三郷駅【愛知県】(名鉄瀬戸線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
名古屋郊外のベッドタウンである愛知県尾張旭市の東部、市街地の中にある名鉄瀬戸線の駅で、愛知県森林公園の最寄駅、そして尾張旭市で最多の乗降人員を誇る駅 (2017年度:10,012人)、
三郷駅 (さんごうえき。SANGO Station) です。
 
 
駅名
三郷駅 (ST 16)
 
所在地
愛知県尾張旭市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:瀬戸線  
 
隣の駅
栄町方…………尾張旭駅
尾張瀬戸方……水野駅  
 
訪問・撮影時
2018年7月
 
 

三郷駅は地上駅で、駅舎・改札口は3ヶ所あります。
写真はかつてメインの改札口があった北駅舎で、駅の西側(栄町方)、尾張瀬戸方面ホームに隣接して建てられています。
2階に改札口がありますが、アプローチは階段しかなく、バリアフリー対応のためにホーム直結の東改札口、南改札口が新設され、この北改札口は利用客が減少しています。
駅ビル1階には居酒屋のテナントが入居していますが、2階はシャッターが下ろされていて、テナントは入っていません。
小さな駅前広場があり、タクシー乗り場になっています。バス停留所は駅前を通る県道沿いにあります。
また、駅ビル1階部分の一部に道があります。奥にバリアフリー対応の東口と駐輪場、月極駐車場があります。
 
 

こちらは尾張瀬戸方面ホームに面したバリアフリー対応の東口駅舎です。
簡易構造で、ホームとの段差はスロープで解消しています。
尚、東口ですが、車いすご利用の場合は尾張瀬戸方面しか利用できません。ご注意下さい。
健常者は改札内の跨線橋を利用して栄町方面ホームへ移動可能です。
 
 

北改札口、東改札口側の駅前(北側)の様子です。右手に北口と東口があります。
手前~奥の道路が駅前道路に相当する愛知県道75号線で、背後に踏切と後述の南口駅舎があります。
周辺は住宅街ですが、商店も多いです。
県道75号を北へ2kmほど歩くと愛知県森林公園に行けます。
 
 

北改札口の様子です。三郷駅に3つある改札口のうち唯一駅員が配置されていますが、唯一のバリアフリー非対応の改札口でもあり利用客が少ない関係で、交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が1通路しかありません。有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には窓口と『manaca』のチャージが可能な自動券売機が1台設置されています。
改札内には有人の精算所(『manaca』のチャージ可能)があります。
トイレは改札を入って左手に、多機能トイレは尾張瀬戸方面ホームにあります。
改札口を通ると右に尾張瀬戸方面ホームに下る階段、左に栄町方面へ向かう跨線橋への上り階段があります。
 
 

こちらは東改札口の様子です。無人で、駅員と通話可能なインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あります。右側には駅外へのスロープがあります。
背後(改札外)には『manaca』のチャージができない自動券売機が設置されています。
ちなみに『manaca』のチャージが必要な場合は、有人の北改札口へ回る必要があります。
改札内には『manaca』のチャージが不可能な自動精算機(磁気券用)、インターホンがありますが、ICカードの残額不足の場合も北改札口へ回る必要があります。
そして改札口の先は尾張瀬戸方面ホームです。
 
 

線路の右側は栄町方面ホームに面したバリアフリー対応の南口駅舎です。
手前が県道75号の踏切で、奥が尾張瀬戸方です。
南口の出入口は踏切右側にあり、県道75号の歩道に面して出入口があります。
出入口と駅舎・改札口へのアプローチは長く、スロープになっています。
南口は栄町方面ホームに面しているため利便性が高く、多くの人が利用しています。
尚、南口ですが、車いすご利用の場合は栄町方面しか利用できません。ご注意下さい。
健常者は改札内の跨線橋を利用して尾張瀬戸方面ホームへ移動可能です。
 
 

南口の駅前(南側)の様子です。背後に踏切があります。
駅前は市街地で、県道75号沿いに商店街が形成されています。尾張旭市の駅前では一番栄えています。
また、約300m南(写真奥)には「イトーヨーカドー」があります。
駅から離れると住宅街になります。
 
 

南改札口の様子です。こちらも無人で、駅員と通話可能なインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、
改札口の左手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が2台設置されています。
『manaca』のチャージが必要な場合はインターホンで係員にその旨を伝え、改札内にあるチャージ機を利用する必要があります。
改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)、インターホンがあります。
 
 

ホーム側壁に取り付けられている駅名標です。名鉄では珍しくなった電照式です。
名鉄標準タイプで、駅ナンバリングも表示されています (ST 16)。
尚、駅ナンバリングの「ST」ですが、瀬戸線の「瀬」の「S」と「戸」の「T」の合成です。
 
 

三郷駅は4両対応の相対式ホーム2面2線の構造です。
写真右側が1番線で下り尾張瀬戸方面、左側が2番線で上り栄町方面です。1番線と2番線の位置は多少ずれています。
ホーム上屋は1番線が栄町方(奥)3両分、2番線が栄町方2両分に設置されています。
1番線と2番線・北改札口は栄町寄りにある跨線橋(エレベーターなし)で結ばれています。
各ホームにはベンチと飲料自動販売機があり、1番線には多機能トイレが設置されています。
また、1番線の中ほどには東改札口が、2番線の栄町方終端部には南改札口があります。
写真は栄町方を望む。
 
 

栄町方を望む。
この先、カーブを重ねつつ住宅街の中を西へ進み、農地も残る郊外風景の中を走るようになるとほどなくして尾張旭駅へと至ります。
 
 

尾張瀬戸方を望む。かつては下り線から上り線へ転線可能な片渡り線がありましたが撤去されました。
この先、住宅街の中を東北東へと走り、左へカーブすると瀬戸市へと入り、引き続き住宅街の中を北東へ走ります。そして右へ左へカーブすると水野駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が三郷駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは不透明ですが、名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました。尾張旭市の東の外れに位置しているにもかかわらず駅前は市街地で、尾張旭駅前とは違い商店も多く活気がありました。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、中央本線の快速または普通に乗り換えて大曽根駅へ(名古屋市内行きの乗車券で大曽根駅まで行けます)。隣接する名鉄瀬戸線の大曽根駅から尾張瀬戸行きに乗車して当駅下車です(全種別が三郷駅に停車します。普通列車でも先着しますが、尾張旭行きには乗らないように)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、名古屋駅からは上記のルートで到達できます。または名古屋駅から地下鉄東山線で栄駅まで行き、地下街を歩いて名鉄の栄町駅まで移動して尾張瀬戸行きに乗車するルートもあります。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがあり、駅近くにスーパー「イトーヨーカドー」「ヤマナカ」があります。一方、気軽に入れる飲食店は少ないです。入りやすそうな店舗は、駅西側のパチ屋にあるそば屋「大和屋」、駅の南西約450mの場所にある「ガスト」、駅の南約300mの場所にある「イトーヨーカドー」内の「マクドナルド」「スガキヤ」などの店舗、約400m北にある「モスバーガー」「餃子の王将」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄瀬戸線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は三郷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)