第1272回('19) 名鉄西尾線の未訪問駅を降り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…

 

2018年4月13日~14日、1泊2日の日程で名古屋へ乗り鉄に出かけました。
目的は名鉄の「降り鉄」で、未訪問駅を少しでも減らすべく、できるだけ多くの駅に下車していきましたが、14日の昼頃から雨が降り出し、予定変更を余儀なくされました…。

今回は初日中盤の内容です。昼間帯は名鉄西尾線の未訪問駅を下車していき、結果、西尾線の全駅下車を達成できました。

 


今回の日程 2019年4月13日(土)  【その2】

 

新安城1007(西尾線)1009北安城1040(普通)1042南安城1057(急行)1100桜井1201(急行)1208桜町前1227(普通)1228西尾口1242(上り普通)1246米津1316(普通)1323堀内公園1353(普通)1355碧海古井1425(普通)1432新安城

 

【その3へ続く】

 


新安城駅では西尾線の普通・西尾行きに乗り換えました。6800系2連の後方に6000系2連を併結して入線してきましたが、6000系は切り離され、6800系2連になりました。私は前方車両に乗り、大半の座席が空いていたので着席しました。そして道中は車窓風景を眺めて過ごし、1駅目の北安城駅で下車しました。JRの安城駅にほど近い住宅地に駅がありますが、駅の東側には農地が広がっていました。また駅は単式ホーム1面1線と小規模でした。

 

 

 

北安城駅からは後続の普通・西尾行きに乗車しました。6800系2連で、乗車した先頭車両は空席が多く、着席してJR東海道本線との交差部などを眺めて次駅の南安城駅で下車しました。古さを感じる高架駅で、かつては有人駅だったはずですが、無人駅化されていました。しかも改札口が中2階から1階に移転していました。これはエレベーター設置時に地平とホーム階を直結すれば、途中で下りる手間が省けて利便性UPしますからね…。また、大昔は当駅から国鉄の安城駅との間に名鉄の安城支線が存在していました。

 

 

 

南安城駅では後続の急行・吉良吉田行きに乗車。5000系4連で、乗車した先頭車両はそこそこの数の座席が埋まっていましたが空席に着席して車窓風景を眺めました。そして次の停車駅である桜井駅で下車しました。近代的な高架駅で、駅員も配置されていました。

 

 

 

桜井駅の駅前を散策後は駅の北西側にある「アピタ安城南店」へと入りましたが、「アピタ」を運営する「ユニー」はファミリーマート傘下からドンキホーテ傘下になり、残存する店舗も「MEGAドン・キホーテ」に変わるようですね。私も子供時代に東海地区で過ごした事があり、「ユニー」系にはお世話になりました。地元ではかなりショッキングなニュースだったと想像できます…。
私はその「アピタ安城南店」内のフードコートへ行き、地元ではメジャーな「スガキヤ」でラーメンを食べました。療養中なので多くは食べられませんでしたが…。

 

 

 

昼食後は桜井駅へと戻り、12時01分発の急行・吉良吉田行きに乗車しました。3500系4連で、乗車した先頭車両は大半の座席が埋まっていたので、確実に車窓風景を眺めるためにドア脇に陣取りました。道中は矢作川などの風景を眺めて、3駅先の桜町前駅で下車しました。ホーム1面1線の小さな駅ですが駅前は市街地で、近くに高校があり、高校生の利用が多かったです。

 

 

 

桜町前駅では後続の普通・西尾行きに乗車。6800系2連で、比較的空いていたので先頭車両の前向きクロスシート窓側席に座りました。発車後しばらくして高架区間になり、すぐに西尾口駅に到着して下車しました。市街地にある駅ですが乗降客が非常に少ないです。

 

 

 

西尾線の当駅より先、西尾駅~吉良吉田駅の全駅と蒲郡線全駅は2017年に訪問済みなので、当駅からは新安城方面へ折り返します。乗車した普通・新安城行きは先程乗車した西尾行きの折り返し便で、6800系2連でした。半数ほど空席があり、私は後部車両のロングシートに座って車窓風景を眺め、矢作川を渡った先にある米津駅で下車しました。住宅地にある駅で、手狭な感じがしました。また、下りホーム外側には大きなソメイヨシノの桜の木があり、満開状態でした。「河津桜」ならぬ「米津桜」といった所でしょうか。

 

 

 

米津駅では30分後の普通・新安城行きに乗りました。6800系2連で、ほぼ満席だったので後部車両ドア脇で立席に。米津駅の時点でほぼ満席ですと新安城到着時点で混雑すると思われます(実際にそこそこ混雑していましたが)。乗客の立場からしたら増発または増結をお願いしたいですね。道中は車窓風景を眺め続けて、3駅目の堀内公園駅で下車しました。以前より駅前に小さな観覧車があり気になっていたのですが、ようやく下車できました。駅北側には駅名が示すように安城市立の堀内公園があり、前述の観覧車やメリーゴーラウンドなどの遊具(1回100円以下)もあります。西方にあるデンパーク(入園料が必要)とは違い入園料金不要で芝生広場やフィールドアスレチックなどもあり、遊具も格安だからか、多くの家族連れで賑わっていました。しかし残念ながら名鉄利用での来園者は非常に少なく、ほとんどがマイカー利用のようでしたが…。

 

 


 

堀内公園駅からは後続の普通・新安城行きに乗車しました。6800系2連で、後部車両はほぼ満席でドア脇へ。この電車は先ほどの電車より乗車率が低かったです。道中は車窓風景を眺めて、次の碧海古井駅で下車しました。冠名の「碧海」とは、この周辺の地域が元々「碧海郡」だった事に由来しています。安城市、刈谷市、知立市、高浜市、碧南市と周辺市の一部が旧「碧海郡」に相当しますが、郡域の全自治体が市制された結果「碧海郡」は消滅しました。現在でも旧郡域を「碧海地区」と呼称していたり、「碧海信用金庫」「碧南市」が存在していたりして「碧海」の名前や名残が残っています。また現在の名鉄西尾線は「碧海電気鉄道」が建設した路線で、「碧海」を冠した駅が4駅誕生しました。そのうち碧海西尾口駅は戦前に西尾口駅へと改称された以外、比較的最近まで碧海古井駅、碧海堀内駅、碧海桜井駅の3駅体制(?)で、この3駅は連続していました。しかし2008年に碧海堀内駅が堀内公園駅に、碧海桜井駅が桜井駅へと改称されたため、現在は碧海古井駅のみが「碧海」を冠した駅として唯一残っています。碧海古井駅から「碧海」が取れなかったのは、あくまでも推測ですが、名鉄広見線に近い高山本線の古井駅(美濃加茂市に所在。読みは「こび」)があり、重複駅名になってしまうと定期券などで混乱が発生する可能性を避けるためでは…と思いました。真相は謎ですが、名鉄の前身会社の名残である「碧海」の冠名はずっと残しておいてほしいですね。ちなみに碧海古井駅は住宅地にあり、駅南側で東海道新幹線と交差しています。

 

 

 

碧海古井駅に下車した事で、西尾線の全駅を制覇できました。次は名古屋本線へ戻るべく30分後の普通・新安城行き(6800系2連)に乗車しました。満席で、後部車両ドア脇に陣取りました。道中は乗降の動向を調べながら車窓風景を眺めました。南安城駅では乗降ともに多く、北安城駅では乗車の方が多かったです。結局、後部車両は立客が1両当たり10人ほどいる状態で終点の新安城駅に到着しましたが、階段に近い先頭車両からは後部車両より多くの人が下車していました。先頭車両は結構混雑していたようです。

 

 

 

この後は、名古屋本線の未訪問駅で下車していきました。

 


(つづく)

 

 

今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません

 


(参考:Wikipedia)