向原停留場 (向原駅)【東京都】(都電荒川線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都豊島区中東部の、大塚駅と「サンシャインシティ」の中間に広がる住宅街に位置する路面電車・都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】の電停・駅、
向原停留場 (むこうはらていりゅうじょう。Mukohara Station) です。
 
 
電停名 (駅名)
向原停留場 (SA 24)
(※) 記事内では「向原駅」「向原電停」と表記する場合があります。
 
所在地
東京都豊島区
 
乗車可能路線
東京都交通局:都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】 
 
隣の停留場 (電停・駅)
三ノ輪橋方……大塚駅前停留場 
早稲田方………東池袋四丁目停留場 
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

早稲田方面ホームの出入口です。北東を望む。後方(南西)には三ノ輪橋方面ホームがあります。
向原駅ですが、専用軌道区間上、北東~南西方向にホームが設けられています。
両ホーム間で都電と春日通り(国道254号線)が交差していますが、踏切ではなく交通信号で制御されていますので、線路を横断の際は電車に注意が必要です。
春日通りの地下を東京メトロ丸ノ内線が通っていますが、丸ノ内線には駅がありません(最寄駅は約550m南東の新大塚駅)。
ちなみに向原駅の出入口は早稲田方面ホーム、三ノ輪橋方面ホームとも春日通りに面した1ヶ所しかなく、いずれも段差のないスロープ状になっていてバリアフリーに対応しています。
また、都電と春日通りの交差部の左から前方に伸びている道路は空蝉橋通り(うつせみばしどおり)で、大塚駅西側の陸橋でJR線をオーバーパスして2駅北の巣鴨新田駅近くへと至ります。
尚、向原駅に駅舎・改札口はありません。トイレもありませんのでご注意下さい。
そして駅前広場もありません。春日通りにはバス停留所が設けられています。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームの出入口です。南西を望む。後方(北東)には早稲田方面ホームがあります。
すぐ左側(南東)に春日通りを渡る横断歩道(信号機付き)があります。
右前方に見える高層ビルは東池袋四丁目駅近く、サンシャインシティの南側に建つ「アウルタワー」(右)と「ライズタワー」(左)です。
 
 

駅前(北西側)の様子です。
すぐ先に都電と春日通りの交差部があり、その手前右側に早稲田方面ホーム、交差部先の左側に三ノ輪橋方面ホームがあります。
手前(南東)~奥(北西)の道路は春日通りで、地下を丸ノ内線が通っています。
春日通り沿いには高層マンションなどビルが立ち並んでいます。商店は案外少ないです。
一つ先の交差点を左折すると「サンシャインシティ」へ行けます(駅から約500m南東)。
また、春日通りを離れると住宅街が広がっており、一戸建て住宅も見られます。
 
 

駅前(南東部)の様子です。
後方に都電と春日通りの交差部があり、左に早稲田方面ホーム、右に三ノ輪橋方面ホームがあります。
手前(北西)~奥(南東)の道路は春日通りで、地下を丸ノ内線が通っています。
こちら側も春日通り沿いにはビルやマンションが立ち並んでいます。商店は少ないです。
この春日通りを約550m直進すると丸ノ内線新大塚駅に到達します。
こちら側も春日通りを離れると住宅街が広がっていて、南側は一戸建て住宅の割合が高いです。一方、北側は大塚駅南口から続く市街地の南端部に相当し、ビルが多いです。
 
 

早稲田方面ホームに設置されている駅名標です。
時刻表、路線図、周辺地図、運賃表と一体になっています。
各所には「都電荒川線」より「東京さくらトラム」の方が先に書かれています。
現在の都電の運賃は一律大人170円 (IC 168円) 、小人80円 (IC 84円) です。
また、駅ナンバリングも併記されています (SA 24)。
ナンバリングの英文字も「東京さくらトラム」の「さ (SA)」となっています。
ちなみに都電荒川線で駅ナンバリングが導入されたのは2017年と、都内の路線では相当遅い方です。
そして、「東京さくらトラム」の愛称は浸透しているのでしょうか? 
 
 

向原駅は相対式ホーム2面2線の構造で(実際は相対していませんが…)、北東方向~南西方向にホームが設置されています。
早稲田方面ホームと三ノ輪橋方面ホームは千鳥状に設置されていますが、これは都電の駅ではよく見られる構造です。
写真は早稲田方面ホームです。三ノ輪橋方面ホームは後方で交差する春日通りの向こう側にあります。ちなみに番線は設定されていません。
ホーム有効長は1両分で、一定のホーム幅があります。転落防止用の固定柵は未設置です。
上屋はホーム全体に設置されていますが、出入口のスロープ部にはありませんので要注意です。
そしてホームには2名分のベンチがあり、ホームの三ノ輪橋方(前方)には飲料自動販売機が設置されています。
早稲田寄りの後方(南西)には春日通りに面したスロープの出入口ありますが、出入口はその1ヶ所のみです。反対側、三ノ輪橋方の先には出入口を設置できそうなスペースがありますが、都電の保線用スペースのような感じです。
写真は三ノ輪橋方を望む。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームです。早稲田方(南西)を望む。後方で交差する春日通りの反対側に早稲田方面ホームがあります。
こちらも有効長は1両分で、ホーム幅があるためか転落防止用の固定柵は設置されていません。
上屋はホーム全体を覆っていますが、後方の春日通りに面したスロープ出入口部分は雨ざらしなので要注意です。
ホームには2名分のベンチが設置されていますが、飲料自動販売機はありません。
尚、こちらも出入口は春日通りに面した後方の1ヶ所のみです。反対側(早稲田方)にも出入口が設置できそうですが、出入口設置の計画はないようです。
 
 

三ノ輪橋方面ホームより早稲田方面ホームを望む。後方には三ノ輪橋方面ホームがあります。
両ホーム間には春日通りが横切っており、反対側(写真奥)に早稲田方面ホームがあります。
春日通りの幅員が広いため、両ホームは少々離れています。
そして、春日通りとの交差部には都電用の交通信号(写真中央左と写真右)が設置されています。
 
 

早稲田方面ホームより三ノ輪橋方を望む。
この先、北東へ走りますが、下り勾配になって右へカーブしながら市街地を進みます。そして天祖神社の裏手を走り、さらに右へカーブして坂を下りきるとJR線・大塚駅南口の駅前広場南端を東へ走り、左へ急カーブして北へ向きを変えると山手線のガード下に位置する大塚駅前駅へと至ります。山手線と乗換可能です。
 
 

三ノ輪橋方面ホームより早稲田方を望む。両側には都市計画道路(補助81号線)の事業用地の空地が目立ちます。
この先、緩く左へカーブして、右手にサンシャインシティや東池袋の高層ビル群を見ながら住宅街の中を南西へ走ります。そして右へカーブすると程なくして東池袋四丁目駅へと至ります。東京メトロ有楽町線(東池袋駅)と乗換可能です。
 
 
あとがき
私が向原電停で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は大塚市街地の南西端で、都会的な風景でしたが人通りが少ない印象でした。また、都電の三ノ輪橋方面からですとサンシャインシティへの最寄駅になるのですが、日曜訪問だったにもかかわらず行楽客の姿は見られませんでした。
 
新宿駅からですと山手線外回り(池袋方面)に乗車して大塚駅で下車。駅前に発着する都電荒川線の早稲田行きに乗車して当電停下車です(1つ目の電停)。あるいは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線で雑司が谷駅まで行き、隣接する鬼子母神前駅から都電の三ノ輪橋方面行き電車に乗り当電停下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。山手線(品川乗換の場合は外回り、東京乗換の場合は内回り)に乗り換えて大塚駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニはあるものの、気軽に入れる飲食店は少ないです。チェーン店は「松屋」「なか卯」くらいでしょうか。サンシャインシティや隣の大塚駅前まで行けば飲食店が多数あるのですが…。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都電荒川線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は向原電停でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、東京都都市整備局のHP、Google地図、Wikipedia)