新御徒町駅【東京都】(都営大江戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都台東区南部の市街地に位置する都営大江戸線の駅で、「つくばエクスプレス」の駅が併設されていて乗換改札も設置されている、新御徒町駅 (しんおかちまちえき。Shin-okachimachi Station) です。
 
尚、つくばエクスプレス線の新御徒町駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
新御徒町駅 (E 10)
 
所在地
東京都台東区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】 
 
隣の駅
春日方・都庁前方……上野御徒町駅
両国方・大門方………蔵前駅 
 
乗換可能駅
首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス……新御徒町駅まで徒歩3分
 
訪問・撮影時
2019年2月、10月
 
 

新御徒町駅の北西側出入口に相当するA1出入口です。北を望む。
手前を左右(東西)に走る道路は春日通り(都道453号線)で、この東側(右側)の地下2階に都営大江戸線の新御徒町駅が、地下4階に「つくばエクスプレス」の新御徒町駅があり、地下1階は両社局共用のコンコース階になっています(改札は分離されています)。そして地下1階と地上の間にある地下中1階には「新御徒町駅自転車駐車場」(有料)があります。
撮影地点背後の春日通り南側歩道沿い、「TX佐竹ビル」の1階にA2出入口(階段・上下方向エスカレーターを設置)があります。
A1出入口は東京都交通局の管理で、「朝日信用金庫西町支店」の1階、春日通り沿いに開口しています。階段と上りエスカレーターが設置されています。ちなみに新御徒町駅では、春日通りの北側にあるA1、A3出入口が東京都交通局の管理、南側にあるA2、A4出入口が首都圏新都市鉄道の管理となっています。
 
また、右後方(南側)には「佐竹商店街」のアーケードがあります。日本で2番目に古い商店街だそうで、ドラマ・映画・CMのロケ地としてよく利用されています。
 
 

A1出入口前より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は春日通りで、地下を都営大江戸線(上層)と「つくばエクスプレス線(以下:TX、TX線)」(下層)が通っており、後方にかけての地下に各路線の新御徒町駅があります。
春日通りの北側(右)にはA1出入口が、南側(左)にはA2出入口があります。
駅西側ですが、春日通り沿いにはビルが立ち並んでいて、マンションもありますが多くありません。
商店も少ないですが、約450m先の台東四丁目交差点は東京メトロ日比谷線の仲御徒町駅に近く、周辺には「多慶屋」など商店が多く立地しています。
春日通りから南北へ入るとマンションも多く見られるようになります。一戸建て住宅は少ないです。
 
 

A1出入口前より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は春日通りで、前方にかけての地下に都営大江戸線とTX線の新御徒町駅があります。
左後方にA1出入口が、右後方にA2出入口があります。
前方(東)には元浅草一丁目交差点があり、清洲橋通り(台東区道)と交差しています。
元浅草一丁目交差点の東側、春日通りの左側にA3出入口、さらに東へ進んだ右側にA4出入口がそれぞれ設置されています。
A3、A4出入口方面も春日通り沿いにはビルが立ち並んでいます。商店も一定数ありますが、あまり賑わっていません。
 
 

こちらは元浅草一丁目交差点の東側、新御徒町駅の北東側出入口に相当するA3出入口です。
手前を東西(左右)に通る春日通りの北側、マンションの1階にあります。階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されています。
そして春日通りの地下には新御徒町駅があり、100mほど東へ離れた春日通り南側の「TX小島ビル」1階にA4出入口があります(階段・上りES・EVを設置)。
 
 

A3出入口よりさらに東にある、首都圏新都市鉄道管理のA4出入口前より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は春日通りで、左側にA4出入口が、約100m前方の春日通り右側(北側)にA3出入口があります。
そしてA3出入口の約60m先に元浅草一丁目交差点があり、さらに70mほど先に前述のA1出入口、A2出入口があります。
この付近も市街地ですが、商店は少なくオフィスが多い印象です。
 
 

A4出入口前より東を望む。
手前(西)~奥(東)の道路は春日通りで、右側にA4出入口が、約100m後方の春日通り左側(北側)にA3出入口があります。
駅東側もビル街ですが、春日通りから南北へ入ると下町の住宅街になります。但し、ビルやマンションが多く、戸建住宅は少ないです。
また、右手前にある木造建造物は中華料理店(北京料理)の「京香房」で、民家ではありません。
そして、撮影地点より150mほど先を右に曲がると鳥越明神通りで、550mほど南下すると鳥越神社に到達します。
 
 

地下1階コンコースにある都営大江戸線の改札口(左側)の様子です。東を望む。都営大江戸線・新御徒町駅の改札はこの1ヶ所です。
コンコースの西側に改札があり、離れた東側(写真奥)には「つくばエクスプレス線」の改札があります。
後方にA1出入口、右後方にA2出入口があり、都営の改札とTX線の改札の間を左へ曲がるとA3出入口(EV併設)と新御徒町駅自転車駐車場(地下駐輪場)への連絡口があります。そしてTX線の改札の先にはA4出入口(EV併設)があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路設置されていて、右端の幅広通路は有人通路を兼ねていて、窓口が併設されています。
改札口の右手前には自動改札機があります。トイレ・だれでもトイレ(多機能トイレ)は改札内にあります。
地下2階にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、新御徒町駅構内に売店、コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
 
 

こちらは地下3階にあるつくばエクスプレス線~都営大江戸線の乗換改札です。TX側より撮影。西を望む。
上層の地下2階に都営大江戸線ホームが、下層の地下4階に「つくばエクスプレス線」のホームがあります。
前方と、「のりつぎ精算機」の反対側の後方(右後方)の計2ヶ所に自動改札機が設置されていて、前方は正面の東西方向の他に南北方向(右前方)にも自動改札機があります。
そして右前方改札の右端通路沿いには窓口があり、有人改札を兼ねています。右後方の改札は無人です。
TX側は窓口手前右側に、都営側は窓口前の改札を通って右側(TX側の機械の反対側)にそれぞれ「のりつぎ精算機」が設置されています。乗継先の乗車券をお持ちでない場合はここで乗継前の乗車券を券売機に挿入して乗継先の乗車券を購入可能です。ICカードの残額チャージも可能です。
ここから地下2階の都営大江戸線ホーム、地下4階の「つくばエクスプレス」ホームへの階段、上下方向ES、EVがそれぞれ設置されています。
尚、ここは出口ではなく、他社局の構内を通れる「通過利用サービス」も適用されないので、当駅で出場される場合は地下1階にあるそれぞれの社局の改札口を利用しなければなりません。
 
 

外回り2番線側(両国方面)の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 10)。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります。
また、新御徒町駅は2000年開業と比較的新しいですが、側壁のタイルは目が細かくレトロな感じもします。
余談ですが、新御徒町駅の開業前の仮称は「元浅草」でした。都営地下鉄では都営浅草線で「浅草駅」と「浅草橋駅」を間違える客が多くて苦労しているはずで、それが原因かどうかは推測の域を出ませんが、開業にあたり駅名が「新御徒町駅」に決定しました。
 
 

都営大江戸線の新御徒町駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下2階にあります。
東西方向にホームが延びていて、乗降客数に対してホーム幅はやや広いです。また、ホームドアが設置されています。
左(南)が1番線で内回り飯田橋・都庁前方面、右(北)が2番線で外回り両国・大門方面です。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
また、ホーム上には地下1階の改札とを結ぶ階段・上りES・EVと、地下3階のTX線との乗換改札へと向かう階段(両国方)、上下方向ES(飯田橋方)、EV(ホーム中ほど)がそれぞれ設置されています。ちなみに写真中央に少し写っている下り階段の利用時間は始発~23:45で、23時45分から終車時までは飯田橋方にあるエスカレーターを利用するか、エレベーター利用の場合は一旦改札階へ上がらなければなりませんのでご注意下さい。
写真は飯田橋方・都庁前方を望む。
 
 

内回り1番線に停車中の車内より両国方を望む。
右端が内回り線です。ホームの先、内回り線と外回り線(写真左外)の間に留置線が2本設置されていて、当駅を始発・終着とする列車が一部運転されています。
 
飯田橋方・都庁前方(内回り)はホームのすぐ先に保線用の側線が2本、内回り線と外回り線(写真左外)の間に設置されています。
この先、春日通りの地下を西へ走ります。下層を「つくばエクスプレス線」が並行しています。そして台東四丁目交差点で日比谷線をくぐり、TX線が左へカーブして分かれます。その後はJR東北本線をくぐり、東京メトロ銀座線・日比谷線およびJR山手線・京浜東北線との乗換駅である上野御徒町駅へと至ります。
 
一方、両国方はこの先、春日通りの地下を東へ走ります。下層を「つくばエクスプレス線」が並行しています。そして東京都立白鴎高校附属中学校近くの三筋二丁目交差点を過ぎるとTX線が左へカーブして分かれますが、都営大江戸線は春日通りの地下を走り続けます。その後、右へカーブして国際通りとの寿三丁目交差点を過ぎると程なくして蔵前駅へと至りいます。尚、蔵前駅では都営浅草線と乗換可能ですが、浅草線の蔵前駅まで300mほど距離がある上、地上連絡なので雨の日は傘が必要となります。要注意です。
 
 
あとがき
私が都営大江戸線の新御徒町駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。「つくばエクスプレス」の駅と一体構造で、都営大江戸線の駅の方が上層にあります。但し、改札は分かれています。また、都営大江戸線の駅が開業する2000年まで駅がなかった事もあり駅前はあまり賑わっていませんが、小さな商店街(佐竹商店街など)が駅前に存在します。
 
新宿からですと新宿西口駅から都営大江戸線の外回り(飯田橋・両国方面)に乗り当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、山手線内回り(上野方面)に乗り換えて御徒町駅で下車します。そして都営大江戸線の外回り(両国・大門方面)に乗り換えて1駅目で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅周辺にコンビニが複数ありますが、気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「すき家」「ココイチ」「ジョナサン」「ドトールコーヒーショップ」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営大江戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は新御徒町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、配線略図.net、地理院地図、Google地図、Wikipedia)