柳津駅【岐阜県】(名鉄竹鼻線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
岐阜県岐阜市南部郊外の住宅地に位置する名鉄竹鼻線の駅で、旧・柳津町の代表駅、そして駅近くには複数のショッピングセンターが立地している
柳津駅 (やないづえき。YANAIZU Station) です。
 
 
駅名
柳津駅 (TH 02)
 
所在地
岐阜県岐阜市 (旧:羽島郡柳津町)
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:竹鼻線 
 
隣の駅
笠松方・名鉄岐阜方……西笠松駅 
江吉良方・新羽島方……南宿駅 
 
訪問・撮影時
2018年10月
 
 

柳津駅は地平駅で、ホームに面した南側に駅舎が設置されています。
以前の柳津駅は約230m西(新羽島方)にありましたが、カーブ地点に駅があったためホームと車両の間に広い隙間が発生する事が安全上の問題となり、2008年6月29日に直線区間である現在地に駅が移転しました。
平屋建ての簡易駅舎が設置されていますが、床面はホームと同じ高さになっています。そのため駅外と高低差が生じていますが、階段とスロープで解消していて、バリアフリーにも対応しています。駅舎の右隣にはトイレと多機能トイレが設置されています。
また、小さなロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
そして、東側(写真右)には大規模な無料駐輪場があります。
 
 

駅前(南側)の様子です。南を望む。後方に駅舎があります。
現在の駅が田園地帯に設置された事もあり、駅前には住宅と田園が混在していますが、年々開発が進み、住宅が増加して田園が減少しています。ちなみに商店は見られません。
駅から離れても田園と住宅が混在した風景が続きます。約800m南には岐阜羽島警察署があります。
そして、約1.4km西には「イトーヨーカドー」などが入居するショッピングセンター「カラフルタウン岐阜」があり、少々遠いですが何とか徒歩圏内にあります。柳津駅が現在地に移転した事により、さらに遠くなってしまいましたが…。
 
 

駅前(北側)の様子です。北を望む。右手に駅舎があります。
踏切の先は旧・柳津町の中心部で、古くからの住宅街になっています。但し、この付近は元々駅がなかったため商店は見られません。
約250m北西には岐阜市柳津地域振興事務所(旧・柳津町役場)があり、約900m北西には岐阜県立羽島北高等学校があります。
羽島北高校の東側には聖徳自動車学園(自動車学校)や岐阜市保健所畜犬管理センター、食肉地方卸売市場があります。
そして駅の約650m北東にはショッピングセンター「イオン柳津店」があります。こちらは柳津駅の移転により、近くなりました。
しかし、「イオン柳津店」の約3.3km南東、木曽川の対岸に位置する愛知県一宮市には「イオンモール木曽川」があり、至近距離にイオンが複数あり、イオン同士で競合していると思われます。
また、「イオン柳津店」の北側を東西方向に県道154号が通っていますが、「イオン」から東側の沿道には郊外型の飲食チェーン店が林立しています。
 
 

改札口の様子です。東を望む。柳津駅の改札口はこの1ヶ所のみです。後方に出入口があります。
以前は有人駅でしたが、移転に際して駅集中管理システムが導入され、無人駅化されました。改札の内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左がICカード専用、右が磁気券併用の幅広通路です。
改札口の右手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が2台あります。大抵の無人駅は1台だけなので、柳津駅の利用客の多さを物語っています。
もし『manaca』のチャージが必要な場合は改札外のインターホンで係員にその旨を伝え、改札内にあるチャージ機を利用する必要があります。
改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)、インターホンがあります。
トイレは改札内に存在せず、前述の駅舎東側(改札外)に存在します(多機能トイレ併設)。
改札を通って左へ曲がるとホームに到達します。笠松方面、新羽島方面とも同じホームになります。
尚、柳津駅構内に売店・コンビニは存在しません。ホーム上に飲料自動販売機があります。
 
 

ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインで、駅ナンバリングも併記されています (TH 02)。。
尚、駅ナンバリングの「TH」ですが、「T」は竹鼻線の頭文字、「H」は羽島線の頭文字と思われます。
他線の例からして、「H」は竹鼻の「鼻」ではないはずです。
 
 

柳津駅は単式ホーム1面1線の地平構造で、東西方向にホームが延びています。
1面だけなので番線は設定されていません。下り江吉良・新羽島方面、上り笠松・名鉄岐阜方面とも同じホームに発着しますので、乗り間違いにご注意下さい。
ホーム有効長は4両分です。ホームドアは設置されていません。
ホーム幅はさほど広くなく、特に笠松方(手前側)は狭くなっています。
上屋ですが、江吉良寄り(奥)の約1両分のみに設置されています。雨の日に当駅で下車される場合は新羽島方の車両にご乗車下さい。
写真は江吉良方、新羽島方を望む。
 
 

こちらは笠松方を望む。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
そしてホームの江吉良寄りには駅舎・改札口への出入口があります。
 
 

笠松方を望む。
この先、左へカーブして県道151号と踏切で交差して、住宅と田園が混在した風景の中を東北東へ走ります。やがて左手に「イオン柳津店」が見えてくると右へカーブして住宅地の中を東南東へ走り、左へカーブして県道161号と踏切で交差すると再び左へカーブしながら勾配を登って築堤高架になり、県道14号(旧・国道22号)をオーバーパスします。その後、下り勾配になると笠松町に入り、地平区間に戻って住宅街の中を北北東へ走ると西笠松駅へと至ります。
 
 

江吉良方・新羽島方を望む。
この先、すぐに大きく左へカーブしながら住宅地の中を走りますが、カーブの途中には旧駅がありました。カーブが終わると南に進路を取りますが、すぐに右へカーブして今度は南南西に進路を変えます。そして笠松町に入り、住宅と田園が混在した郊外風景の中を南南西へ走りますが、右から県道1号(水郷ハナミズキ街道)が寄り添うと左へカーブして羽島市に入ります。県道の右手には境川の堤防が見えます。その後は県道が離れて郊外風景の中を南へ走り、緩く左へカーブすると南宿駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が柳津駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。近くのジャスコ(現・イオン)には子供の頃よく行っていたのですが、全て父親の運転する車での訪問でした。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。駅は1面1線と小規模ですが、駅前の駐輪場は自転車が満車状態で、当駅での乗降客数が多い事が伺えました。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名古屋本線の名鉄岐阜行き列車(特急・急行)に乗車して笠松駅下車。同じホーム反対側から発車する新羽島行き電車(全て普通)に乗り、当駅下車です。JRと名鉄の乗換は尾張一宮駅~名鉄一宮駅でもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。在来線で訪問される場合は岐阜駅で下車して至近距離にある名鉄岐阜駅から名古屋本線上り列車(昼間はミュースカイを除き全列車OK)に乗り、笠松駅で下車。跨線橋を渡り1番線から発車する新羽島行き電車に乗り継いで1当駅下車です。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
もしくは東京・大阪とも新幹線『こだま』『ひかり(一部)』で岐阜羽島駅まで行き、隣接する新羽島駅から羽島線・竹鼻線電車に乗車しても到達できます(但し、基本的に東京からは名古屋経由の方が早く到達できます)。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店は存在せず、最寄りのコンビニは約400m北の「ファミリーマート」になります。一方、最寄りの飲食チェーン店は約500m北の「サガミ」になりますが、約650m北東にある「イオン柳津店」の店内やその北東側の県道154号沿いにチェーン店が多数あり、約1.4km西の「カラフルタウン岐阜」内にも複数の店舗があります。時間に余裕があれば事前に用意しなくても大丈夫ですが、駅から離れない場合は事前に用意して下さい。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄竹鼻線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は柳津駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:名古屋鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)