山崎駅【愛知県】(名鉄尾西線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県稲沢市北西部の日光川にほど近い場所に広がる、ギンナンの産地でイチョウの森だらけの住宅地に位置する名鉄尾西線の駅で、毎年11月~12月の「そぶえイチョウ黄葉まつり」開催時には多くの訪問客で混雑する、
山崎駅 (やまざきえき。YAMAZAKI Station) です。
 
 
駅名
山崎駅 (BS 07)
 
所在地
愛知県稲沢市 (旧:中島郡祖父江町)
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:尾西線  
 
隣の駅
津島方・弥富方……………森上駅  
名鉄一宮方・玉ノ井方……玉野駅  
 
訪問・撮影時
2019年8月 
 
 

山崎駅は地平駅で、西側の玉ノ井方(北西寄り)に唯一の駅舎が設けられています。
駅舎は東西方向(左右方向)に延びる県道133号線の南側にあります。左側には踏切があります。
駅集中管理システム導入のため、2007年に簡易駅舎が建てられました。出入口に段差はありません(バリアフリー対応)。
出入口は西側にありますが、車道に直接面しているため、飛び出し注意です。
駅舎北側には飲料自動販売機が設置されています。
また、駅前広場は整備されていません。駅近くを走る路線バスはありません。
駅舎の先(写真右奥)、ホーム脇には無料駐輪場が設置されています。
写真は南東を望む。
 
 

駅前です。西を望む。左手に山崎駅があり、後方に踏切があります。
駅周辺は住宅地ですが、商店は見られません。当地はぎんなん(銀杏)の産地であり、イチョウの木による屋敷森に囲まれた住宅が多いため、写真だけ見ると住宅の数が少なく見えます。毎年11月~12月の「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催され、多くの見物客で賑わいます。
そして、500mほど西へ進むと田園地帯へと変わります。
また、手前(東)~奥(西)の道路は県道133号線ですが、道幅が狭いです。この県道133号線は順次拡幅やバイパス設置が進んでいて、この山崎駅付近も将来的に拡幅が行われる可能性があります。その際は駅前風景も変化が予想されます。
 
 

駅前です。東を望む。
東側に駅舎・改札口は存在せず、駅を利用するにはこの踏切を渡って西側へ回る必要があります。
駅東側もイチョウの森になっています。東側は住宅が少ないです。
150mほど先では、日光川が南へ流れています。日光川の対岸には集落が形成されています。
 
 

 

改札口です。上写真は東を、下写真は南を望む。山崎駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
上写真の後方、下写真の右側に出入口があります。
山崎駅は無人駅で、駅集中管理システムが導入されています。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左がIC専用通路、右が車いす対応の幅広通路になっています。
改札口の後方には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
入場時、ICカードの残額が不足している場合はICカードを改札機にタッチして入場し(残額0円でもタッチの上で入場可能)、改札内または下車駅のチャージ機でチャージする必要があります。
そして改札の先にある階段(中央)、スロープ(右)を登るとホームに到達します。階段はありません。
尚、山崎駅構内にトイレ・売店・コンビニはありません。駅前にもありませんのでご注意下さい。
ちなみにWikipediaによると、「そぶえイチョウ黄葉まつり」の開催日には、臨時券売が名鉄職員によって駅前で行われるとの事です(IC化が進んだ現在は分かりませんが…)。また、普段はトイレ未設置駅ですが、イベント実施時期には改札外に仮設トイレが設置されるとの事です。
 
 

吊下式駅名標です。電照式ではありません。
名鉄の標準タイプで、駅ナンバリングも併記されています (BS 07)。
尚、駅ナンバリングの「BS」ですが、尾西線 (びさいせん) を意味していると思われます。「B」は「尾」、「S」は「西」でしょう。
 
 

山崎駅は単式ホーム1面1線の地平構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
 
番線は設定されておらず、下り名鉄一宮・玉ノ井方面、上り津島・弥富方面とも同じホームに発着しますので、乗り間違いに注意が必要です。
ホーム有効長は4両分で、ホームドアはありません。ホーム幅は全体的に狭く、特に弥富方(奥)は相当狭くなっていますのでお気を付けて下さい。
上屋は玉ノ井方(手前側)のわずかな部分にしか設置されていません。後方にある駅舎に接続しています。雨天時に当駅で下車される際は最も名鉄一宮寄りの扉をご利用下さい。
ホームにはベンチが設置されています。
そして玉ノ井方にはスロープと階段があり、その先(写真後方)に駅舎・改札口があります。
写真は津島方・弥富方を望む。
 
 

弥富方を望む。周りにはイチョウの森が広がっています。
この先、イチョウの木々や田畑に囲まれた中を南下し、やがて住宅地に入ると主要駅である森上駅へと至ります。
 
 

玉ノ井方を望む。ホーム端に駅舎があり、その先に県道133号線の踏切があります。
この先、イチョウの森の中を北上し、一宮市に入ると名古屋上水道(水路は地下)の地上部に設けられている道路(尾張水道みち)と交差しますが、踏切はなく尾張水道みちを歩く場合は南側の踏切へ迂回して下さい。その後は右へカーブしながら田畑の中を走るようになり、沿線からイチョウの木が減少します。そして農村風景の中をしばらく北東へ走ると今度は左へカーブして、玉野駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が山崎駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。単式ホーム1面1線の小さな駅で、駅周辺は地図で見ると住宅が一定数あるものの、現地で見ると一面がイチョウ並木、いやイチョウの森でした。秋から年末にかけては見頃になるようです。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名鉄名古屋本線の特急・名鉄岐阜行きに乗り名鉄一宮駅で下車します。そして尾西線上りの津島行きに乗り換えて当駅下車です。名古屋駅~尾張一宮駅(名鉄一宮駅)はJR東海道本線経由でもOKです。尚、津島経由ですと少々時間がかかります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。近鉄急行でアクセスされる際は近鉄弥富駅で下車の上、北側に位置する弥富駅まで徒歩で移動して(約3分)、名鉄尾西線津島経由のルートでも到達できます。そして在来線の場合、関西本線でアクセスされる際は弥富駅で乗換可能ですが、同一構内(改札内)なので名鉄線の乗車券をお持ちでない場合は一旦改札を出て名鉄線の乗車券を購入の上で再入場する必要があります(ICカードはホームでの乗り継ぎが可能と思われます)。いずれにしても弥富駅経由の場合は必ず津島駅で名鉄一宮方面電車に乗り換える必要があります。東海道本線でアクセスされる際は尾張一宮駅で下車して、隣接する名鉄一宮駅から尾西線上りの津島行き電車に乗車すれば当駅に到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店は一切ありません。イチョウ見物の場合も必ず事前に用意して下さい。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄尾西線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は山崎駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)