松江しんじ湖温泉駅【島根県】(一畑電車北松江線。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
島根県の県庁所在地・松江市の市街地北部、宍道湖のほとりにある一畑電車北松江線の東のターミナル駅で、出雲大社や一畑薬師への玄関口である
松江しんじ湖温泉駅
(まつえしんじこおんせんえき。MATSUE SHINJIKO-ONSEN Station)
です。
 
尚、訪問・撮影時が2011年と随分前で、現在は状況が変化しているかもしれません。ご了承下さい。
 
 
駅名
松江しんじ湖温泉駅 (駅番号:22)
 
所在地
島根県松江市
 
乗車可能路線
一畑電車:北松江線 
 
隣の駅
電鉄出雲市方……松江イングリッシュガーデン前駅
 
訪問・撮影時
2011年7月
 
 

松江しんじ湖温泉駅は地平駅で、立派な駅舎を有しています。
かつてはレトロな駅舎でしたが、2001年に現駅舎へと改築されました。
北側(手前側)には駅前広場が整備されていて、バス停留所も設置されています。
また、駅周辺は松江温泉街で、写真奥(南側)の宍道湖岸には「ホテル一畑」など温泉旅館が立ち並んでいます。
温泉街にちなみ、駅舎の外には足湯が設置されています。
尚、宍道湖へは南へ約200mほどと、すぐ近くです。
 
 

駅付近(北側)の様子です。
松江しんじ湖温泉駅周辺は松江城の城下町エリアで、古くからの市街地となっています。
周辺には内堀、外堀が残っていて、この堀を小船で巡る「堀川めぐり」が松江観光の目玉となっています。
ちなみに松江城は駅から北北東へ約1kmの高台にあります。
  
 

改札口の様子です。
自動化されておらず、ICカードも非対応です。列車別改札が採用されています。
改札口の左手前には自動券売機と窓口があり、1日フリー乗車券(大人1,500円、小人800円)などお得なきっぷは窓口で販売しています。
また、駅舎内には売店と待合室、コインロッカーもあります。
トイレは改札外にあります。
 
 

松江しんじ湖温泉駅の駅名標です。
シンプルです。駅番号は「22」ですが、私の訪問時点(2011年7月)において駅番号は表示されていませんでした。
駅番号がいつ導入されたのかも不明ですが…。
 
 

松江しんじ湖温泉駅は頭端式ホーム(相対式)2面2線の地平構造です。
右(北)が1番のりば、左(南)が2番のりばです。改札口とホームは若干高低差がありますが、スロープで解消しています。1番のりばは2両対応で、2番のりばは4両対応です。1番のりばの先には側線があります。
各ホームとも全長にわたり上屋が設置されています。背後には改札口があります。
写真は電鉄出雲市方を望む。
 
 

電鉄出雲市方を望む。
この先、松江温泉街の中を西へ走ると宍道湖沿いを走るようになります。しばらくすると宍道湖から離れて田園の広がるローカル風景の中を走り、松江イングリッシュガーデン前駅へと至ります。
ちなみに「松江イングリッシュガーデン」とは日本でも有数の本格的イギリス式庭園で、入園料不要です。
 
 

終端方を望む。
車止めがあり、正面に駅舎・改札口があります。
尚、中心市街地や国鉄松江駅方面への延伸構想の有無は不明です。
 
 
あとがき
私が松江しんじ湖温泉駅で下車(乗車)したのは1999年、2004年、2009年、2011年の計4度です。1999年は一畑電鉄(当時の社名)北松江線の乗りつぶしのためでしたが、当時存在したレトロな駅舎はその後建て替えられ、2004年訪問時(単純乗り鉄のため)は駅舎が新しくなっていました。そして2009年は北松江線の車窓風景撮影のため、2011年は一畑口~一畑の廃線跡探訪からの帰りで下車しました。駅前は市街地かつ温泉街でしたが、駅の利用客や駅前の人通りは少なく、やや寂れた印象でした。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線に乗り、岡山駅で伯備線特急『やくも』に乗り継いで松江駅で下車。もしくは寝台特急『サンライズ出雲』に乗車して松江駅で下車。松江駅と松江しんじ湖温泉駅は離れていて、市営バスの北循環線系統に乗車すれば到達できます。または『やくも』『サンライズ出雲』で終点の出雲市駅まで行き、隣接する電鉄出雲市駅から一畑電車北松江線を乗り鉄して松江しんじ湖温泉駅入りする方法もあります。途中、出雲大社に寄り道可能です。タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(滞在時間3時間半ほど。一畑電車の乗り鉄をするとなると車中泊または1泊必要)。
 
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線に乗り、岡山駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です(滞在時間8時間ほど)。
 
食料・飲料について、駅に売店があり、約350m北にコンビニがあります。そして約300m北にはスーパー「ヴェルデ」があります。一方、気軽に入れる商店・飲食店はほとんどありません。事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度が高く、日帰りの場合はタイトな日程になりますが、一畑電車北松江線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は松江しんじ湖温泉駅を観察されてみて下さい!
 
(参考:一畑電車のHP、「ぐるっと松江 堀川めぐり」のHP、Google地図、Wikipedia)