中部国際空港駅【愛知県】(名鉄空港線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県常滑市、伊勢湾に浮かぶ中部国際空港(セントレア)の空港島内にある名鉄空港線の終着駅で、空港ターミナルビル直結で航空機との乗換が便利な
中部国際空港駅 (ちゅうぶこくさいくうこうえき。CENTRAL JAPAN INTERNATIONAL AIRPORT Station) です。
 
 
駅名
中部国際空港駅【実質的な副駅名:セントレア】 (TA 24)
 
所在地
愛知県常滑市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:空港線  
 
隣の駅
常滑方・名鉄名古屋方……りんくう常滑駅  
 
訪問・撮影時
2018年4月、2019年8月
 
 

北西方(ターミナルビルの北側)より撮影。
中部国際空港駅は高架駅で、空港島の東側にあります。
駅舎は南側の終端部(写真右奥)にあり、駅舎のある建屋は「アクセスプラザ」と呼ばれています。
駅の高架下は駐車場になっています。
 
 

駅前(北西側)の様子です。
右側(東)に中部国際空港駅があり、左(西)には空港ターミナルビル(旅客ターミナル)があります。
中部国際空港駅独自の駅前広場はなく、駅と旅客ターミナルの間にリムジンバス発着場があります。
また、駅の東側は立体駐車場やホテルが立ち並んでいて、東端には三重県の津とを結ぶ高速船のりばがあります。
尚、東側~南側にかけては空地も多いです。
そして駅の北側には物流関係の施設が多いです。中部国際空港には貨物便も発着しています。
 
 

2階アクセスプラザにある改札口です。中部国際空港駅の改札口はこの1ヶ所です。
手前左側には旅客ターミナル(出発階、到着階)への通路がそれぞれあり、スロープ状になっていて段差がありません。動く歩道も設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端は有人通路ですが、最近流行りのカウンター形式ではありません。
改札口の左手前には窓口(ミューチケットうりば)があります。
窓口の頭上には液晶モニターがあり、各番線の先発電車について案内されています。
そして窓口の左には自動券売機があり、ミューチケットも購入可能です。
また、改札口の右手前には「名鉄トラベルプラザ」があり、売店も併設しています。
 
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。改札内にはミニコンビニ「ファミリーマート エスタシオ」があります。
そして改札内でもミューチケットを購入可能です。特急の一般車が満席の場合、素早く特別車に変更できます(ミューチケット料金360円が必要)。
改札を通ると正面にホームがあります。改札とホームとの段差はなく、バリアフリー化されています。
 
 

名鉄では珍しい、時刻表や路線図と一体になった建植式の駅名標です。
名鉄標準のデザインで、駅ナンバリングも表示されています (TA 24)。
駅ナンバリングの「TA」ですが、常滑線の頭文字の「T」と、空港線の「空港」を英訳した「airport」の頭文字の「A」で構成されています。
 
 

中部国際空港駅は頭端式ホーム2面3線の高架駅で、8両対応です。
左(東)が1番線で、『ミュースカイ』専用ホームです。
中央が2番線で、主に準急が発着します。そして右端が3番線で、主に特急が発着します。
3番線の右(西)にもう1線追加できる構造になっています。
写真は終端方を望む。
 
 

常滑方を望む。右が2番線、左が3番線です。
中部国際空港駅は海上にある駅であり、また西の三重県方面から伊勢湾越しに「鈴鹿おろし」と呼ばれる強風が吹き込むのを防止し、冷暖房効率を上げるためにホームはガラス壁(フルスクリーンタイプのホームドアに近いですが、2・3番線のものは自動ドアがあり自由に出入り可能)で覆われています(Wikipediaの本文を引用)。
 
 

1・2番線のガラス壁内部より常滑方を望む。
右が『ミュースカイ』専用の1番線で、この番線のみ完全なフルスクリーンタイプのホームドアとなっています。ガラス壁は上記の理由で、ドアの上部まで伸びており、完全に外部と遮断されています。このタイプのパーフェクトフルスクリーンタイプホームドアが設置されているのは中部国際空港駅1番線のほかに、京王線の布田駅のみと珍しい存在です。ちなみに「ゆりかもめ」や東京メトロ南北線、ポートライナーなどのフルスクリーン式のホームドアは上部が空いてていて、外気が完全に遮断できていません。そもそも中部国際空港駅以外のホームドアは冷暖房効率よりも安全性を重視して設置されています。
そして左が一般車用の2番線で、自動ドアでホームと仕切られています。自動ドア部分にはカートがホームに入れないように柵が設置されています。逆に言えば、旅客ターミナルからホームのドア内部までカートを使用できます(その逆もOK)。乗車前にはカートを放置しないで、ちゃんと置き場に戻しましょう。
また、各ホームにはベンチが設置されています。
 
 

常滑方・名鉄名古屋方を望む。空港線は全線高架複線です。
この先、右へカーブしながら空港島内を北東へ進み、左に空港連絡道路が並行するようになると伊勢湾を渡ります(中部国際空港連絡鉄道橋)。そして道路橋が左へ分かれて陸地へと入り、左手に「イオンモール常滑」が見えてくると、りんくう常滑駅へと至ります。
 
 

2・3番線の終端方を望む。車止めがあります。車止めの先に改札口があります。
また、終端部のホーム側には冷暖房完備の待合室があります。
 
 
あとがき
私が中部国際空港駅で下車(乗車)したのは2005年、2010年、2018年、2019年の計4度です。2005年は名鉄空港線の乗りつぶしのため、2010年は空港線の車窓風景撮影のため、そして2018年は名鉄全駅訪問計画の一環で下車し(2019年8月達成済)、一部写真撮影忘れがあったため2019年にリベンジしました。駅と出発ロビー、到着ロビーは段差なしでつながっていて機能的なレイアウトでした。また、私が訪問したのは全て土休日ですが乗降客が多かったです。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から中部国際空港行きの『ミュースカイ』(別途ミューチケットが必要)に乗り終点下車です。特急でも行けますが、特別車ご利用の際はミューチケットが必要です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、名鉄名古屋駅からは上記のルートで到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内(改札外)にコンビニがあり、空港ターミナルビル内にもコンビニがあります。また、飲食店はターミナルビル4階の「スカイタウン」内に多数ありますが、安価で済ませられる店舗は少ないです。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、
名鉄空港線を乗り鉄の際は、中部国際空港駅ですぐに引き返さずにぜひ一度は駅も観察されてみて下さい!
そして中部国際空港で空路をご利用の際はぜひ名鉄をご利用になり、中部国際空港駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:名鉄のHP、セントレアのHP、Google地図、Wikipedia)