今回の【駅】コーナーは、
東京都西東京市北西部の住宅街に位置する西武池袋線の主要駅で、高度経済成長期に開発されたマンモス団地「ひばりが丘団地」への最寄駅である
ひばりヶ丘駅(ひばりがおかえき。Hibarigaoka Station)です。
駅名
ひばりヶ丘駅 (SI 13)
所在地
東京都西東京市 (旧・保谷市)
乗車可能路線
西武鉄道:池袋線
隣の駅
池袋方……保谷駅
吾野方……東久留米駅
訪問・撮影時
2018年12月
ひばりヶ丘駅の南口です。ひばりヶ丘駅は地平駅で、1967年に橋上駅舎化され、2003年~2005年にかけてリニューアルされました。
駅外と橋上階との間は階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターで結ばれています。
また、ロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルも併設されています。
南口駅前の様子です。
駅前は一部再開発が進み、スーパーの「西友」やファッションビル「PARCO(パルコ)」といった旧セゾングループの商業施設やタワーマンションがあります。
また、再開発されていない駅南東側には狭い道路沿いに商店街が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっていますが、東側には畑も点在しています。
そして、駅名の由来となった公団住宅「ひばりが丘団地」は駅の約1km南西にあり、高度経済成長期を象徴するマンモス団地として名を馳せました。近年、老朽化した住宅団地が順次建て替えられましたが、一部は保存されているとの事です。
こちらは北口です。私が訪問した2018年12月時点では駅前広場の造成工事中でした。
駅外と橋上階との間は階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターで結ばれています。
北口駅前の様子です。
再開発途上で、道路用地の周囲には新しい市街地が誕生しつつありますが、西側(左側)には昔ながらの商店街が残っています。
こちらも駅から離れると住宅街が広がっています。
ちなみにひばりヶ丘駅は西東京市にありますが、北西へ400mほど進むと東久留米市に入り、北東へ300mほど進むと埼玉県新座市へと入ります。
改札口の様子です。ひばりヶ丘駅の改札口はこの1ヶ所です。右側が南口、左側が北口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
また、改札外右側には西武系のミニコンビニ「トモニー(TOMONI)」があります。
そして地平のホーム階との間には階段、エスカレーター、エレベーターが設置されています。
時刻表や路線図と一体になっている建植式の駅名標です。電照式です。
西武の新デザインで、駅ナンバリングも表示されています (SI 13)。
ひばりヶ丘駅は島式ホーム2面4線の構造で、10両対応です。
各ホームとも上屋は全10両分設置されています。そして池袋方(手前方)の両ホーム間の一部にはドーム状の屋根があります。
左から1番線・2番線(下り所沢・飯能方面)、3番線・4番線(上り池袋・東京メトロ方面)です。
内側の2、3番線が主本線で、外側の1、4番線が副本線です。緩急接続や通過列車待避が日常的に行われます。
また、ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は所沢方・吾野方を望む。
池袋方を望む。
この先、畑も残る住宅地の中を南東へ走り、左へカーブして東へ進路を変えます。しばらくして左側に保谷電留線(車庫)が現れると、ほどなくして保谷駅へと至ります。
吾野方を望む。
この先、すぐに東久留米市へと入り、右へカーブして住宅街の中を北西へ進むと市街地に入り、東久留米駅へと至ります。
あとがき
私がひばりヶ丘駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。南口側は再開発が進んでいて商業施設や高層マンションが立ち並んでいましたが、北口側は駅前広場や取付道路の工事中で再開発途上でした。
新宿からですと山手線などJR線で池袋駅まで行き、西武池袋線の急行に乗り換えて当駅下車、準急以下でもOKですが、先着しない場合がありますのでご注意下さい(各停・豊島園行きには乗らないように)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅or東京駅で下車、それぞれ山手線に乗り継いで池袋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニが複数あり、スーパーは南口駅前に「西友」があります。飲食店も駅前にチェーン店を含めて複数ありますが、数は多くありません。「ひばりが丘パルコ」内にも飲食店があります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度はひばりヶ丘駅でも途中下車されてみて下さい!
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)