経堂駅【東京都】(小田急小田原線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都世田谷区北部の市街地にある小田急小田原線の主要駅で、平日夕方~夜の下りを除き大半の急行が停車するようになった
経堂駅 (きょうどうえき。Kyodo Station) です。
 
 
駅名
経堂駅 (OH 11)
 
所在地
東京都世田谷区
 
乗車可能路線
小田急電鉄:小田原線 
 
隣の駅
新宿方………豪徳寺駅
小田原方……千歳船橋駅 
 
訪問・撮影時
2019年7月
 
 

経堂駅の北口です。経堂駅は高架駅で、1998年~2000年にかけて高架化され、2004年に経堂~喜多見、梅ヶ丘~経堂の順で複々線化されました。
高架下に駅舎・改札口があり、駅の東側高架下や駅北側に広がる経堂検車区・経堂工場跡には小田急系の複合商業施設「経堂テラスガーデン」があります。
北口側には小さなロータリーを有する駅前広場があり、バス停留所も併設されていますが、一般車の進入は不可です。
 
 

北口駅前の様子です。北を望む。
駅は新しくなりましたが、駅前には昔ながらの市街地が残っていて商店街(経堂すずらん通り)も形成されています。
また、北口の東側には経堂検車区がありましたが、1994年に新設の喜多見検車区へ移転しました。その跡地は再開発されて「経堂テラスガーデン」となり、商業施設の他にマンションや小田急箱根高速バスの本社・車庫もあります。
駅から離れると住宅街が広がっていますが、全体的に駅周辺の道路は幅員が狭いです。
 
 

そして、北口西側には経堂工場がありましたが、1962年に大野工場へ移転しました。経堂工場跡地には10階建ての小田急経堂アパートや小田急系のスーパー「Odakyu OX」経堂本店、名店街「ジョイフル」が建設されましたが、再開発のため2009年に解体され2011年に小田急系のショッピングモール「経堂コルティ」がオープンしました。「Odakyu OX」も入居しています。
 
 

こちらは南口です。北口と比較して土地に余裕が少なく、やや狭い印象です。
用地の関係で南口駅前広場は東側(写真右)の高架下に設置されています。一般車両も乗り入れ可能です。但し、北口側からは進入できませんので要注意です。
そして南口側にはバス停留所もありません。バス停留所は北口側に集約されています。
 
 

南口駅前の様子です。南を望む。
駅から南方へ続く狭い道路は「農大通り」で、「経堂農大通り商店街」が形成されています。通り名の由来となった東京農業大学の正門は南へ約1.4kmの場所にあります。
また、駅東側のボウリング場前から東方へ続く都道423号線沿いには「経堂本町通り」商店街が形成されています。この道路も幅員狭小です。
そして、駅の南西側すぐの場所には曹洞宗の経堂山福昌寺があります。この経堂山福昌寺が「経堂」の地名の由来となった説が伝わっていますが……諸説あります。
南口側も駅から離れると住宅街になりますが、やはり全体的に道路が狭く、駅の南北とも一方通行が多いため自動車通り抜けの際の難所となっており、とりわけタクシー運転手を中心に「経堂迷路」と呼ばれているそうです。
(Wikipediaの本文を引用)
 
 

改札口の様子です。経堂駅の改札口はこの1ヶ所です。左が南口、右が北口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端にはカウンター形式の有人通路と窓口(特急券も発売)があります。
窓口の左側には自動券売機があります。特急券購入可能な券売機もあります。トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札階と高架の各ホームとの間は階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターで結ばれています。
また、改札口の右手前にはコンビニ「セブンイレブン」があり、自動券売機の左側には蕎麦店「箱根そば」があります。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式と思われます。
小田急の新デザインで、駅ナンバリングも併記されています (OH 11)。
 
 

経堂駅は10両対応の島式ホーム2面5線、高架構造で、東北東~西南西方向にホームが延びています。
急行停車に対応した構造です。新宿方(手前側)はカーブしています。
 
左ホームは下り小田原方面で、左から緩行線用の1番線、急行線用の2番線の順です。
次いでホームのない中線は上り急行線で、その右のホームが上り新宿方面です。左から上り急行線用(一部緩行線列車も発着)の3番線、緩行線用の4番線の順です。
3番線は上り緩行線本線にホームが、4番線は上り緩行線の副本線にホームがあります。
駅の前後に渡り線があり、3番線に急行線列車、4番線に緩行線列車が同時発着可能な配線です。
上り急行線は待避可能な構造で、急行が特急ロマンスカーを待避する場面も1日1回だけですが見られます。
 
各ホームとも上屋は全10両分設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室が設置されています。
写真は小田原方を望む。
 
 

新宿方を望む。
代々木上原駅まで複々線区間が続きます。内側2線が急行線、外側2線が緩行線となります。
また、すぐ先の左側にはかつて経堂検車区があった名残で留置線が2本と保線用の側線があります。留置線は経堂駅4番線とつながっており、わずかに設定されている当駅始発・終着の列車が使用しています。本線上には渡り線もあり、複雑な配線となっています。
この先、住宅街の中を高架区間で東北東へ走ると東急世田谷線との乗換駅である豪徳寺駅へと至ります。
 
 

小田原方を望む。登戸駅まで複々線区間が続きます。
写真は3番線より撮影。下り方にも信号機があり、3番線は小田原方面への発車に対応していると思われます。
すぐ先に渡り線があり、急行線列車の3番線到着、緩行線列車の4番線到着に対応しています。さらに先に下り急行線への渡り線もあります。
この先、住宅街の中を高架区間で西南西へと走り、千歳船橋駅へと至りますが、途中にやや不自然な感じのカーブがあります。
 
 
あとがき
私が経堂駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。綺麗な高架駅で、地上時代に車庫があった関係で用地に余裕があり、駅は広々とした印象でした。一方、駅前は全体的に再開発が進んでおらず、駅前は手狭でしたが風情のある市街地といった印象でした。
 
新宿駅からですと小田急小田原線の急行に乗車して当駅下車。平日夕方~夜間(18:00~22:00)の急行は通過するので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。山手線外回り(品川駅)or中央線快速(東京駅)に乗り換えて新宿駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内や駅前近くにコンビニが複数あり、スーパーは「Odakyu OX」が駅北口側の「経堂コルティ」内にあります。飲食店も「経堂コルティ」内や駅前にチェーン店を含めて多数あります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。小田急小田原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は経堂駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)