萩原駅【愛知県】(名鉄尾西線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県一宮市南西部に広がる古くからの住宅街の中に位置する名鉄尾西線の主要駅で、毎年5月に開催される「チンドン祭り」(2020年はコロナの為中止)の際は多くの乗降客で賑わう
萩原駅 (はぎわらえき。HAGIWARA Station) です。
 
 
駅名
萩原駅 (BS 09)
 
所在地
愛知県一宮市 
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:尾西線
 
隣の駅
津島方・弥富方……………玉野駅  
名鉄一宮方・玉ノ井方……二子駅
 
訪問・撮影時
2018年10月 
 
 

 

萩原駅は地平駅で、西側のみに駅舎が設置されています。駅東側からは南北にある踏切へ迂回しなければなりません。
以前はホーム沿いの駐車場の位置に立派な鉄筋コンクリート造2階建ての駅舎がありましたが、駅集中管理システム導入・バリアフリー化に伴い2007年に簡易駅舎へと改築されました。
簡易駅舎は比較的後期に建てられたからか、他の多くの駅で見られるようなカマボコ型の屋根ではなく平屋根になっています。
駅外と駅舎の間に段差はありません。
駅舎前には飲料自動販売機、郵便ポスト、電話ボックスが設置されています。
主要駅ゆえに駅前広場がありますが、ロータリーは存在せず、旧駅舎跡地など端の一部は名鉄協商のコインパーキングとして利用されています。
また、駅前広場に一宮市コミュニティバスの停留所があるはずですが、私の訪問時にバス停は確認できませんでした。
写真は2枚とも南東を望む。
 
 

駅前の様子です。西を望む。
萩原は一宮市の一地区ですが、駅から西へ延びる道路沿いには小さな商店街が形成されています。
そして約200m北を東西方向に延びる美濃路沿いにも商店街が形成されています。
しかしながら時代の変化もあり、商店街に活気がありません…。
商店街を離れると住宅地になります。
そして、萩原の市街地では例年5月に「チンドン祭り」が、10月に「素人チンドン祭り」が開催され、その際は萩原駅も多くの乗降客で賑わいます。
ちなみに「チンドン」とは「チンドン屋」の事です。
 
 

 

改札口です。上写真は南東を、下写真は南を望む。各写真の右側に出入口があります。
萩原駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
また、萩原駅は有人駅でしたが駅集中管理システム導入により2007年に無人駅化されました。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、右がICカード専用、左が幅広通路です。駅舎改築の際、窓口は設置されませんでした。
改札口の左手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
入場時、ICカードの残額が不足している場合はICカードを改札機にタッチして入場し(残額0円でもタッチの上で入場可能)、改札内または下車駅のチャージ機でチャージする必要があります。
そして改札を通って左へ曲がり、突き当たりを左へ曲がると階段とスロープがあり、登り切ると名鉄一宮方面下り1番線ホームに到達します。また、改札を通って左へ曲がり、突き当たりを右へ曲がると構内踏切に到達します。その構内踏切を渡ると津島方面上り2番線ホームで、構内踏切とホームの間の高低差は階段とスロープで解消しています。
尚、トイレは1番線ホーム沿いに設置されています(多機能トイレはありません)。
そして萩原駅構内に売店・コンビニはありません。駅前や駅近くにもありませんのでご注意下さい。
 
 

下り1番線ホームに設置されている吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄の標準タイプで、駅ナンバリングも併記されています (BS 09)。
尚、駅ナンバリングの「BS」ですが、尾西線 (びさいせん) を意味していると思われます。「B」は「尾」、「S」は「西」でしょう。
 
 

萩原駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、南南西~北北東方向にホームが延びています。
左(西)が1番線(下り名鉄一宮・玉ノ井・名鉄名古屋方面)で、右(東)が2番線(上り津島・弥富方面)です。
ホーム有効長は4両分で、ホームドアはありません。ホーム幅は全体的に狭いです(上屋下部分に一部広い箇所あり)。
上屋は1番線が弥富方(手前側)の1両分、2番線が弥富方の2両分に設置されています。雨天時に当駅で下車される際は津島寄りの車両にご乗車になって下さい。
各ホームとも上屋下にベンチがあります。1番線の中ほどには建屋が独立したトイレが設置されています。
そして、1番線の弥富寄りに駅舎・改札口があり、弥富方の端(後方)には両ホームを結ぶ構内踏切があります。
写真は2番線より弥富方を望む。
 
 

また、2番線は元々島式ホームで、2番線の反対側に3番線がありましたが長年使用されておらず、晩年は側線として使用されていました。そして2007年の駅舎改築時にレールが撤去され、跡地の一部に2番線用のスロープが設置されましたが、残る線路跡は手を加えられずにバラストが残存しています。2番線ホームの3番線側にはフェンスが設置されました。
 
 

こちらは2番線より弥富方を望む。
右から1番線、2番線の順で、2番線の反対側は旧3番線です。
駅舎・改札口は右手の1番線側弥富寄りにあり、構内踏切は写真奥の弥富方の端にあります。
 
 

2番線より弥富方を望む。
ホーム端に構内踏切があり、右手の1番線側に駅舎・改札口があります。
この先、田畑と住宅が混在した風景の中をしばらく南南西へ走ると東海道新幹線をアンダークロスします。その後も同じような風景の中を走り、日光川を渡ると右へカーブして玉野駅へと至ります。
 
 

2番線より玉ノ井方を望む。
この先、こちらも田畑と住宅が混在した中を北北東へ走り、国道155号線をアンダーパスすると大きく右へカーブします。そして左前方に名神高速道路が見えてくると針路を東北東に変え、二子駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が萩原駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。以前の駅は2面3線で古い駅舎を有していましたが、今は2面2線に縮小され、駅本屋も簡易駅舎へと改築されて風情が失われていました。駅前は古くからの市街地の雰囲気を残していましたが閉店した商店が多いようで活気がありませんでした…。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名古屋本線下り特急に乗車して名鉄一宮駅で下車。さらに尾西線下りの津島行き電車に乗り換えて当駅下車です。JRと名鉄の乗換は尾張一宮駅(東海道本線)~名鉄一宮駅でもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線(東海道本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。在来線の東海道本線でアクセスされる際は尾張一宮駅で下車して、隣接する名鉄一宮駅から尾西線上りの津島行き電車に乗車すればOKます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りのコンビニは約600m東の「ミニストップ」になります。また、半径600m以内にスーパー、飲食チェーン店はありません。必ず事前に用意しておいて下さい。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄尾西線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は萩原駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:れとろ駅舎、Google地図、Wikipedia)