新馬場駅【東京都】(京急本線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都品川区にある京急本線の駅で、
かつては駅間距離の近い2つの駅(北馬場駅、南馬場駅)に分かれていましたが1975年~1976年に統合されて誕生した駅、
新馬場駅 (しんばんばえき。Shimbamba Station) です。
 
 
駅名
新馬場駅 (KK 03)
 
所在地
東京都品川区
 
乗車可能路線
京浜急行電鉄:本線
 
隣の駅
品川方・泉岳寺方……北品川駅 
浦賀方・三崎口方……青物横丁駅 
 
訪問・撮影時
2018年8月
 
 

新馬場駅の北口です。以前の北馬場駅の位置にあります。
以前は目黒川を挟む形で北馬場駅と南馬場駅があり、両駅間の営業キロが0.4kmと、近接していました。
高架化に伴い両駅が統合されましたが、元の2駅の利用者の利便性を極力損なわないように北馬場駅跡に北口が、南馬場駅跡に南口が設置されました。
尚、駅前広場は高架下に歩行者用のスペースがあるのみです。
 
 

北口駅前の様子です。北西を望む。
京急本線に並行して箱根駅伝のコースにもなっている第一京浜(国道15号線)が並行しています。
周辺は住宅街ですが、第一京浜沿いを中心にビルや中高層住宅も見られます。
また、写真中央の森には品川神社があります。そして駅の東側にはホテル「京急EXイン 品川・新馬場北口」があります。
 
 

北口改札口の様子です。2階にあります。駅員が配置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機があり、左側に有人通路兼窓口があります。
左手前には自動券売機があります。トイレは改札外の1階にあります。
改札外で1階と、改札内で3階(ホーム階)とを結ぶエレベーターが設置されていますが、エレベーターは北口のみに設置されています。
 
 

こちらは新馬場駅の南口です。以前の南馬場駅の位置にあります。
高架下に駅舎がありますが、高架橋と一体構造ではなく独立した平屋建て駅舎となっています。
尚、当駅を含む北品川駅~青物横丁駅間の高架化の際、線路の両側に建物が密集していて用地買収がままならなかったようで、直上高架方式が採用されています。その結果、高架橋の橋脚が地上線跡を覆うように設置されました。その影響で、歩行者用スペースのみの駅前広場は高架下なのにスッキリとした印象です。
 
 

南口駅前の様子です。東を望む。
付近は住宅街で、寺院が多く落ち着いた感じの街並みとなっています。
また、こちらも京急本線に並行して西側に第一京浜(国道15号線)が並行していて、ビルや中高層住宅が見られます。
 
 

南口改札口の様子です。駅員が配置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機があり、右側に有人通路兼窓口があります。
さらに右側には自動券売機があります。トイレは改札外の駅前広場にあります。
また、改札口からホーム階への階段、エスカレーターまでは少々距離があります。駅入口から駅舎を経て階段・エスカレーターまでが概ね旧・南馬場駅です。
尚、こちら側には改札階とホーム階を結ぶエレベーターが設置されていないので、北口へ回る必要があります。
 
 

駅名標です。数年前に現行のデザインの物に更新されました。
紺色ベースの落ち着いたデザインとなっています。駅ナンバリングも併記されています(KK03)。
 
 

新馬場駅は相対式ホーム2面2線の地平駅で、統合駅ゆえに北口、南口両側へ配慮する必要があったのかホームはとても長く、11両編成対応相当です。しかし実際に発着する列車は6両が最長です。浦賀方ではホームが目黒川を跨いでいます。
左が三崎口・羽田空港方面の1番線、中央が泉岳寺・都営浅草線方面の2番線です。
ホーム上屋(屋根)ですが、両端に改札口がある関係で全体にわたって設置されています。
写真は浦賀方を望む。
 
 

こちらは南口方より品川方・泉岳寺方を望む。列車の停車位置は北口寄りになっています。
ゆえに南口から列車に乗るまでには構内やホームを結構歩かなければなりません。
 
 

品川方・泉岳寺方を望む。この先、第一京浜と並走しながら走行します。
左へカーブすると地平区間になり、ほどなくして北品川駅へと至ります。
今後、北品川駅南方~品川駅近くの踏切を解消すべく高架化の計画がありますが、その際、北品川駅は地平から高架になり新馬場方で既存の高架線と接続し、品川駅は高架から地平になる予定です。品川駅はJRと高低差をなくす事により駅の東西の移動や京急とJR、新幹線の乗換がスムーズになる見込みです。また、品川駅には2027年にリニア中央新幹線の駅が開業予定で、駅が地平化されればリニアとの乗換にも便利な構造になると思われます。また、急カーブも緩和されると思われます。
 
 

浦賀方を望む。
この先、少し距離を置いて第一京浜と並走します。住宅街の中を高架線で南下し、青物横丁駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が京急の新馬場駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。旧の南北それぞれの駅の利用者の利便性を損ねないために北口と南口が相当離れていました。駅前は住宅街で、人通りは少なかったです。
 
新宿からですと山手線内回りに乗り品川駅で下車。京急本線の下り普通電車に乗り換えて2駅目で下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅近くにコンビニはありますが、気軽に入れる飲食店はほとんどありません。ドトールコーヒーがあるくらいです。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からも行きやすいですが、東京の人でもスルーしてしまう人が多いかと思います。西日本や羽田空港からも行きやすい駅なので、ぜひ一度は新馬場駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:マイナビニュース、Google地図、Wikipedia)