意外な単線区間(61・西鉄貝塚線) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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複線区間と勘違いされそうな単線区間を紹介していくミニコーナーです。
第61回目は、福岡市北部の貝塚と郊外の新宮町とを結ぶ西鉄の路線、西鉄貝塚線です。
2007年まではもっと北の津屋崎まで延びていて、路線名称も宮地岳線でした。

福岡市地下鉄箱崎線と接続しており、
またほぼ全線において九州一人口の多い福岡市内を走っているので全線複線かと思いがちですが、
意外にも(?)、全線単線です。
もっとも、市街地の外れにある貝塚駅で地下鉄と接続したのは比較的最近のことで、
以前は路面電車の西鉄福岡市内線と接続していました。

中心市街地の天神へ出るには運賃が西鉄と地下鉄の合算となり割高になるのが利用低迷の一因でしょう。
そしてJR鹿児島本線と並行していて、本数や所要時間で劣勢なのも影響しているでしょうね…。

また、地下鉄箱崎線との直通運転の構想もあります。
このプロジェクトが進行すれば貝塚線も一部は複線化される可能性はありますが、
多額の投資が必要で、現在の利用客数を考えると費用対効果の面で疑問が残ります。

地下鉄との直通運転構想の進展次第ですが、もし実現しても複線化されるとは限らず、
構想がストップしている現状では、複線化される可能性はほぼゼロでしょう。


(参考:Wikipedia)