山陽網干駅【兵庫県】(山陽電鉄網干線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、兵庫県姫路市南部を東西に結ぶ山陽電気鉄道の支線・網干線の終着駅で、昔ながらの町並みが残る網干地区中心部への玄関口である
山陽網干駅 (さんようあぼしえき。Sanyo-Aboshi Station) です。
 
 
駅名
山陽網干駅 (SY 56)
 
所在地
兵庫県姫路市
 
乗車可能路線
山陽電気鉄道:網干線
 
隣の駅
飾磨方……平松駅
 
訪問・撮影時
2019年3月
 
 

山陽網干駅の駅舎です。
駅の終端部に駅ビルがあり、駅舎機能は1階にあります。テナントは学習塾のみと思われます。
Wikipediaには駅ビル内にファミリーマートがあると書いてありますが、現在は駅北側の敷地にて路面店で営業しています。
 
 

駅前の様子です。駅前広場が整備されていて、バスターミナルが併設されています。
駅は網干地区の市街地北端に位置していて、写真奥の駅南側に市街地が広がっています。
尚、JR山陽本線の網干駅は当駅から北へ約3.2kmと、相当離れています。当駅からJR網干駅へ移動される場合は路線バスの方が無難ですが、バスは本数が少ないので事前に時刻の確認が必要です。
 
 

駅舎内の様子です。駅ビルに隣接した部分に改札口があります。山陽網干駅は有人駅です。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が並んでいて、左側が有人通路兼窓口です。
左手前に自動券売機があります。
改札口とホームの間はスロープで結ばれています。トイレと多機能トイレは改札内にあります。
 
 

駅名標です。山陽電鉄では珍しく時刻表や路線図と一体になった建植式です。
デザインは他駅のものと共通ですが、書体が違います。駅ナンバリングも表示されています(SY56)。
 
 

山陽網干駅は頭端式ホーム1面2線の島式構造の地平駅です。3両対応です。
右側が1番線、左側が2番線です。昼間帯は2番線にのみ発着します。
ホーム上屋は終端部約1両分のみ設置されています。写真は飾磨方を望む。
 
 

飾磨方を望む。
網干線は全線単線ですが、複線分のスペースが確保されています。しかし複線化される可能性は限りなく低そうです…。
この先、住宅地の中を東北東へ走り、大津茂川を渡ると平松駅へと至ります。
尚、レールはこの先、山陽電鉄本線と阪神本線、阪神なんば線を経由して近鉄線につながっており、近鉄名古屋駅や賢島駅まで続いていますが、山陽網干から名古屋や賢島まで直通する列車は設定されていません。
 
 

終端部を望む。
ホーム終端部に車止めがあり、ホームの先には駅舎・改札口があります。
尚、網干線は過去に飾磨から岡山や赤穂、相生への敷設構想がありましたが、戦前の1940年に飾磨~山陽網干駅が開業するにとどまり、戦後も赤穂への延伸構想が復活しましたが、結局はコストの面などから断念し、延伸構想は消滅しました。
 
 
あとがき
私が山陽網干駅で下車(乗車)したのは1999年、2006年、2009年、2019年の計4度です。1999年は乗りつぶしのため、2006年は単純乗り鉄のため、2009年は山陽網干線の車窓風景撮影のため、そして2019年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅舎は1999年の時点で建て替えられていました。また駅前は市街地ですが、幹線道路に歩道がなく、危険を感じました。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で姫路駅まで行き、隣接する山陽姫路駅から山陽電鉄本線の直通特急または普通に乗車して飾磨駅で下車。さらに網干線の山陽網干行き電車に乗り換えて終点下車です。若干タイトな日程になりますが、じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR神戸線の新快速に乗り姫路駅下車、以降は上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅北側にコンビニ(ファミリーマート)が、南側の国道250号線沿いにはマクドナルドがありますが、他に気軽に入れる商店、飲食店は少ないです。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度はやや高いですが、山陽電鉄網干線を乗り鉄の際は山陽網干駅ですぐ引き返さずに、ぜひ一度は駅の外にも出られてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)