京成立石駅【東京都】(京成押上線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都葛飾区中央部に位置する京成押上線の駅で、駅周辺は昭和レトロな下町の雰囲気を色濃く残していたものの、今後は高架化や再開発により変化が必至な
京成立石駅(けいせいたていしえき。Keisei-Tateishi Station)です。

 

京成立石駅界隈は「下町の酒都」、1軒1,000円前後で楽しめる居酒屋の多い「せんべろの街」として有名です。
 
 
駅名
京成立石駅 (KS 49)
 
所在地
東京都葛飾区
 
乗車可能路線
京成電鉄:押上線
 
隣の駅
押上方……四ツ木駅
青砥方……青砥駅
 
訪問・撮影時
2019年2月
 
 

京成立石駅の南口(東側)です。京成立石駅は地平駅で、おそらく1968年に橋上駅舎化されたと思われます。
年季の入った三角屋根の橋上駅舎が大したリニューアルもされずに使用され続けていますが、
高架化工事の進捗に伴い北側に仮線、仮駅舎が建設されるので、移転のタイミングでこの橋上駅舎は解体される運命にあります。
また、駅前広場は写真右側の歩道程度の広さで、自動車は乗り入れできません。
そして、こちら側のみ駅外と橋上階を結ぶエレベーターが設置されています。
 
 

南口(東側)駅前の様子です。
駅前には昭和の下町の雰囲気を残すアーケード商店街「立石駅通り商店街」があり、買い物客で賑わっています。駅前には前述の通り居酒屋も多く見られます。
また、西側にも昭和レトロな雰囲気が漂う「下町マーケット立石仲見世」があります。
そして約400m東には中川が流れています。
 
 

こちらは京成立石駅の北口(東側)です。
右側には仮囲いがありますが、高架化工事の際、こちらの北側に仮線が敷設される予定です。
そし、こちら側にも気持ち程度の駅前広場があります。
 
 

北口(東側)駅前の様子です。
アーケードはありませんが北側にも「立石駅通り商店街」が延びています。京成立石駅近くには飲み屋も多いです。
北口、南口とも駅から離れると住宅密集地になります。
また、駅の約350m北には大手玩具メーカー「タカラトミー」の本社があり、駅ホームにも広告を出しています。
 
 

こちらは京成立石駅の南口(西側)です。
線路と並行する狭い道路沿いに狭い出入口があります。イトーヨーカドー食品館が近くにあります。
周辺は商店街で、飲食店や呑み屋が多いです。
 
 

こちらは京成立石駅の北口(西側)です。
左側の仮囲いの部分は連続立体交差事業用地です。こちらも狭い道路沿いに狭い出入口があります。
周辺は住宅密集地です。
南口側とは橋上階経由のほか、地下道でも移動できます。
 
 

橋上階にある改札口の様子です。改札口までの通路沿いにはそば屋や洋菓子屋などのテナントが入居しています。
奥(西側)に交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端の通路は有人改札を兼ねています。
改札口のかなり左手前には自動券売機があります。トイレは青砥方面2番線ホームにあります。
また、ホームとを結ぶエレベーターは1番線側(押上方面)にしかありません。
将来の仮駅移転でバリアフリー問題は解消されると思われますが…。
 
 

時刻表や路線図と一体になっている京成立石駅の駅名標です。電照式です。

冠名の「京成」が省略されています。
京成の新デザインで、シンプルながらもすっきりした斬新なデザインです。
駅ナンバリングも表示されています (KS 49)。
 
 

京成立石駅は相対式ホーム2面2線の構造で、8両対応です。ホーム上屋は押上方(手前側)7両分に設置されています。
右側が1番線(上り押上、都営浅草線方面)、左側が2番線(下り青砥、京成高砂方面)です。
2番線ホームの押上方には立石の地名の由来となった奇石「立石」の一部(?)が展示されています。
また、各ホームにはベンチ、飲料自動販売機があります。
写真は青砥方を望む。
 
 

押上方を望む。
この先、住宅街の中を西南西へ進み、左へカーブして平和橋通りと踏切で交差すると高架区間になり、「キャプテン翼」とのコラボで有名な四ツ木駅へと至ります。
尚、今後は高架化の予定で、駅前の再開発も予定されている事から、風景がガラッと変化すると思われます。
 
 

青砥方を望む。
この先、すぐに左へカーブして高架区間になり、住宅街の中を北東へ進むと左から京成本線が合流し、重層高架構造の青砥駅へと至ります。
尚、こちら側も今後に高架化される予定で、風景が大幅に変化すると思われます。
 
 
あとがき
私が京成立石駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は高架化前提でリニューアルが行われなかったからか、昭和時代の雰囲気を色濃く残していました。また駅前も下町の商店街といった風情で、この雰囲気を求めに観光客が来るのも頷けました。
 
新宿からですと都営新宿線の急行または各駅停車で馬喰横山駅まで行き、地下通路で連絡している東日本橋駅から京成押上線直通列車(押上線内の種別は「普通」に限る)に乗り換えて当駅下車です。車内放送や案内板では「京成」を省略して「立石」としか案内されないので要注意です。また、京成立石駅は普通しか停車しないのでご注意下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。山手線内回り電車に乗り換えて日暮里駅で下車します。そして京成線の優等列車(スカイライナーなどを除く料金不要種別)に乗車して青砥駅で下車し、押上線の都営浅草線方面の普通電車に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがあり、南側にイトーヨーカドー食品館もあります。飲食店もチェーン店を含めて多数ありますが、今後の再開発により状況が変化する可能性があります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、高架化まで時間がありません。ディープな雰囲気を味わえる京成立石駅へはお早目にご訪問下さい!
 
(参考:京成電鉄のHP、国土交通省関東地方整備局の資料、下町マーケット立石仲見世のHP、食べログ、Google地図、Wikipedia)