竹橋駅【東京都】(東京メトロ東西線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都千代田区北部の皇居北側に広がるオフィス街に位置する東京メトロ東西線の単独駅で、副駅名になっている毎日新聞社や気象庁、東京国税局が駅前にあり、駅近くには駅名の由来となった、皇居内堀の清水濠に架かる「竹橋」がある、
竹橋駅 (たけばしえき。Takebashi Station) です。
 
尚、私が訪問した2019年12月は駅改良工事中でした。
現在は駅の状況が変化しています。ご了承下さい。
 
 
駅名
竹橋駅 【副駅名:毎日新聞前】 (T 08)
 
所在地
東京都千代田区
 
乗車可能路線
東京メトロ:東西線 
 
隣の駅
中野方………九段下駅
西船橋方……大手町駅 
 
訪問・撮影時
2019年12月
 
 

竹橋駅の西側に位置する竹橋交差点より東を望む。竹橋交差点は三差路です。
左(北)~正面(東)の道路は内堀通り(東京都道401号線)で、地下を東西線が通っていて前方地下に竹橋駅があります。
右側(西)へ分かれる道路は竹橋を渡って北の丸公園へ向かう代官町通り(千代田区道)です。
交差点の北東角(左)から内堀通り沿いに建つ大きなビルは「パレスサイドビル」(後述)で、内堀通り右側には大手濠があります。
「パレスサイドビル」敷地内に1b出入口(階段のみ。施設内のEV利用可能)があり、その向かいの内堀通り右側歩道沿いに1a出入口(階段のみ。写真右の白い布?で覆われている建物。2019年12月時点で工事中でしたが、現在は利用可能)があります。私の訪問時、1a出入口は工事中でしたが、現在は利用可能となっている模様です。
また、内堀通りを200m少々進むと平川門交差点で、右手には大手濠に架かる平川橋があり、左(白山通り)へ進むと小学館や集英社が立地する一ツ橋方面、および都営三田線神保町駅方面です。
そして、内堀通りをさらに200m少々進むと気象庁前交差点に差し掛かります。交差点周辺に2番~4番出入口があります(2番のみEV併設)。
 
 

写真は竹橋交差点北東角、竹橋駅の北西側に位置する「パレスサイドビルディング」です。東を望む。
「パレスサイドビル」は竹橋駅に直結の、オフィス・ 商店・飲食店・郵便局・クリニックなどが入居する複合ビルで、1966年に完成しました。オフィスは毎日新聞東京本社やマイナビ本社など毎日新聞社と資本関係のある企業が多数入居しています。エレベーターや階段などを配した円柱状の白いコアが特徴です。右側を通る内堀通りに面した棟(コアより右側)と、手前の竹橋交差点に面した棟(コアから左側)の2棟で構成されています。
前述の通りビルの敷地内に1b出入口があり、またビルの地階は竹橋駅・竹橋方面改札外コンコースと直結しています。コアと右側の棟の間に1b出入口があります。
 
 

竹橋交差点より西を望む。
左手前(東)~右(北)の道路は内堀通りで、地下を東西線が通っていて後方地下に竹橋駅があります。
前方(西)へ分かれる道路は北の丸公園へ向かう代官町通りで、交差点のすぐ先に駅名の由来となった「竹橋」があり、竹橋の右は清水濠、左は大手濠です。竹橋の北(写真右)には首都高速道路都心環状線(C1)の高架橋が並走しています。
竹橋の先は北の丸公園で、代官町通りの右側には東京国立近代美術館、国立公文書館があり、左側は平川濠になっています。竹橋のすぐ先、北の丸公園への出入口に相当する場所にはかつて、竹橋門がありました。
北の丸公園内には科学技術館や日本武道館などがありますが、日本武道館へは九段下駅からの方が近いです。
 
 

竹橋交差点より北を望む。
右(東)~奥(北)の道路は内堀通りで、地下を東西線が通っていて右側地下に竹橋駅があります。
左(西)へ分かれる道路は北の丸公園へ向かう代官町通りで、左端に「竹橋」が一部写っています。
交差点から北、内堀通りの左側は清水濠です。右側には「パレスサイドビル」があります。
少し先には首都高速道路都心環状線(C1)と5号池袋線の竹橋JCT(ジャンクション)があり(直下に日本橋川が流れています)、内堀通りは複数の首都高速高架橋をくぐります。
駅北側はオフィス街になっています。内堀通りを道なりに400mほど進むと東京法務局や千代田区役所に到達します。
 
 

1a出入口付近より東を望む。左後方に1a出入口があります。
右(南)は大手濠が前後方向(東西方向)に延びていて、左(北)には内堀通りが並行しています。
大手濠と内堀通りの間は公園になっていて、ベンチが設置されています。
正面には平川橋が架けられていて、その右側の城壁に囲まれた一帯は平川門です。大手濠は平川橋の先で右へ曲がっています。
そして、写真奥には気象庁、東京消防庁をはじめ、大手町のオフィスビル群を一望できます。
 
 

こちらは平川橋です。南西を望む。右側には内堀通りが延びています。
現在の橋は1988年に架け替えられたもので、橋梁は台湾産ヒノキ材、橋台と橋脚は石造り、脚桁は鉄骨です。
平川橋の先(奥)には平川門があります。
平川門は江戸城三の丸の正門で、徳川御三卿の田安・一橋・清水の各徳川家の登城口であった。奥女中(大奥)の通用門として「お局御門」、死者や罪人をここから運び出したことから「不浄門」の異名を持つ。(Wikipediaより)
そして、平川門の先は皇居東御苑で、原則として月曜日と金曜日以外の各日に公開しています(例外あり。天皇誕生日や年末年始は臨時休園、月曜が祝日の場合は翌火曜日が休園)。入園料は無料ですが、入園時に手荷物検査があります。開園時間は9:00~15:45(冬)で、春夏秋は閉園時間が延長されます。入園は閉園の15分前までです。
私が訪問したのは年末だったので門が閉まっていました。
 
 

竹橋駅ホームの北側にある平川門交差点より北を望む。
左(西)~右(東)の道路は内堀通りです。約200m西に竹橋交差点が、約200m東に気象庁前交差点があります。
後方(南)には大手濠があり、右後方に平川橋と平川門があります。
東西線は当交差点付近で大手濠地下を通っており、少し西で内堀通り地下に入ります。
交差点から前方(北)へ延びる道路は白山通り(都道301号)で、左は「パレスサイドビル」、右は「丸紅東京本社ビル(2019年12月時点で工事中。2020年秋完成予定)」です。
そして両ビルの先に首都高の竹橋JCTがあり(直下に日本橋川あり)、左側には5号池袋線の一ツ橋出入口があります。
首都高・日本橋川の先は一ツ橋地区、神田錦町地区で、マンションも見られます。一ツ橋地区には小学館や集英社などの出版社が立地しています。
また一ツ橋地区には学術総合センター、共立女子大学(中学校・高校、短大を併設)などがあり、その先は神保町地区です。
尚、平川門交差点付近に竹橋駅の出入口はありませんが、「パレスサイドビル」側には東京メトロの看板が掲げられています。地階で竹橋方面改札外コンコースと繋がっています。
 
 

竹橋駅の最東端出入口である4番出入口前の気象庁前交差点より北西を望む。
左手前(南)~左奥(西)の道路は内堀通りです。内堀通りの左側には大手濠があり、この付近で東西線は大手濠の地下を走行していて、前方にかけての地下に竹橋駅があります。そして少し先(竹橋駅ホーム中ほど)で内堀通り地下へと入ります。
交差点から右前方(北)へ分かれる道路は千代田通り(千代田区道)で、地下を半蔵門線が通っていますが竹橋に駅がありません(最寄駅は大手町駅)。尚、半蔵門線は気象庁前交差点より南で内堀通り地下を走行しています。
交差点の東角には4番出入口(写真中央。階段のみ)があり、内堀通りの反対側には2番出入口(階段・EV併設)があります。そして交差点の先、内堀通りの右側歩道沿いに3a出入口(階段のみ)が、千代田通り西側歩道沿いの「竹橋合同ビル (国際協力銀行、KKRホテル東京などが入居)」敷地内に3b出入口とビル管理の出入口(写真奥の首都高手前)があります(いずれも階段のみ。3bは竹橋合同ビル地階とも接続していてビル内のEVを利用可能ですが、コンコースと3b出入口を結ぶ通路に階段のみの段差があります)。
 
交差点の先、内堀通り西側はオフィス街になっています。手前から「竹橋合同ビル」「丸紅東京本社ビル」「パレスサイドビル」の順です。
千代田通り沿いの西側は「竹橋合同ビル」で、東側(写真右外)には気象庁本庁があります。それらの先で首都高速都心環状線をアンダーパスしており、その先は神田錦町のオフィス街です(神田税務署、正則学園高等学校、錦城学園高等学校などがあります)。
ちなみに、気象庁本庁~竹橋合同ビル~丸紅東京本社ビルにかけての場所は、江戸時代に一橋徳川家の屋敷がありました。平川門交差点北東角に「一橋邸跡」の石碑と案内板がありますが、現在は「丸紅東京本社ビル」の工事のため見られません、ビル完成後、石碑が元の位置で維持されるのか移設されるのかは不明です。
 
 

こちらは3b出入口です。南を望む。3b出入口は「竹橋合同ビル」の敷地内にあります。
左を千代田通りが通っており、左前方には気象庁前交差点があります。
そして3b出入口の裏手には内堀通りが通っていて、交差点西側の北側歩道沿い(写真右奥)には階段のみの3a出入口があります。
3b出入口はバブル期~1990年代風のデザインをしていますが、見た目とは裏腹に階段しかありませんw
地下で「竹橋合同ビル」地階と繋がっていて、右後方のビル敷地内(千代田通り沿い)にはビル管理の出入口(階段のみ)があり、竹橋駅へ出入りできます。
また「竹橋合同ビル」の1階~地階はエレベーターで移動可能ですが、3b出入口~大手町方面改札を結ぶ地下通路の途中に階段のみの段差があるため、バリアフリー非対応です。車いすでご乗車の場合は写真左前方の気象庁前交差点を渡り、2番出入口のEVをご利用下さい。
 
 

気象庁前交差点より南を望む。
右(西)~奥(南)の道路は内堀通りです。内堀通りの右側には大手濠があり、この付近で東西線は大手濠の地下を走行していて、右側にかけての地下に竹橋駅があります。
交差点から後方(北)へ分かれる道路は千代田通りです。千代田通り~内堀通り(奥)の地下を半蔵門線が通っています。東角(左)には4番出入口が、北西角の内堀通り沿い(右後方)には3a出入口が、千代田通り沿い(左後方)には3b出入口があり、交差点南西角(右)の内堀通り沿いには2番出入口があります。2番出入口の周りは小さい公園になっていて、和気清麻呂像があります。
 
交差点の左(東)には気象庁本庁があり、写真左の白いビルは東京消防庁本庁です。その先の内堀通り沿いには大手町のオフィスビルが立ち並んでいます。
また、東京消防庁の左側に見える高層ビルは「東京カンファレンスセンター」の一角を成す「日経ビル(日本経済新聞本社が入居)」で、日経ホールを併設しています。「日経ビル」の東側には「JAビル」と「経団連会館」があります。
そして大手濠の対岸は皇居東外苑となっています。
尚、この付近に住宅、商店は見られません。
 
 

4番出入口南側より東を望む。
左側に4番出入口があり、後方には左右方向に内堀通りが延びています。4番出入口の左に気象庁前交差点があります。
左前方は大手町合同庁舎の敷地で、手前側のビルが気象庁の庁舎です。
右前方は、手前が東京消防庁本庁で、その先のビル群は「東京カンファレンスセンター」です。
 
 

竹橋駅の西改札に相当する竹橋方面改札です。地下1階にあります。東を望む。
2019年12月撮影。当時は工事中でしたが、現在は工事が進み、変化があると思われます。
当改札は1a出入口、1b出入口としか繋がっていません。バリアフリー非対応です。
右には1a出入口(階段のみ。2019年12月は工事中)が、左には1b出入口(階段のみ)と「パレスサイドビル」地下2階への連絡口が2ヶ所(東側連絡口は地下鉄口で、すぐ先に地下1階への階段・上りESあり。西側連絡口はビルの通用口)、そして地下鉄口脇には毎日新聞とスポーツニッポン(スポニチ)の新聞販売店があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、一番左は幅広通路です。左端に窓口があります。
右後方には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは現在、改札を入って右側にあります。
そして改札を通り、右前方には地下2階、1番線中野方面ホームとを結ぶ階段が、左前方には2番線西船橋方面ホームとを結ぶ階段・上りESが、それぞれ設置されています。
尚、竹橋駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。「パレスサイドビル」内に「セブンイレブン」があります。
また、こちらの改札内外コンコースは後述の大手町方面改札内外コンコースと地下では直接繋がっていません。
 
 

こちらは竹橋駅の東改札に相当する大手町方面改札です。地下1階にあります。南を望む。
2019年12月撮影。こちらも当時は工事中でしたが、現在は工事が進み、変化があると思われます。
当改札は2番・3a番・3b番・4番出入口としか繋がっていません。2番出入口にエレベーターがあり、バリアフリー対応です。
左の工事中の区画には現在、2番EV出入口が設置されています。左後方に2番階段出入口が、後方に3a番・3b番・4番出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、一番左は幅広通路です。左端に窓口があります。
改札口の左手前(写真左奥)には自動券売機と駅事務室があります。トイレ・多機能トイレは改札を入って右側にあります。
そして改札を通り、左前方には地下2階、1番線中野方面ホームとを結ぶ階段・EVが、左前方には2番線西船橋方面ホームとを結ぶ階段・EVが、それぞれ設置されています。
地下2階に下りると各ホームまで長い通路を歩きますが、ホームとの間には段差があります。通路はスロープ状になっていて、車いすでも通行可能です。
 
 

2番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。
大型のタイプで、東京メトロの標準デザインです。下部は東西線のラインカラー(スカイブルー)になっています。
駅ナンバリングも併記されています (T 08)。
尚、副駅名の「毎日新聞前」は併記されていません(線路間の支柱に「毎日新聞前」と書かれた単独看板が設置されています)。
 
 

竹橋駅は相対式ホーム2面2線の構造で、地下2階にあります。
西北西~東南東にホームが延びています。ホームの直上は中野方(手前)が内堀通り、西船橋方(奥)が大手濠になります。
右ホーム(南)が1番線(中野方面・三鷹方面)、左ホーム(北)が2番線(西船橋方面・津田沼方面・東葉勝田台方面)です。
有効長は10両分で、ホームドアが設置されています。ホーム幅は全体的にあまり広くありません。
各ホームにはベンチが設置されています。
そして各ホームの中野方の端に竹橋方面改札とを結ぶ階段が(2番線側のみ上りES併設)が、各ホームの西船橋方の端(奥)に2大手町方面改札とを結ぶスロープ・階段・EVが、それぞれ設置されています。
発車メロディーは1番線が「A Day in the METRO」、2番線が「Beyond the Metropolis」です。
写真は1番線より西船橋方を望む。
 
 

1番線より中野方を望む。各ホーム端には竹橋方面改札とを結ぶ階段が(2番線側は上りES併設)があります。
 
中野方はこの先、すぐに右へカーブして一旦内堀通り地下を外れ、清水濠直下を北西へ走ります。その後は左へカーブして内堀通り地下に戻り、今度は右へカーブして進路を北に変えると半蔵門線、都営新宿線との乗換駅で改札を出ずに両線と乗換可能な九段下駅へと至ります。日本武道館、靖国神社への最寄駅です。
 
一方、西船橋方はこの先、すぐに右へカーブして大手濠の直下を南へ走ります。しばらくすると左へカーブして、大手門交差点東側より永代通り地下を東へ走るようになると程なくして大手町駅へと至ります。丸ノ内線、千代田線、半蔵門線、都営三田線と乗換可能です(丸ノ内線・半蔵門線は改札内で繋がっているものの改札外連絡が近道、都営三田線は改札内で繋がっておらず、必然的に改札外連絡となります)。
 
 
あとがき
私が竹橋駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。特段の用がなかったので初下車が遅くなりましたw 実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅自体は小規模でした。駅前は市街地ですが緑も多く、都会の中にあって落ち着いた感じでした。
 
新宿駅からですと中央・総武緩行線の千葉方面に乗り、飯田橋駅で東西線の西船橋方面に乗り換えて(種別不問)当駅下車です。または都営新宿線の各停に乗り、九段下駅で東西線の西船橋方面に乗り換えて当駅下車です。東京メトロ線のみでアクセスされたい場合は、丸ノ内線の池袋方面行き電車に乗り、大手町駅で東西線中野方面に乗り換えて当駅下車。または丸ノ内線を四ツ谷駅で下車して南北線赤羽岩淵方面に乗り継ぎ、さらに飯田橋駅で東西線の西船橋方面に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。八重洲口または日本橋口で駅を出て、近くにある大手町駅から東西線の中野方面行きに乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前に複数のコンビニがありますが、全てオフィスビル内の店舗で、土休日にご訪問の場合は事前に営業の有無を確認して下さい。また、飲食店も駅前の「パレスサイドビル」内に多数ありますが、オフィスビルという性質上、土曜日は半数ほどが休業し、日曜・祝日は全店舗が休業となりますので要注意です。土休日に訪問される場合は必ず事前に用意して下さい!
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ東西線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は竹橋駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、東京の橋、パレスサイドビルのHP、リタイア男の暇つぶし、みんカラ、地理院地図、Google地図、Wikipedia)