第1369回('20) 新幹線で名古屋へ。蒲郡周辺の東海道本線の駅を降り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
2020年7月23日~24日、4連休の前半2日を利用して、愛知県を乗り鉄しました。いつものように降り鉄中心になりました。
新型コロナウイルスの感染が再拡大している中、直前まで行先を決定できず、また旅行の有無も決めかねていましたが、新規感染者数が突出して多い関東や豪雨災害で不通区間が複数出ている九州を避け、地元の近畿圏と似たレベルの感染状況かつ何かあればすぐ帰れる中京圏への乗り鉄を決行しました。マスク着用、手洗い、消毒は徹底しました。尚、新規感染者数が非常に少ない東北・北陸・中四国へ行くのは気が引けてしまいました…。また前日の7月22日から「GoToトラベルキャンペーン」が始まりましたが、私が乗り鉄をした2日間は愛知県を目的とした旅行者はそう多くない印象でした。
そして、今回の目的は名鉄の乗り鉄と近鉄特急『ひのとり』の乗車でした。しかし1泊2日ですと1日近く日程に余裕ができてしまったので、初日の大半は三河地区のJR駅を降り鉄していきました。
 
今回は初日 (7月23日。祝日「海の日」) 前半の内容です。
早朝に出発し、新幹線で名古屋入りしました。そして東海道本線を豊橋方面へと進みつつ蒲郡周辺の小駅を中心に降り鉄していきました。
きっぷは名古屋地区のJR線が1日乗り放題の『青空フリーパス』(2,620円)を使用しました。
 
今回の日程 2020年7月23日  (木・祝)    【前半】
 
加古川520(JR神戸線・普通)536西明石601(東海道山陽新幹線・のぞみ80号)712名古屋814(東海道本線・特別快速)846岡崎849(普通)859三ケ根929(普通)950三河大塚1008(普通)1011愛知御津1039(普通)1041西小坂井1109(下り普通)1122蒲郡1315(上り快速)1327豊橋
 
【後半へ続く】
 
この日は4時に起床し、朝食後に自宅を出発して加古川駅に向かいました。雨予報でしたが移動時は止んでいました。加古川駅では交通系ICカード『PASMO』をタッチして入場しましたが、これは前日に行先が決まったため事前にきっぷを購入しておらず、また新幹線(西明石~名古屋)のチケットを「スマートEX」で購入したため、在来線区間は「スマートEX」で登録している『PASMO』を使用した次第です。
 
加古川駅からはJR神戸線の5時20分発、上り一番列車(普通・米原行き)に乗車しました。223系4連+225系8連の12両編成で、私は前から10両目の3号車(225系)に乗り込みました。空席は多数ありましたが補助席に着席し、道中はスマホを操作して過ごしました。そして5時36分に到着した西明石駅で下車しました。
 
 

 
西明石駅では『PASMO』をタッチして中間改札を通り新幹線ホームへ。少し待って6時01分発の上り『のぞみ80号』東京行きに乗車しました。JR東海所属のN700a系X編成16連で、私は1号車自由席の2人掛け窓側E席に座りました。例年の大型連休初日とあれば行楽客を中心に西明石の時点で窓側席がほぼ埋まるのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で車内は空いており、1号車の乗客は5~6人にとどまりました。
 
 

 
『のぞみ80号』は定刻に西明石駅を発車しました。道中は車窓風景を眺めつつスマホを操作していました。1号車は途中、新神戸駅で5~6人、新大阪駅で3人ほどが乗車しましたが、京都駅では乗降ゼロで、京都発車時点でまだE席にも空きがありました。また経由した各地は曇り空でしたが、滋賀県の草津周辺は雨が降っていました。そして私は7時12分に到着した名古屋駅で下車しました。
 
 

 
今回は急きょ決定した乗り鉄だったため、この日は名古屋駅下車後にどの方面を回るのか、最後まで悩んでいましたが、新幹線で移動中にスマホで雨雲の動きを見ていると、名古屋を境に北は雨が降りやすく、南は何とか持ちこたえそうだという事が分かり、豊橋方面か三重県方面か迷いましたが、結局は豊橋方面のJR線の駅を降り鉄する事にしました。休日朝でもあり通行人や車が少ない駅前を散策後、在来線の自動券売機で『青空フリーパス』を購入してから入場しました。
 
 

 
そして3番線ホームへと向かい、8時14分発の特別快速・浜松行きに乗車しました。当地では古参扱い(?)の311系4連×2でした。子供時代に東海地方に在住していて新車時代の311系には何度も乗りましたが、当時は新快速の運用がメインでした。その電車が四半世紀以上の時を経てもいまだに最上級種別の運用に就いているのが嬉しかったです。しかし今後は315系の増備により廃車になる見込みです…。他社への譲渡があるかどうか分かりませんが…。一方、私の地元のJR西日本で活躍している、311系の同期とも言える221系はとうの昔に本線の新快速運用を追いやられ、今度は225系の増備で本線系を追いやられようとしていますが、他線に転用されてまだまだ活躍する模様です。
 
私は最後部車両に乗り込みましたが、名古屋駅での乗降は多かったものの乗車率は下がらず、立客がちらほらいる模様でした。私は最後部ドア脇に陣取り、車窓風景を眺めていましたが、次の停車駅である金山駅では下車客の10倍くらいの人が乗り込んできて、一気に密な混雑状態になりました。通勤風の乗客ばかりで、しかも郊外へ向かう列車、さらに休日なのに「なぜ?」と思いましたが、すぐに答えは出ました。次の停車駅である刈谷駅周辺にはアイシン精機などトヨタ系の企業が複数立地していて、しかもトヨタ自動車グループは通称「トヨタカレンダー」という、完全週休2日制が基本ですが原則として月~金は祝日であろうが平日扱いで出勤となるものの、代わりにGW、お盆、年末年始が大型連休となる独自の会社カレンダーを採用しているのです。この日は祝日であっても平日扱いの木曜日だったので、トヨタグループの人たちは通常出勤だったのです。金山駅からは混雑に耐えつつ車窓風景を眺めていましたが、私の予想通り刈谷駅で半数以上の乗客が下車し、空席が発生し立客もほとんどいなくなりました。しかし窓側席は埋まっていたため私は立席のまま車窓風景を眺め続けて、8時46分着の岡崎駅で下車しました。
 
 

 
岡崎駅では特別快速を待避していた8時49分発の普通・豊橋行きに乗り継ぎました。313系or311系4連+313系4連の8両編成で、私は最後部車両に乗車しましたが、予想に反して満席で、今度も最後部ドア脇で名鉄福岡線の廃線跡など車窓風景を眺めました。そして2駅目の幸田駅では最後部車両のほとんどの人が下車して一気にガラガラになりましたが、ホームを見ると近くに跨線橋があり、理由が分かりました。私は空いた席に座り、水分補給をしつつ車窓風景を楽しんで、次の停車駅である三ケ根駅で下車しました。東海道本線の駅ながらローカルムードが漂っており、橋上駅舎を有しているものの無人駅でした。シーズンには三ヶ根山への登山客も利用するのでしょうが、夏季で新型コロナウイルスの影響もあり登山客は1人も見かけませんでした。
 
 

 

 
三ヶ根駅では9時29分発の普通・豊橋行きに乗車。311系4連×2で、乗り込んだ最後部車両はガラガラでした。着席して道中は車窓風景を眺めましたが、1駅目の三河塩津駅(ボートレース蒲郡への最寄駅)から先は名鉄蒲郡線と完全並走し、蒲郡駅に到着しました。蒲郡駅では新快速を待避するため9分ほど停車するとの事で、一旦下車して改札も出て、駅北側を撮影しました。その際、日本一短い地下街とされる「蒲郡北駅前地下街」を撮影しました。古びた地下街で、本当に短かったですw
 
 

 

 
その後は普通列車の車内に戻り、引き続き車窓風景を眺めましたが、この付近では三河湾も望めます。三河三谷駅を発車してトンネルをくぐると右手に「ラグーナテンボス」の観覧車が見えてきて、東海道新幹線をオーバークロスすると電車は三河大塚駅に到着し、私は下車しました。「ラグーナテンボス」への玄関口ですが、新型コロナウイルスの影響か下車客はほとんどおらず、また駅の利用客自体も少ない印象でした。駅舎は新しくなっていましたが、その代わりに無人化され、『JR全線きっぷうりば (みどりの窓口)』も廃止されました(指定席券売機もありません)。
 
 

 

 
三河大塚駅からは10時08分発の普通・浜松行きに乗りました。311系4連で、最後部車両は半分近くの座席が埋まっていました。私は空いている転換クロスシート窓側席に座り、水分補給をしてから車窓風景を眺めて過ごし、隣駅の愛知御津駅で下車しました。明治時代に開業した歴史ある駅で、洋風の立派な駅舎を有していましたが、こちらも無人駅になっていました。
 
 

 

 
愛知御津駅では10時39分発の普通・豊橋行きに乗車しました。313系0番台4連で、最後部車両はガラガラでした。私は窓側席に着席して、しばし車窓風景を眺めました。そして次駅の西小坂井駅で下車しました。本線の外側に留置線があり、利用者数が少ない割には規模の大きな駅でした。駅前は住宅地で、大して栄えていませんでした。北東約700mに名鉄名古屋本線の伊奈駅があります。
 
 

 

 
西小坂井駅からは一旦名古屋方面へ戻ります。乗車した11時09分発の普通・岐阜行きは311系4連で、私は最後部車両に乗車しました。車内はガラガラで、窓側席に着席して三河湾などの車窓風景を眺めました。そして13分後に蒲郡駅に到着し、下車しました。
 
 

 
蒲郡駅では改札を出て南口を撮影してから駅前にあるショッピングセンター「アピタ」へ。店内のフードコートにある地元のチェーン店「スガキヤ」で昼食を済ませました。中京圏へ遠征すると必ず「スガキヤ」に立ち寄ってしまいますww
 
 

 
昼食後は、以前より気になっていた蒲郡の観光地・竹島へ行く事にしました。「アピタ」を出て海岸近くの幹線道路を東へ数分歩くと、近年全国放送でもよく登場する「竹島水族館」が見えてきました。外には多くの人が並んでいましたが、密を避けるために入場制限をしているのでしょうか。しかし行列が密になっていましたが…。
 
 

 
私は「竹島水族館」には行かず、その東側から三河湾岸に出ました。そして三河湾に架かる橋を渡って竹島に上陸し、山上にある八百富神社を参拝しました。竹島は初めての訪問でしたが、この風景は「ミニ江の島」といった感じでした。この日はそこそこ観光客がいましたが、コロナ収束後にもっとPRすれば多くの観光客を集められそうなロケーションでした。インスタ映えしそうな景色で、実際多くの人がスマホで撮影していました。
 
 

 

 
竹島を訪問後は徒歩で蒲郡駅へ戻りました。入場して高架ホームへと上がり、13時15分発の快速・豊橋行きに乗車しました。313系5000番台6連で、最後部車両に乗り込みましたがガラガラでした。例年、夏休みは『青春18きっぷ』ユーザーが多くこの区間の快速列車は乗車率が高くなりますが、コロナの影響で『18きっぷ』利用者自体が少ないようです。私は着席して先程見た車窓風景をもう一度眺めました。西小坂井駅を通過すると左手に飯田線と名鉄線が並走するようになり、12分の乗車で終点の豊橋駅に到着しました。
 
 

 
豊橋駅で下車後もまだまだ乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)