留萌本線(留萌~増毛。2016年廃止) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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増毛駅にて。

 

【踏破後、廃線…】の第37回目は、2004年5月に乗りつぶしをして、2016年12月5日に廃止(運行は2016年12月4日まで)となった、
北海道は留萌本線の末端区間、留萌~増毛です。

 

留萌本線は、留萌港への貨物輸送を目的として国により建設され、1910年に深川~留萌が、1921年に留萌~増毛が開業して全通しました。近年は羽幌線や札沼線など接続路線の廃止、そして貨物輸送の廃止や沿線の過疎化、さらにモータリゼーションや高速道路整備により輸送量が激減し、特に末端部の留萌~増毛は以前より危機的状況でした。そんな中、JR北海道の不祥事による経営悪化で超閑散線区の廃止へと舵を切った事がとどめとなり、留萌~増毛は2016年12月5日に廃止されました。
尚、今回は廃止を免れた留萌本線の深川~留萌も廃止候補に名を連ねており、廃止は時間の問題です…。


 

2004年の乗車後に作成した留萌本線の簡易版記事はこちら


 

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(Mapion地図を使用)

  

  
2016年廃止区間の概要  

路線名 区間 営業キロ  備考
JR北海道:留萌本線 留萌~増毛 16.7km  全線単線・非電化

 
踏破達成時 2004年5月
撮影時 2015年9月

  

  

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留萌駅にて。かつては中間駅でしたが留萌~増毛が廃止された今となっては終着駅となってしまいました。


 

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留萌を発車すると港湾地区の風景を見ながら貨物線跡(留萌駅構内側線廃線跡)と並走し、運河を渡ると貨物線跡と分かれ市街地を走りました。


 

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そして左へカーブして掘割を走り、海岸段丘下へ出ると右手に日本海が見えてきて、瀬越に着きました。


 

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瀬越を発車後は風力発電装置を見ながら国道231号線と並走して日本海沿いを走り、少し高台を走るようになると礼受に着きました。


 

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礼受を発車後も日本海に近い場所を走り、北海道・留萌市から増毛町へと変わり右側に旧阿分小学校の校舎が見えてくると阿分に着きました。

 

阿分を発車後は右手に住宅地を見ながら走り、やがて日本海の近くを走るようになるのですが阿分トンネルを抜けると海は離れました。


 

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その後は田畑の中を走り、信砂川を渡りほどなくすると信砂に着きました。


 

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信砂を発車後は右手に見える住宅地越しに日本海を遠望しながら田畑の中を走り、舎熊に到着しました。


 

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舎熊を発車しても住宅地越しに日本海を遠望しながら走り、左へカーブすると朱文別に着きました。


 

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朱文別を発車後は左側に山並みが接近し、その後は日本海も接近して右へカーブして走りました。
その後は左へカーブして日本海と離れると箸別に着きました。

 

箸別を発車後は農村風景の中を走ってから国道231号線をアンダーパスし、右手に日本海を見ながら海岸段丘の崖下を走りました。


 

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そして右へカーブして増毛漁港エリアへと入ると正面に市街地が見えてきて、


 

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ほどなくして終点の増毛に到着しました。


 

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増毛駅は単式ホーム1面1線の構造で、ホームは舗装されていませんでした。


 

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増毛駅は立派な駅舎を有していました。
かつて駅舎内ではそば屋が営業していましたが、末期は閉鎖されていました。

  

  
あとがき  

私が留萌本線の留萌~増毛を踏破したのは2004年5月で、その際は乗客も少なく先行きが心配でしたが、12年が経過してついに廃止されてしまいましたね…。まぁ、列車の本数が少ないという点もありましたが、普段の利用客が少なすぎたので鉄道としての役目を終えていたのでしょうね…。
私は2004年の他にも2015年に乗り鉄しましたが、そのときは既に留萌~増毛の廃止の可能性が報じられていたため、廃止より1年以上も前にもかかわらず多くの同業者(鉄道ファン)で賑わっていて、日常的な光景ではなくなっていました。

 

それにしても、現役時に2度も乗車できて良かったです。
今後は北海道で廃止ラッシュが起こりそうで、やはり鉄道路線がなくなるのは寂しいですね…。

  

  
接続路線  

接続駅 接続路線
留萌駅 JR北海道:留萌本線(深川方面)
(参考:Wikipedia)