側線が分岐しています。
公園都市線は全線単線ですが、トンネル部分を除き大半の区間で複線化用地が確保されています(トンネルは準備工事のみ)。
この先、県道720号に挟まれる形でフラワータウン内を南東へ走り、下り勾配になると有井トンネルに入り、県道720号は左へ離れ、公園都市線は住宅街の地下を走ります。北摂三田高校の地下を過ぎると神戸市北区に変わりトンネルを出ますが、急にローカル風景へと変わります。山あいの丘陵地帯の中を高架区間で左へカーブして走り、県道17号をオーバーパスすると今度は宅原トンネルに入ります。三田学園の敷地の南側を回り込むように左へカーブしながら走り、進路を北東に変えると三田市に戻ってトンネルを出ます。すると右から三田線が合流し、横山駅へと至ります。公園都市線の電車は全て三田線の三田駅まで乗り入れます。
 
 

ウッディタウン中央方を望む。ホーム端の先に小屋があります。
また、複線に見えますがカーブの先で単線になります。
この先、左へカーブして県道720号線に挟まれる形でフラワータウン内を北西に走り、やがて右へカーブして北北西に進路を変えるとニュータウンを出て山あいの田園風景や丘陵地の中を走ります。そして今度はウッディタウンの住宅街に入ると左へカーブして、南ウッディタウン駅へと至ります。
 
 
あとがき
私がフラワータウン駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。関西のニュータウン駅でよく見られる、掘割を通る幹線道路の中央分離帯にホームが設けられている構造で、橋上部(地平部)に駅舎があります。駅前にはイオンなど商業施設が集積していました。駅から離れると住宅街になっていますが、駅近くにはマンションが多く、マンション街を取り囲むように戸建住宅街が形成されていて、いかにも計画的なニュータウンといった駅前風景でした。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線下りの新快速・快速・普通に乗り換えて大阪駅で下車します。そして大阪駅始発のJR宝塚線下り丹波路快速・快速・区間快速に乗車して三田駅で下車(昼間の宝塚以遠は区間快速しか運転されていません)。三田駅では神戸電鉄駅へと移動し、公園都市線直通のウッディタウン中央行きに乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅から上記のルートで到達可能です。宝塚駅までは阪急でもOKです。また、阪急神戸線や阪神本線で新開地駅まで行き、神戸電鉄の三田行きに乗り継いで横山駅下車。さらに公園都市線のウッディタウン中央行きに乗り継いでも到達できますが、道中は楽しめるものの運賃面や所要時間面で不利です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニと、スーパー「イオン三田店」「スーパーマーケットNISHIYAMA三田フラワータウン店」があります。一方、飲食店は少なく、気軽に入れるチェーン店は「イオン」内にある「マクドナルド」「サイゼリヤ」くらいでしょうか。約450m北には高級ステーキハウスの「三田屋本店 三田店」もあります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。神戸電鉄公園都市線を乗り鉄される際は、ぜひ一度はフラワータウン駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:神戸電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)