若松河田駅【東京都】(都営大江戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都新宿区東部に広がる住宅街に位置する都営大江戸線の駅で、東京女子医科大学病院(東京女子医大病院)や国立国際医療研究センター病院といった大病院が駅近くにあり、そして「河田」と聞いてフジテレビを思い出す人は少なくとも40代以上と思われますが、フジテレビが河田町からお台場に移転した3年後の2000年に開業した駅、

若松河田駅 (わかまつかわだえき。Wakamatsu-kawada Station) です。
 
 
駅名
若松河田駅 (E 03)
 
所在地
東京都新宿区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】 
 
隣の駅
都庁前方・光が丘方 (都庁前乗換)……東新宿駅
飯田橋方・両国方………………………牛込柳町駅 (2020年9月5日UP予定)
 
訪問・撮影時
2019年12月
 
 

若松河田駅の東口に相当する若松口です。北を望む。若松河田駅の出入口には番号が付与されていません。
若松口は東西方向に延びる幹線道路(地下を都営大江戸線が走行。かつては都電13系統が走っていました)と女子医大通りが交わる河田町東京女子医大北交差点の北角(突き当たり)に建つマンションの1階にある階段のみの出入口です(上りESが途中まであり)。
マンション1階部分の半分と2階全体は「タリーズコーヒー」になっています。
一方、若松口の北側は住宅街が広がっていて、一戸建て住宅も多く見られます。
 
 

河田町東京女子医大北交差点より南を望む。後方に若松口のマンションがあります。
左右方向に延びる幹線道路の地下を都営大江戸線が走っており、右側の地下に若松河田駅があります。
正面へ延びる道路は女子医大通りで、沿道にはマンションも建っていますが調剤薬局が多く立地しています。その理由は、写真前方(約250m南)に東京女子医科大学病院(東京女子医大病院)があるからです。東京女子医大病院は東京女子医科大学河田町キャンパスに併設されている大学病院で、総ベッド数1,316床を数えるマンモス病院です。
そして写真奥に見えるタワーマンションは「河田町ガーデン」の超高層棟で、住居棟は計4棟で構成されています。フジテレビ本社跡地の再開発により建てられましたが、フジテレビは1997年にお台場へ移転するまでこの河田町に本社を構えていました。
ちなみに若松口南側も基本的には住宅街で、商店は少ないです。
 
 

河田町東京女子医大北交差点より東を望む。左側に若松口が見えます。
前後方向に延びる幹線道路の地下を都営大江戸線が走っており、後方地下に若松河田駅があります。
右に延びる道路は女子医大通りです。
この幹線道路は都道ではなく新宿区道と思われ、通り名は付いていないようです。
沿道にはスーパー「ライフ」や「モスバーガー」など商店も見られますが、マンションの数が圧倒的に多いです。
駅東側も住宅街で、幹線道路から路地に入ると一戸建て住宅も多く見られます。
そして幹線道路を230mほど進むと若松町交差点に差し掛かり、大久保通りと交差します。
若松町交差点をそのまま直進すると夏目坂通りで、700mほど進むと東京メトロ東西線早稲田駅に到達します。途中には多数の寺院が立地しています。
また、若松町交差点を右折して大久保通りを東進すると約350mで隣の牛込柳町駅に到達します。
 
 

河田町東京女子医大北交差点より西を望む。右側に若松口があります。
前後方向に延びる幹線道路の地下を都営大江戸線が走っており、前方地下に若松河田駅があります。
左に延びる道路は女子医大通りです。
幹線道路は西に向かって緩やかな下り坂になっていて、この坂道は「団子坂」と呼ばれています。
そして幹線道路沿いにはマンションや小規模なビルが立ち並んでいて、商店も点在しています。
約100m先の左側には後述の河田口があります。
尚、若松河田駅には駅前広場がありません。バス停留所は河田町東京女子医大北交差点のすぐ東西の幹線道路沿いにそれぞれ設けられています。
 
 

こちらは若松河田駅の西口に相当する河田口です。南を望む。
河田口は東西方向に延びる幹線道路(地下を都営大江戸線が走行)と国立国際医療研究センター病院方面へ延びる道路が交わる交差点の南西角にある換気設備の1階にあり、階段・上りエスカレーター・エレベーターを併設しています。
一方、河田口の南側は住宅街ですが、河田口左側の道路は約140m先で行き止まりになります(途中で左へ曲がる道路が2本あり、女子医大通りへ抜けられます)。
 
 

河田口前の交差点より北を望む。左後方に河田口があります。
左右方向に延びる幹線道路の地下を都営大江戸線が走っており、右側の地下に若松河田駅があります。
正面へ延びる細い道路を北へ進むと大久保通りに差し掛かり、その大久保通りを渡ると国立国際医療研究センター病院に到達します(河田口からから約300m)。総ベッド数781床で、こちらも大病院です。そして病院の周囲にはやはり調剤薬局が多く立地しています。
また、国立国際医療研究センター病院の少し西、大久保通り南側には総務省統計局があり、敷地内には国立国会図書館の支部図書館である「統計図書館」や一般向けの展示施設「統計資料館」があります(Wikipediaより)。
ちなみに駅の北側は住宅街で、一戸建て住宅の割合が高いです。
 
 

河田口前の交差点より東を望む。右側に河田口があります。
前後方向に延びる幹線道路の地下を都営大江戸線が走っており、前方地下に若松河田駅があります。
左へ延びるのは国立国際医療研究センター病院や総務省統計局に通じる道路です。
幹線道路は東に向かって緩やかな上り坂になっています(団子坂)。
そして幹線道路沿いにはマンションや小規模なビルが立ち並んでいて、商店も点在しています。
約100m先の左側には前述の若松口があります。
バス停留所は前方の若松口手前や、若松口の向こう側に分散する形で設置されています。
 
 

河田口前の交差点より西を望む。左側に河田口があります。
前後方向に延びる幹線道路の地下を都営大江戸線が走っており、後方地下に若松河田駅があります。
右へ延びるのは国立国際医療研究センター病院や総務省統計局に通じる道路です。
幹線道路は西に向かってさらに下り坂になっていますが(団子坂)、1つ先の信号交差点付近より先は上り坂に転じています。
そして幹線道路沿いにはマンションやビルが立ち並んでいますが、商店は少なく、特に道路右側(北側)は「日本赤十字社東京都赤十字血液センター」のほか、「新宿区役所若松町特別出張所」「新宿区立余丁町小学校」「警視庁第八機動隊」といった公的施設が立ち並んでいます。
また、左側のマンションと白いビルの間には環状四号線(外苑西通り)が南(左)から幹線道路に接続予定で、現在事業中(工事中)ですが、完成はまだまだ先のようです。
ちなみに駅西側も住宅街が広がっており、路地を入ると一戸建て住宅が多く見られます。
 
 

地下1階にある改札の様子です。北西を望む。若松河田駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
右後方が若松口(階段のみ)、左前方が河田口(階段・上りES・EV)です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、左端の優先通路(幅広通路)沿いに窓口があります(AEDあり)。改札正面には壁画アートが展示されています。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ・だれでもトイレと駅長事務室は改札内に設置されています。
そして地下3階ホームとの間は階段2ヶ所、上りエスカレーター、エレベーターで結ばれています。それぞれの階段には独立した地下2階踊り場があります。東側(右側)の階段は地下2階踊り場~地下1階改札階のみ上りESが併設されています。
尚、改札外右手前の若松口へ至る通路の途中にミニコンビニ「ファミリーマート」とパン屋「ふらっと新宿・エスポワール」があります。
 
 

外回り2番線側(飯田橋・両国方面)の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 03)。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります(写真は消灯状態)。
尚、当駅の駅名は「若松町」と「河田町」の合成で、駅の地上部を通る幹線道路を境に北(女子医大通り以東の南方も含む)が若松町、南が河田町です。
計画時の仮称は「若松町駅」でしたが、フジテレビが河田町からお台場へ移転した事で衰退を懸念した河田町側の商店街の声に配慮し、「河田」の名前も駅名に取り入れる事になり現駅名に落ち着きました(Wikipediaより)。
 
 

若松河田駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下3階にあります。西南西~東北東方向にホームが延びています。
左(南)が1番線で内回り都庁前行き(光が丘方面、六本木方面は都庁前駅で乗換)、右(北)が2番線で外回り飯田橋・両国方面です。
ホームは8両対応で、ホームドアが設置されています。駅の規模に比例してホーム幅はやや狭いです。
また、大江戸線の車両規格が小さい関係もあり、ホームの天井が低くなっています。。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、「東京水」が飲める冷水器が設置されています。
写真は都庁前方(西)を望む。
 
都庁前方はこの先、都電13系統が走っていた幹線道路地下を左へカーブしながら南西へ走り、今度は右へカーブして進路を西に変えると厳島神社抜弁天前から抜弁天通り(都道302号)地下を西へ走ります。そして緩やかに右へカーブすると東京メトロ副都心線との乗換駅である東新宿駅へと至ります。
 
一方、飯田橋方はこの先、都電13系統が走っていた幹線道路地下を東北東へ走り、やがて若松町交差点で右へカーブして今度は大久保通り地下を東へ走るようになると、程なくして牛込柳町駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が若松河田駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は大江戸線の多くの駅と同じくコンパクトな構造でした。駅前は閑静な住宅街で、早朝の訪問だったからか人通りも少なかったです。
 
新宿からですと新宿西口駅から都営大江戸線の外回り電車(飯田橋・両国方面)に乗り当駅下車です。大江戸線には新宿駅からは乗らないで下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、山手線内回りor京浜東北線北行に乗り換えて御徒町駅で下車します。そして隣接の上野御徒町駅から都営大江戸線の内回り電車(都庁前行き)に乗り当駅下車です。もしくは新幹線を品川駅で降り、山手線外回りで新宿駅まで行き、隣接する新宿西口駅から都営大江戸線飯田橋方面電車に乗車しても到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あり、駅東側にスーパー「ライフ」があります。一方、気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「モスバーガー」「タリーズコーヒー」「ドトールコーヒーショップ」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営大江戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は若松河田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)