早めに乗っておいた方が良い路線【2016年~2017年版】(32・大井川鐵道井川線) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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このミニコーナーでは、廃止危惧路線2016年~2017年版として、
全国で廃止される可能性のありそうな路線を独断と偏見で取り上げています。


32回目は、静岡県中西部を流れる大井川沿いに走るローカル私鉄、
大井川鐵道の非電化路線である井川線(千頭~井川)です。

井川線は元々、沿線のダム建設のために敷設された工事用の貨物線を旅客転用した路線で、
過疎地を走っているので地元利用は期待できず、当初より観光利用がメインとなっています。
しかし、到達難易度の高さ、大井川本線の利用客数低下などで井川線の利用客も減少傾向です。
とはいえ、井川線の赤字額は施設を保有している中部電力が負担していますが…。

問題なのは、大井川鐵道の経営状況が良くない事で、
2015年には名鉄グループを離脱して新しい経営陣の下、再起を目指していますが、
うまくいかなければ大井川本線が廃止となる可能性があり、
そうなれば井川線にも影響が及ぶ事必至です。

そして、井川線は険しい場所を走る区間が多く、よく自然災害に見舞われます。
現在も接岨峡温泉~井川が不通になっており、復旧するかどうかも未定です。


いずれにしても、現在運行している千頭~接岨峡温泉だけでも、
できるだけ早くの踏破をお勧めいたします。