第1289回('19) 神戸市西部の駅をさらに降りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2019年のゴールデンウィーク10連休最終日の5月6日、再び『三宮・姫路1dayチケット』(1,400円)を利用して、山陽電車で神戸に向かいました。そして阪神神戸高速線、山陽電気鉄道本線、JR神戸線の未訪問駅を下車していきました。そして昼前の舞子公園駅下車をもちまして神戸市の全駅下車を達成し、最後は明石市の駅も数駅巡って帰りました。
 
今回は前半の内容です。山陽電車で高速神戸駅まで行き、少しずつ戻りながら未訪問駅で下車していきました。神戸市須磨区ではJR神戸線にも乗りました。
 
今回の日程  2019年5月6日 (月・休)  【前半】
 
別府530(山陽電鉄本線)536東二見538(山陽電鉄本線→阪神神戸高速線・直通特急【赤】)612高速神戸645(徒歩)655新開地709(阪神神戸高速線・直通特急【赤】)711高速長田751(普通)752西代824(山電本線・普通車)825板宿851(普通車)853東須磨910(徒歩)930鷹取943(JR神戸線・127B)945須磨海浜公園1005(徒歩)1015月見山1031(山電本線・阪神特急)1034板宿
 
【後半へ続く】
 
この日も4時に起きて、朝食を済ませてから自宅を出発して別府駅へ。この日は午後から雨予報でしたが、朝は晴れていました。別府駅の自動券売機で『三宮・姫路1dayチケット』を購入してから入場し、5時30分発の普通・阪神三宮行きに乗車しました。3000系3連で、前日が日曜日だったからか夜勤帰り風の乗客は少なく、半分ほど空席があり、着席してスマホを操作しながら道中を過ごしました。そして、6分後に到着した東二見駅で下車しました。
 
東二見駅では当駅始発の直通特急(赤色幕…神戸高速線通過運転)・阪神梅田行きに乗り継ぎました。5000系6連で、私は5両目の海側クロスシート窓側席に座りました。乗車率は低く、窓側席にも空きがある状態で東二見駅を発車しました。季節的に既に明るくなっていたので、道中は明石海峡大橋などの車窓風景を眺め続けていました。そして東須磨駅を通過して地下区間に入るとスマホを操作して、6時12分に到着した高速神戸駅で下車しました。高速神戸駅は2017年以降も何度も利用していますが、意外にもあまり写真を撮影していなくて、今回はリベンジ訪問となりました。
 
 

 
高速神戸駅のリベンジ撮影後は、新開地駅との間の線路の上層に存在する地下街「メトロこうべ」を、高速神戸駅から新開地駅まで久しぶりに歩きました。両駅間の距離は約600mで、徒歩10分以内で移動できます。高速神戸駅直上の「神戸タウン」には敷地の関係で細長いファミリーマート(コンビニエンスストア)と細長いダイソー(100円ショップ)があります。また、両駅間は地下道になっていて、古書店(古本屋)や卓球場があります。また、かつてはゲームセンターもありましたが、今ではゴルフ練習場になっていました。そして「メトロこうべ」を歩いていて一番驚いたのは、警備員が自転車で巡回していた事ですw 「メトロこうべ」は横方向に長くて歩きだと時間がかかり、かつ早朝だったので自転車を使用していたと思われます。しばらく歩くと新開地駅直上の商店が並ぶ「新開地タウン」が見えてきて、新開地駅に着きました。
 
 

 
新開地駅からは7時09分発の阪神神戸高速線の直通特急(赤色幕)・山陽姫路行きに乗車しました。山陽5000系6連で、オールロングシート化された最後部車両に乗り込みました。半分ほど空席があったので着席して、給水をしました。そして2分の乗車で高速長田駅に着き、下車しました。下車後は地上に出ましたが、3日前に隣接する神戸市営地下鉄西神・山手線の長田(長田神社前)駅の駅前を散策していたので、今回は軽い散策にとどめました。
 
 

 
高速長田駅では7時51分発の普通・山陽姫路行きに乗車。山電3050系4連で、半数ほどの座席が埋まる程度の乗車率でした。私は最後部車両で着席し、1995年まで使用されていた高速長田駅西方の地上へ出る旧線跡を確認して、次の西代駅で下車しました。西代駅は阪神神戸高速線(旧:神戸高速鉄道東西線)と山陽電気鉄道本線の境界駅で、山電本線の起点駅です。駅は山陽電鉄が管理していますが、相対式ホーム2面2線のみで、中間駅の配線、構造です。しかも直通特急(赤)は通過するという、何とも寂しいターミナル駅ですw 下車後は地上に出て駅前を散策し、駅西側の西代車庫跡にある山陽電鉄の本社などを確認しました。
 
 

 

 
西代駅からは8時24分発の普通車(山電では普通列車を「普通車」と表現)・山陽姫路行きに乗りました。5000系4連で、そこそこの乗車率でしたが、最後部車両の後ろ向き固定クロスシートに空きがあったので窓側席に着席し、水分補給を済ませて、次駅である板宿駅で下車しました。板宿駅は神戸市営地下鉄西神・山手線との接続駅で、また板宿~三宮は山電・阪神と地下鉄で競合している事から、普通運賃ですと2社合算(280円。山電150円+阪神150円-乗継割引20円)で不利な山電・阪神は企画乗車券「三宮とくやん2枚きっぷ」(450円。1枚当たり225円)を発売して対抗しています。一方、地下鉄は普通運賃270円で、かつては6枚一括購入が条件の昼割切符を駅構内売店にて220円でバラ売りして迎え撃っていましたが、バラ売りは2010年に終了した模様です。この区間、全列車が三宮に直通する地下鉄の方が利便性が高い印象ですが、地下鉄は常に混雑していて着席できる可能性は低く、着席できる確率の高い山電・阪神の方が楽に移動できそうです。
下車後は駅前を軽く散策しました。板宿本通商店街も少し歩き、当駅前で昼食をとる予定なのでどのような飲食店があるのか調べました。
 
 

 

 

 
板宿駅では8時51分発の普通・山陽姫路行きに乗車しました。3050系4連で、ガラガラの最後部車両で着席して、地上区間に出ると車窓風景を眺めて1駅目の東須磨駅で下車しました。1978年に西代駅から移転してきた東須磨車庫があり、当駅を始発・終着とする列車が多数設定されています。そして駅自体の規模は大きいのですが、駅前は普通の住宅街で、商店は少なかったです。
 
 

 
東須磨駅からは、約1.1km南にあるJR神戸線の鷹取駅を目指して歩きました。途中から新しい市街地に入りましたが、この場所はJR西日本の鷹取工場跡地で、鷹取工場は1995年の阪神・淡路大震災で被災し、跡地を市街地復興事業に利用するため2000年に網干総合車両所にその機能を移転しました。現在は集合住宅や小学校などが建てられていますが、西側はグラウンドや空地もあり、今後変化があるかもしれません。そして最後は地下道でJR線の南側に回り、東須磨駅から20分ほどで鷹取駅に着きました。
 
 

 
鷹取駅到着後はICカード『ICOCA』で入場し、9時43分発の普通・西明石行きに乗車。321系7連で、最後部車両はほぼ満席でした。JRと山電の乗客数の違いをまざまざと見せつけられました。道中はドア脇に陣取り、車窓風景を眺めてすぐに到着した須磨海浜公園駅で下車しました。2008年に開業した須磨海浜公園駅で下車したのは今回が初めてでした。この日は休日だったので須磨海浜公園または須磨海浜水族園に向かう親子連れが多く見られました。須磨海浜公園駅が開業するまでは須磨海浜水族園は駅から遠く、弟が赤ちゃんだった頃は須磨駅からタクシーに乗って行った記憶があります。
 
 

 
須磨海浜公園駅下車後は、再び歩いて約700m北にある山電の月見山駅を目指します。狭い生活道路を北へ歩き大通りに出て、少し西へ歩きましたがスーパー「ジョイエール」には多くの買い物客がいました。その先にある交差点を右折して商店街になっている狭い道路を北上すると、須磨海浜公園駅から10分少々で月見山駅に着きました。月見山駅は典型的な下町の私鉄駅といった雰囲気でしたが、乗降客はさほど多くありませんでした。ちなみに月見山・山陽須磨~神戸三宮(阪神・阪急とも)の普通運賃は330円(山電190円+阪神・阪急150円-乗継割引10円)で、JRの須磨海浜公園・須磨~三ノ宮の普通運賃はわずか180円と、全く勝負になりません。一方の山電は、2009年に直通特急を停車させたり、板宿駅の項で述べた「三宮とくやん2枚きっぷ」(450円。1枚当たり225円)の適用範囲を月見山駅を含む山陽須磨駅まで拡大するなど対抗策を講じていますが、乗車人員のデータを見るとJRとの差が拡大するのを防ぐのが精一杯のようです…。
 
 

 
月見山駅からは、須磨浦公園駅始発の阪神特急(神戸三宮駅まで各駅停車)・阪神梅田行きに乗車して一旦板宿駅まで戻りました。車両は阪神8000系6連で、ガラガラの最後部車両で着席して、水分補給後に車窓風景を眺めつつスマホを操作して道中を過ごしました。そして板宿駅下車後は板宿本通商店街へ。先程の下見で、「山陽そば」か「マクドナルド」かで迷いましたが、かなり空腹状態だったのでカロリーの高い「マクド(関西での略称。関東での略称は「マック」)」を選択してしまいました。前回の東京遠征時は「ビッグマックJr.」を食べましたが、何だか物足りなかったので今回は普通サイズのビッグマックセットを頼みました。もう1ランク大きいサイズのビッグマックもありましたが、病気療養中の身なので今回はパスしましたw
 
 

 
食事後は山電の板宿駅に戻り、まだまだ乗り鉄、降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)