八潮駅【埼玉県】(つくばエクスプレス線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県八潮市南部の新しい市街地に位置する「つくばエクスプレス線」の駅で、八潮市における唯一の駅である、
八潮駅 (やしおえき。Yashio Station) です。
 
 
駅名
八潮駅 (駅番号:08)
 
所在地
埼玉県八潮市
 
乗車可能路線・系統
首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス (正式名称:常磐新線) 
 
隣の駅
秋葉原方……六町駅 (東京都)
つくば方……三郷中央駅
 
訪問・撮影時
2019年2月
 
 

八潮駅の正面口に相当する北口です。南東を望む。八潮駅は高架駅で、2005年の開業当初から高架駅です。
駅舎は高架下にあり、駅舎の秋葉原方(南西側)高架下には商業施設「TXアベニュー八潮」があります。
駅の南北に出入口があり、改札内に入らずに南北を通り抜ける事が可能です。駅外と駅舎の間に段差はありません。
また、北口にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
 
 

北口駅前の様子です。西を望む。左手に八潮駅があります。
駅前は市街地化されていて、多くのマンションが立ち並んでいます。ビジネスホテルもあります。
右側には商業施設「フレスポ八潮」がありますが、他に商店は少ないです。
また、約500m北には首都高速道路6号三郷線の八潮パーキングエリア(八潮PA)があり、外部からも施設を利用可能です。
八潮PAには高速バスのバス停がありますが、八潮PAは上り線のみしか設置されていないため、地方から東京都心へ向かう路線の降車専用停留所になっています。ちなみに高速バスから八潮PA~八潮駅経由でつくばエクスプレス線に乗り継ぐ場合、バスの車内で秋葉原方面各駅まで乗車可能な乗継乗車券を100円で販売しています。
尚、八潮市役所は北約2kmと駅から離れており、八潮駅は市域の南側に位置します。八潮市役所周辺に八潮市の中心市街地が形成されています。
 
 

こちらは南口です。北を望む。
南口にもロータリーが整備されていて、バスターミナルが設けられていますが、ロータリーの完成は2009年で、TX線が開業してから4年後でした。
ビルも少なく、写真右奥の駅舎横は駐車場(コインパーキング)と有料駐輪場になっています。
 
 

南口駅前の様子です。南東を望む。左手に南口があります。
こちらの南口側は北口側と比較してビルやマンションが少なく、駅近くでも一戸建て住宅が見られるほどですが、南口側も商店は一定数見られます。
また、右側には線路沿いに「やしお駅前公園」があります。
 
 

高架下にある改札口の様子です。北東を望む。
左が北口、右が南口です。八潮駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が柱の左に4通路(右端が幅広通路)、柱の右に1通路あります。左端にはカウンター形式の窓口兼有人改札があります。
改札口の左手前には自動券売機があり、ICカードチャージが可能です。
改札内1階コンコースにはトイレと多機能トイレがあり、待合所もあります。
そして2階にある各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
また、右側(改札外)にはコンビニエンスストア「ファミリーマート」があり、南北自由通路を挟んで後方には商業施設「TXアベニュー八潮」があります(カフェなどが入居)。改札内に売店・コンビニはありません。自由通路の柱部分にはベンチが設置されています。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
赤地のシンプルなデザインで、駅ナンバリングも併記されています (駅番号:08)。
 
 

八潮駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、南西~北東方向にホームが延びています。右(北)のホームが右から1番線(つくば方面下り本線)、2番線(下り待避線)の順で、左(南)のホームが右から3番線(秋葉原方面上り待避線)、4番線(上り本線)の順です。
現在のホーム有効長は6両分ですが、将来は8両編成の列車を運行する計画で、ホームが8両分に延伸される予定です。
全番線にホームドアが設置されています。ホーム幅は全体にわたり広いです。階段部分やエレベーター部分も一定の幅が確保されています。
上屋はホームの端から端まで設置されています。
ホーム上にはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は2番線より秋葉原方を望む。
 
 

3・4番線より秋葉原方を望む。右から1番線~4番線の順です。
ホームのこちら側が延伸されるかどうかは不明です。
この先、住宅地の中を高架区間で南西へ走り、右へカーブして南部葛西用水を渡ると下り勾配になり、そのまま地下トンネルに入ります。その後は首都高速6号三郷線をくぐり、左へカーブすると綾瀬川をくぐって東京都足立区に入ります。そしてもう一度左へカーブして針路を南に変え、住宅街の地下を南へ走ると六町駅へと至ります。
 
 

2番線よりつくば方を望む。左から1番線~4番線の順です。
ホームのこちら側が延伸されるかどうかは不明です。
すぐに2番線と3番線の待避線は渡り線で1番線と4番線の本線に合流しますが、2・3番線からの内側線は留置線になり、計4線が設置されています。終端部には車止めがあります。また、留置線の先の上下線間には保線用の基地が設置されています。
 
この先、高架区間のまま住宅地の中を北東へ走り、少しずつ右へカーブして進路を東北東に変えると中川を渡って三郷市に入ります。その後は左へカーブしながら東京外環自動車道をアンダーパスします。そして市街地に入って進路を北北東に変えると三郷中央駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が八潮駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)しました。2面4線の立派な高架駅ですが、快速は通過します。駅前は今でこそマンションなどが立ち並んでいますが、昔は一面が畑でした。まさに、つくばエクスプレスと共に成長してきた街と言えるでしょう。
 
新宿駅からですと最初に中央・総武緩行線の千葉方面行きで秋葉原駅まで行きます。手前の御茶ノ水駅までは中央線快速に乗ってもOKです。そして秋葉原駅でつくばエクスプレス線の快速以外の種別に乗車して当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。上野東京ライン経由の常磐線列車(特急は不可)に乗り換えて北千住駅まで行き、つくばエクスプレス線・下りつくば方面の快速を除く種別に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内や駅前にコンビニがあり、スーパーは駅北側の「フレスポ八潮」内に「カスミ」が、駅南側に「ヤオコー」があります。また、飲食店は「フレスポ八潮」内や駅南側の「BiVi八潮」内、そして北側駅前にチェーン店があり、駅北側の首都高速・八潮パーキングエリア内のスナックコーナー(7:00~20:00)も利用可能です。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。つくばエクスプレス線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は八潮駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:首都圏新都市鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)