意外な単線区間(54・呉線) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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複線区間と勘違いされそうな単線区間を紹介していくミニコーナーです。
第54回目は、三原駅から呉を経由して広島駅に近い海田市駅へ至る、瀬戸内海沿いを走る路線、呉線です。

幹線扱いで、戦前は軍港都市であった呉市を経由するため、
少なくとも広島寄りの呉~海田市は全区間複線かと思いがちですが、
意外にも(?)、全線単線です。一切複線化されていません。

特に広島方は以前より沿線人口が多く、列車もラッシュ時は線路容量ぎりぎりまで増発されています。
軍事的な要請もあり戦前~戦時中にかけて複線化工事が行われましたが資材難で断念されています。
戦後には戦前に完成した設備を活用して新線化されましたが、複線化は一切なされていません。

今後は広島~呉の流動が大きくなれば複線化事業が動き出すかもしれませんが、可能性は低そうです。

そして、東部の三原~呉につきましては、複線化される可能性はまぁゼロでしょうね。


(参考:Wikipedia)