北品川駅【東京都】(京急本線。2018年訪問)

今回の【駅】コーナーは、
東京都品川区にある京急本線の駅で、
「どうして品川駅より南にあるのに北品川駅名の？」としばしば話題に上る事のある
北品川駅(きたしながわえき)です。

尚、北品川駅の由来ですが、Wikipediaによると

品川駅よりも南に位置するが、旧東海道の品川宿北端に立地しているため、北品川停留場と名付けられた。開設当時の所在地は荏原郡品川町大字北品川宿であった。
なお、品川駅の所在地は品川区ではなく港区高輪三丁目である。

との事です。

また、北品川駅とその付近の区間は高架化の計画があります。同時に品川駅が地平化される予定です。

駅名	所在地
北品川駅 (KK 02)	東京都品川区

乗車可能路線・系統

京浜急行電鉄：本線

隣の駅

←品川・泉岳寺方	横浜・浦賀方→
品川駅	新馬場駅

訪問・撮影時

2018年8月

北品川駅の駅舎は線路の西側にあり、第一京浜(国道15号線)に面しています。
品川方面ホームの浦賀方に面してあり、平屋建ての簡素な駅舎となっています。

駅前の様子です。北を望んでいます。周辺は住宅街で、中高層の住宅も多く見られます。
箱根駅伝のコースにもなっている第一京浜(国道15号線)が南北に貫き、その右側に北品川駅があります。
写真奥に新八ツ山橋(陸橋)があり、JRの山手線、京浜東北線、東海道本線、横須賀線を跨いでいて、これらの線路と並走する東海道新幹線は八ツ山トンネルで第一京浜をくぐっています。
また、開業時は京急のターミナル駅で(駅名は八ツ山橋停留場)、東京市電と接続していました。

改札口の様子です。
ICカード『PASMO』対応の自動改札機が並んでいて、左側に有人通路兼窓口があります。
さらに左側には自動券売機があります。トイレは改札内にあります。

駅名標です。数年前に現行のデザインの物に更新されました。
紺色ベースの落ち着いたデザインとなっています。駅ナンバリングも併記されています(KK02)。

北品川駅は相対式ホーム2面2線の地平駅で、6両編成対応です。
左が三崎口・羽田空港方面の1番線、中央が泉岳寺・都営浅草線方面の2番線で、1番線と2番線はホームの位置がずれています。
駅舎は2番線側にあり、駅舎・2番線と1番線は浦賀方にある跨線橋で結ばれています。エレベーターも設置されています。
尚、2番線の右側(西側)には保線用の側線が2線あり、品川方で本線と接続しています。
写真は浦賀方を望む。

こちらは品川方・泉岳寺方を望む。こちら側に跨線橋があり、ホームはカーブしています。

品川方・泉岳寺方を望む。この先すぐに踏切を渡りながら左へ急カーブして八ツ山橋でJR線を跨ぎ、すぐに右へカーブして高架区間となり品川駅へと至ります。
今後、この先の踏切を解消すべく高架化の計画がありますが、その際、北品川駅は地平から高架になり新馬場方で既存の高架線と接続し、品川駅は高架から地平になる予定です。品川駅はJRと高低差をなくす事により駅の東西の移動や京急とJR、新幹線の乗換がスムーズになる見込みです。また、品川駅には2027年にリニア中央新幹線の駅が開業予定で、駅が地平化されればリニアとの乗換にも便利な構造になると思われます。また、急カーブも緩和されると思われます。

浦賀方を望む。
この先、第一京浜と並走しながら走行します。高架線になり右へカーブすると新馬場駅へと至ります。

あとがき

私が京急の北品川駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。ターミナル駅に隣接する小駅は数多くありますが、典型的なターミナル前の駅といった感じでした。駅前が市街地なのに、乗降客の少なさに驚かされました。
新宿からですと山手線内回りに乗り品川駅で下車。京急本線の下り普通電車に乗り換えて1駅目で下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。

食料・飲料について、駅近くにコンビニはありますが、気軽に入れる飲食店はほとんどありません。事前に用意しておいた方が無難でしょう。

大阪からも行きやすいですが、東京の人でもスルーしてしまう人が多いかと思います。西日本や羽田空港からも行きやすい駅なので、ぜひ一度北品川駅でも途中下車されてみて下さい！

(参考：Google地図、Wikipedia)