千城台駅【千葉県】(千葉都市モノレール2号線。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県千葉市若葉区中部の、四街道市との境界に近いニュータウンに位置する千葉都市モノレール2号線の終着駅である
千城台駅 (ちしろだいえき。Chishirodai Station) です。
 
尚、写真は2011年以前の撮影で、現在は駅名標などに変化が生じています。ご了承下さい。
 
 
駅名
千城台駅 (CM 15)
 
所在地
千葉県千葉市若葉区  
 
乗車可能路線
千葉都市モノレール 【通称:千葉モノレール】:2号線 【愛称:タウンライナー】  
 
隣の駅
千葉方……千城台北駅  
 
訪問・撮影時
2006年1月、2011年6月
 
 

千城台駅は高架駅で、ニュータウン内を縦貫する千葉市道「タウンライナーストリート」の高架部2階に駅舎、3階にホームがあります。
千葉都市モノレールは懸垂式モノレール(三菱サフェージュ式)のため、ホームより上にレールがあります。
駅舎の出入口は千葉方(北西側)にありますが、駅舎は道路上空にあるため、北東側、南西側へそれぞれデッキが延びていて、南西側はタウンライナーストリートの歩道に、北東側は駅前広場に階段とエレベーターが設置されています。北東側は上下方向エスカレーターも併設されています。そして北東側のデッキは駅前にある商業施設「イコアス千城台(旧:ラパーク千城台)」の2階フロアにも繋がっています。
写真は南西側出入口前より南東(終端方)を望む。
 
 

こちらは駅東側(イコアス千城台前)より西を望む。左が終端方、右が千葉方です。
ホームも側壁に覆われているため、駅は結構大きく見えます。これだけ大きい構造物を中央分離帯にある数本の柱で支えているのが凄いです。
また、東側の「イコアス千城台」前には側道方式の駅前広場があり(完全なロータリー方式ではない)、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
 
 

駅前の様子です。車内より東~北東を望む。
柱で見づらいですが、駅前広場の左側には商業施設「イコアス千城台」があります。
写真は2011年の撮影で、当時の商業施設の名称は「ラパーク千城台」で、核店舗は「長崎屋」でした。現在は「イコアス千城台」にリニューアルされ、「長崎屋」は撤退しています。
尚、「イコアス千城台」を除くと駅前に商店は少ないです。
また、駅南西側は駅に隣接して千葉県立千城台高等学校があり、その北西側には千葉市の若葉図書館など公共施設が立ち並んでいます。
駅から離れるとニュータウンの住宅街が広がっており、一戸建て住宅の割合が高いですが集合住宅(住宅団地)も見られます。
 
 

こちらは走行中の電車より駅北東側を望む。右側約200mに千城台駅があります。
駅北東側もニュータウンになっています。こちら側も戸建住宅の割合が高いですが、写真右のような昭和時代に建てられた集合住宅も多いです。
千城台駅は千葉市若葉区にありますが、この道路の突き当たりの先(約350m北)は隣の四街道市になります。四街道市域も開発が進んでいるものの畑や森林が多く残っています。
 
 

2階にある改札口です。南東を望む。
左が北東側(駅前広場、「イコアス千城台」方面)、右が南西側(千城台高校方面)で、どちらもエレベーターの設備があります。
写真は2011年撮影で、自動改札機4台中、ICカード『PASMO』などに対応の通路が中央の2ヶ所のみで、幅広通路はなく車いすは左端の窓口に面した有人通路での対応でした。
今は全通路ICカード対応、幅広通路設置などの対策が行われていると思われます。
改札口の左手前には2011年時点で自動券売機が3台あり、当時は1台だけ設置されていたタッチパネルの機械のみICカードチャージ、フリーきっぷ発売に対応していました。今は状況が変化していると思われます(自動券売機の数が減っているかもしれませんが…)。また、改札口の右手前には売店跡がありました。
改札内にはトイレ・多機能トイレと飲料自動販売機、ベンチがあります。
そして3階にある各ホームとの間には階段2ヶ所ずつとエレベーターが1基ずつ設置されています。
尚、千城台駅構内に売店・コンビニはありません。駅前にもありませんのでご注意下さい。
 
 

2006年当時の駅名標です。電照式と思われますが、私の訪問時は点灯していませんでした。
当時はシンプルな駅名標でした。
後に新たな駅名標に取り替えられ、多国語併記で駅ナンバリング「CM 15」も併記されています(Wikipediaの写真を参考)。
 
 

千城台駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、北西~南東方向にホームが延びています。
懸垂式モノレールなのでホームの高さは低いです。万が一転落しても怪我をする可能性は低いですが、床面と車両底面の間に隙間があまりない事から電車に轢かれる可能性は排除できません。
左(北東)が1番線、右(南西)が2番線で、ともに上り千葉方面です。将来の延伸に備えてなのかスルー構造になっていますが、延伸の予定はありません。
日中は電車が停車している2番線のみを使用しており、1番線はラッシュ時のみに使用されます。
ホーム有効長は4両分ですが、現状は2両編成のみの運行で、中央の2両分のみに発着します。両端各1両分は立入可能となっています。また、ホームドアや落下防止柵はありませんので転落に注意が必要です。ホーム幅は狭くありませんが、階段部分は狭くなっています。
上屋は全4両分に設置されています。
少なくとも発着本数の多い2番線にはベンチと飲料自動販売機が設定されています。
写真は2番線より終端方(南東)を望む。
 
 

2番線より千葉方(北西)を望む。
ホームより望遠で撮影。すぐ先に渡り線があります。
やはり懸垂式モノレールはスリルたっぷりです…。
この先、千葉都市モノレールの愛称が通り名になっている「タウンライナーストリート」の高架部を、左右にニュータウンの住宅街を見て北西へ走り、しばらくして左へカーブすると千城台北駅へと至ります。
 
 

2番線より終端方(南東)を望む。ホームより望遠で撮影。
少し先に車止めがあります。終端部に引上線の機能はありません。
尚、ニュータウンは約1.2km南の千城台南地区、千城台東地区まで続いていますが、延伸計画はないようです。
タウンライナーストリートも当駅より先は中央分離帯がありません(もし延伸となれば中央分離帯は設置可能です)。
 
 
あとがき
私が千城台駅で下車(乗車)したのは2006年、2011年の計2度です。2006年は2号線の乗りつぶしのため、そして2011年は2号線の車窓風景撮影のため、終着駅ゆえに必然的に駅の外に出ました。駅は2面2線と小規模ですが、延伸に対応した構造でした(延伸はしないようですが…)。駅前は整然としたニュータウンになっていて、駅前にはバスターミナルと商業施設「イコアス千城台」があります。
 
新宿からですと中央・総武緩行線で錦糸町駅まで行き(御茶ノ水駅までは快速も乗車可能)、総武快速線(津田沼行きを除く)に乗り換えて千葉駅まで行きます。そして総武本線の銚子・成田方面行きに乗り換えて都賀駅で下車し、さらに千葉都市モノレール2号線の千城台行きに乗り換えて終点下車です。モノレールへは千葉駅でも乗換可能ですが、千葉~都賀は北側へ迂回するため少々時間がかかります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと新大阪駅から東海道新幹線で品川駅または東京駅まで行き、横須賀線・総武快速線の千葉方面行き(東京行き、津田沼行きを除く)に乗り換えて千葉駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニはありませんが、駅前の「イコアス千城台」内にスーパーがあります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店はありません。事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
大阪からの到達難易度がやや高いですが、千葉都市モノレール2号線を乗り鉄の際は、千城台駅ですぐに引き返さずにぜひ一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)