今回の【駅】コーナーは、東京都新宿区北西部の閑静な住宅街にある西武新宿線の駅で、
南北を台地に挟まれた神田川と妙正寺川の合流地点に当たる谷にある駅、
下落合駅 (しもおちあいえき。Shimo-Ochiai Station) です。
駅名
下落合駅 (SS 03)
所在地
東京都新宿区
乗車可能路線
西武鉄道:新宿線
訪問・撮影時
2018年8月
上り線の本川越方にある下落合駅の北口駅舎です。平屋建てで、開口部が広いです。
一瞬、コンビニエンスストア「ローソン」と間違えてしまいそうです(私だけかもしれませんがw)
駅前広場は設けられていません。路線バスの停留所は駅西側を通る南北の通りに面して設置されています。
北口駅前の様子です。周辺は住宅街で、商店は少ないです。すぐ先で妙正寺川を渡ります。
妙正寺川の先には新目白通りが東西に通っており、さらに北は台地で上り坂になります。
尚、駅の北西側には大正時代~昭和初期にかけて西武グループにより分譲された住宅街が広がっていて、「目白文化村」と呼ばれていました。
西武グループの創業者である堤康次郎も下落合に居を構えていました。
北口改札口の様子です。駅員が配置されており、『PASMO』対応の自動改札機が設置されています。
いちばん右が有人通路で、右手前には窓口と自動券売機があります。トイレは改札内(西武新宿方面の1番線ホーム)にあります。
こちらは下り線ホームの本川越方にある下落合駅の南口駅舎です。
南口駅舎と同じく平屋建てですが、建物は小さく、横幅はホーム幅とほぼ同じです。北口側にも駅前広場は設けられていません。
こちらは駅員無配置のため、インターホンが設置されています。
また、『PASMO』対応の自動改札機が2通路設置されています。
但し、自動券売機は設置されていないため、きっぷを所持していない場合やICカードの残額不足時は北口へ回らなければなりません。
南口駅前の様子です。
こちらも住宅街ですが、通りの左側は落合水再生センター(下水処理場)や落合中央公園がかなりの面積を占めています。
下り線ホーム(2番線)壁面にある駅名標です。時刻表や路線図と一体になったタイプです。
西武鉄道の新タイプで、駅ナンバリングも表示されています(SS03)。
下落合駅は8両対応の相対式ホーム2面2線の構造で、カーブしています。
ホーム上屋は写真奥側、本川越方の6両分のみ設置されています。南北の駅舎と改札口も写真奥、本川越方に設置されています。
写真右側が1番線(上り西武新宿方面)で、北口改札に面しています。左側が2番線(下り本川越方面)で、南口改札に面しています。
尚、北口・1番線と南口・2番線との間は改札内の跨線橋(階段、エレベーター)で結ばれています。
写真は本川越方を望む。
西武新宿方を望む。
この先、新目白通りと並走しながら神田川の谷を東へ進み、右へカーブして山手線をアンダークロスすると神田川を渡り、高架区間になって高田馬場駅へと至ります。
本川越方を望む。
この先、住宅街の中を西へ走り、左へカーブして妙正寺川を渡ると中井駅へと至ります。
あとがき
私が下落合駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかわかりませんが、東京都の全駅を訪問すべく下車しました。尚、西武新宿線の鷺ノ宮駅近くに弟が住んでいた事があり、下落合駅は何度も通過してはいたのですが、下車は2018年が初めてでした。ターミナル駅の隣駅にありがちな小さな駅で、乗降客も少なくないながらも多くはありませんでした。商店も少なく、閑静な感じがしました。
新宿からですと西武新宿駅から西武新宿線の各駅停車に乗り1駅目の当駅下車です。急行などの優等列車は高田馬場駅を出ると相当先の鷺ノ宮駅まで停車しないので乗車しないように。他に新宿駅から山手線外回りで高田馬場駅まで行き、西武新宿線の各駅停車に乗り換える手もあります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車。山手線外回りで高田馬場駅まで行き、西武新宿線の各駅停車に乗り換えて1駅目で下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅近くにコンビニが複数あり、スーパーもマルエツプチがありますが、気軽に入れる飲食店は少ないです。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度もそう高くありません。西武新宿線を乗り鉄の際は遠方に目が向きがちですが、ぜひ一度は下落合駅でも途中下車されてみて下さい!
(参考:Google地図、Wikipedia)