第969回('14) 三陸鉄道南リアス線と釜石線などを乗り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2014年8月9日~13日、この年のお盆休みは4泊5日の日程で東日本方面へ乗り鉄旅行に出かけました。

今回は5日目前半の行程です。この日も『青春18きっぷ』を使用しました。
まずは盛岡から東北本線と釜石線を経由して釜石へと移動しました。
釜石からは、2014年の4月5日に東日本大震災による被害から完全復旧した三陸鉄道南リアス線を乗り鉄して、
盛(さかり)まで移動しました。
今回の日程 2014年8月12日(火) 【前半】

盛岡603(東北本線→釜石線・1643D)911釜石1057(三陸鉄道南リアス線・208D)1156盛

【後半へ続く】
この日も4時に起床し、ブログの管理をして朝食を済ませてからビジネスホテルをチェックアウトして盛岡駅へ。有人改札で『青春18きっぷ』を提示して4回目のスタンプが押されて入場しました。そして盛岡駅を6時03分に発車する花巻経由釜石行き1643Dに乗車しました。単行のキハ100形を4両繋いだ4両編成で、最後部車両に乗車しました。乗客は少なかったです。



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1643Dは定刻に盛岡駅を発車し、複線電化の東北本線を南へ進みます。しかし加速は鈍く、やはり電車の701系と比較すると性能差は歴然ですね…。そして列車は花巻に到着し、進行方向を変えて今度は私の車両が最前部1両目になりました。花巻を発車すると単線非電化の釜石線へと入っていきます。釜石線は宮沢賢治の作品「銀河鉄道の夜」にちなんだ『銀河ドリームライン釜石線』という愛称があり、また、各駅には駅名標にはエスペラント語による駅の愛称も書かれていますが、こちらも宮沢賢治がエスペラント語を多用していた事に因んでいます。



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時間帯が時間帯だけに東北新幹線との接続駅である新花巻でも乗客は増えず、4両編成の車内はガラガラのままで長閑な風景の中を東へ進みます。そして線内の主要駅である遠野駅では長時間停車しました。私は車外へ出て車両や駅構内を撮影し、さらに駅の外へ出て駅舎や駅前も撮影しました。その後は車内へと戻りました。



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遠野を発車後は次第に山深くなってきます。山奥にある上有住駅(かみありすえき)を発車後は土倉トンネルを抜け、オメループ線で一気に谷へ下ります。右手には後で通る釜石線の線路が見えました。そして右カーブで180度方向転換して谷へ下りきると陸中大橋駅に着きました。ここでも数分間停車したので車外へ出て駅の内外を撮影しました。また当駅構内には日鉄鉱業のホッパーの跡が残存しています。



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陸中大橋を発車後は右手に先ほど通ってきた線路を見上げました。その後は甲子川の谷を東へ進み、やがて市街地へ入ると9時11分に終点の釜石に到着しました。盛岡から3時間08分の道中でした。



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釜石駅では改札を出て、JRと三陸鉄道の両駅舎、そして駅前を撮影しました。駅前を見る限りは東日本大震災の影響は分かりませんでした。その後はコンビニへ寄ってから三陸鉄道駅舎へと入り、自動券売機で盛までの乗車券を買いました。しかし、10時57分発の盛行き208Dの発車まで1時間半ほどあったので待合室でスマホゲーム「魔法使いと黒猫のウィズ」を楽しみながら待ち続けました。待っている間にコンビニで買ったパンを食べました。そして改札がはじまると私は一番に入場し、既に停車していた盛行き208Dに乗車しました。レトロ車両の36-R形気動車(R3)と一般車両の36-700形を併結した2両編成で、やはりレトロ車両の方に人気が集中したので私は車窓風景に集中できる後方36-700形に乗車しました。発車時点でレトロ車両はほぼ満席となり、私のいる後方車両も半数以上の席が埋まっていました。



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208Dは定刻に釜石を発車し、かつては沿線に要塞のように広がっていた新日鐵住金の工場跡地などを見て進みます。そしてトンネルが続く山間部を走るようになります。北リアス線同様に海を眺められる区間は少ないです。また、海沿いを中心に津波の痕跡が残っていました。



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私は車窓風景を眺め続け、11時56分に到着した終点の盛(さかり)に到着しました。



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盛駅では改札外へ出て駅舎と駅前を撮影しました。当駅は海から多少離れていて津波の被害は比較的小さかったようで震災前と街の様子はさほど変化ない印象でした。



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この後も鉄活動を続けました。


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)