羽島市役所前駅【岐阜県】(名鉄竹鼻線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
岐阜県羽島市の中心市街地に位置する名鉄竹鼻線の主要駅で、駅名の通り羽島市役所への最寄駅である
羽島市役所前駅 (はしましやくしょまええき。HASHIMA-SHIYAKUSHO-MAE Station) です。
 
 
駅名
羽島市役所前駅 (TH 07)
 
所在地
岐阜県羽島市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:竹鼻線 
 
隣の駅
笠松方・名鉄岐阜方……竹鼻駅
江吉良方・新羽島方……江吉良駅 
 
訪問・撮影時
2018年10月
 
 

羽島市役所前駅は地平駅で、南西側(上り線の江吉良方)に2階建ての駅舎が設置されています。
この駅舎は1995年に改築されたもので、瓦屋根になっているのが特徴です。駅舎外には飲料自動販売機が設置されています。
1階に駅舎機能があります。2階は業務用スペースで、一般客は出入りできません。
ちなみに羽島市役所前駅には小さな駅前広場があるものの、ほとんどが歩行者用のスペースで、自動車用のスペースは駅舎西側に面してタクシー乗り場があるくらいです。写真左奥には羽島市コミュニティバス南部線のバス停留所があります。この南部線は2001年に廃止された竹鼻線の江吉良~大須の廃止代替バスです(江吉良駅は経由しませんので要注意です)。
写真は北を望む。
 
 

駅前(西側)の様子です。右手に駅舎があります。
西側は市街地になっています。かつては商店が多かったと思われますが、中心市街地の空洞化により商店はほとんど見られず、住宅地化しています。
ひとつ先の角を左折して少し進むと、右に岐阜県立羽島高等学校があります(駅から約250m)。
 
 

駅前(東側)の様子です。左手に駅舎があり、正面に踏切があります。
東側も市街地ですが、やはり商店は激減しているようです。
踏切を渡り、一つ先の角を左へ曲がると駅から500mほどで真宗大谷派竹鼻別院と羽島市歴史民俗資料館・羽島市映画資料館に到達します。
竹鼻別院は藤の名所として知られています。
羽島市歴史民俗資料館・羽島市映画資料館が建つ場所には大昔に竹ヶ鼻城があったとされており、資料館の前に本丸城址碑があります。
また、この地にはかつて「竹鼻朝日館」という映画館があり、ここに残っていた映画資料を保存するために歴史民俗資料館に映画資料館を併設する事になりました。
資料館の外観ですが、西側は竹ヶ鼻城を、南側は「竹鼻朝日館」をイメージした造りとの事です。
 
 

改札口の様子です。北東を望む。羽島市役所前駅は竹鼻線の単独駅で唯一の有人駅です。
左後方に西側出入口が、右後方に南側出入口があります。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、右側がICカード専用、左側が磁気券対応の幅広通路です。
改札口の左手前には出札窓口(有人きっぷうりば)があり、その左に自動券売機が1台あります(『manaca』のチャージは不可能。出札窓口でチャージ可能)。
また、改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)が存在せず、改札口前にある有人の精算窓口に申し出る必要があります。
改札内に通常のトイレはありますが、多機能トイレはありません。改札外にはトイレ自体がありませんので注意が必要です。
尚、羽島市役所前駅構内に売店・コンビニはありません。駅前にもコンビニがありませんのでご注意下さい。
 
 

そして、後方の改札と左前方のホームとの間は構内踏切で結ばれています。
構内踏切とホームの間は段差がありますが、スロープで結ばれており車いすで通行可能です。
 
 

1番線に設置されている吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインで、駅ナンバリングも併記されています (TH 07)。。
尚、駅ナンバリングの「TH」ですが、「T」は竹鼻線の頭文字、「H」は羽島線の頭文字と思われます。
他線の例からして、「H」は竹鼻の「鼻」ではないはずです。
 
 

羽島市役所前駅は島式ホーム1面2線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。
左(東)が1番線(下り江吉良・新羽島方面)で、右(西)が2番線(上り笠松・名鉄岐阜方面)です。
ホーム有効長は4両分です。ホームドアは設置されていません。
ホーム幅は中央~江吉良方(奥)こそ一定の広さが確保されているものの、笠松方(手前)は狭くなっています。
上屋は江吉良方の約2両分に設置されています。雨の日に4両編成の電車に乗って当駅で下車される場合は新羽島方の2両にご乗車下さい。
ホームにはベンチ、待合室(空調は?)、飲料自動販売機が設置されています。
そして江吉良方のホーム端には出入口とを結ぶスロープが接続しており、スロープを下って右へ曲がり、構内踏切を渡ると改札口に到達します。写真右奥には駅舎・改札口があります。
写真は江吉良方・新羽島方を望む。
 
 

笠松方を望む。すぐ先に踏切があります。
この先、右手に竹鼻別院などの寺院を見ながら中心市街地の古い住宅街の中を北上すると大きく右へカーブします。そして進路を東北東に取ると、引き続き住宅街の中を走り竹鼻駅へと至ります。
 
 

1番線より江吉良方・新羽島方を望む。
ホーム端には出入口とを結ぶスロープが接続しており、スロープを下って右へ曲がり、構内踏切を渡ると改札口に到達します。写真右前方に駅舎・改札口があります。
そして羽島市役所前駅より先、2駅先の終点・新羽島駅まで1閉塞(駅構内も含めて全て単線)のため、1列車しか入線できませんが15分で往復可能なので竹鼻線は全線で15分ヘッド運転を実施しています。
この先、駅前通りとの踏切を通過すると上り勾配になり、住宅街の中を南下します。高架区間になると県道1号線(水郷ハナミズキ街道)・18号線をオーバーパスしてすぐに下り勾配になりますが、ここは県道との踏切を解消するためだけに高架化されました。そして地平区間に戻るとすぐに江吉良駅へと至ります。かつては竹鼻線大須方面と羽島線新羽島方面の分岐駅でしたが、大須方面が2001年に廃止されたため今は単なる竹鼻線と羽島線の境界駅というだけで、無人駅、1面1線と、寂しい構造になっています。
 
 
あとがき
私が羽島市役所前駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。駅は1面2線と小規模ですが、駅舎は2階建てで、しかも有人駅と、主要駅にふさわしい内容でした。一方、駅前は羽島市の中心市街地ですが空洞化が進行し、活気がなかったのは残念でした…。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名古屋本線の名鉄岐阜行き列車(特急・急行)に乗車して笠松駅下車。同じホーム反対側から発車する新羽島行き電車(全て普通)に乗り、当駅下車です。JRと名鉄の乗換は尾張一宮駅~名鉄一宮駅でもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。在来線で訪問される場合は岐阜駅で下車して至近距離にある名鉄岐阜駅から名古屋本線上り列車(昼間はミュースカイを除き全列車OK)に乗り、笠松駅で下車。跨線橋を渡り1番線から発車する新羽島行き電車に乗り継いで1当駅下車です。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
もしくは東京・大阪とも新幹線『こだま』『ひかり(一部)』で岐阜羽島駅まで行き、隣接する新羽島駅から羽島線・竹鼻線電車に乗車しても到達できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店は存在せず、最寄りのコンビニは約1km北西の竹鼻駅近くにある「セブンイレブン」で、最寄りの飲食チェーン店は約350m南の「餃子の王将」になります。また、約600m~800m北西には「ガスト」「吉野家」「マクドナルド」がありますが、いずれも近くありません。必ず事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄竹鼻線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は羽島市役所前駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:名古屋鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)