【白いかもめ/白いソニック】885系電車(JR九州)【特-1グランプリ・エントリーNo.51】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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新幹線を除くJR在来線特急形車両No.1を決める特-1グランプリのノミネート車両をUPしています。
最後のノミネート車両となるエントリーNo.51は、JR九州に在籍する特急形電車・
885系を紹介します。
やはり水戸岡デザイン車両です。


885系電車は、長崎本線系統の特急『かもめ』の表定速度向上を目的として、2000年に導入されました。
翌2001年には日豊本線系統の特急『ソニック』増発用として増備されました。
883系に引き続き振子式・最高速度130km/hの高スペックで、またデザインも評価されて、
787系、883系に続いて鉄道友の会ブルーリボン賞など、数々の賞を総ナメしました。

尚、885系には『白いかもめ』『白いソニック』の愛称があり、
当初の前面塗装は『かもめ』用が黄色、『ソニック』用は青色が使用されていましたが、
『かもめ』用が『ソニック』に、『ソニック』用が『かもめ』に運用される事態も多く見られ、違和感が感じられました。
結局、後に全編成が『ソニック』用の青色に統一されました。


車体ですが、アルミニウム合金になりました。白色ベースの塗装がなされています。
前頭部は斬新なデザインとなりました。
こちらはどこかドイツのICEの車両に似ていますが、水戸岡氏とICEのデザイナーが知り合いとかどこかで見た気が…。
(うろ覚えですみません)
また、前頭部には愛称表示器が設置されませんでした。

883系に続き、制御付き振子式が採用されました。
制御方式はVVVF制御(コンバータ/インバータ制御)が採用されました。素子はIGBTになりました。
営業最高速度は130km/hで、振子式を活かして博多~長崎間の所要時間を大幅に短縮しました。
なお、こちらもビュッフェ車両は連結されていません。


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(Wikipediaの写真を使用)普通車の車内です。

普通車はフリーストップ式のリクライニングシートで、シートピッチは980mmです。
側窓は1列ごとに区分されています。
本革張りのシートが特徴です。その代わり背面テーブルが設置できず、インアームテーブルとなりました。
デッキとの仕切扉の上部にはLED式車内案内表示器が設置されています。

グリーン車は1+2配置で、シートピッチは1,200mm(?)です。本革張りのシートです。


JR九州の885系電車に対する私の勝手な評価(平均値)は
評価項目点数
外観・デザイン25点
車両性能25点
車内・居住性24点
乗りたい度24点
合計 98点
(※)各項目25点満点ずつの計100点満点。


という事で、最後にして98点の最高得点となりました。
性能点は満点、外観点もICEのデザイナー公認という事で満点です。
居住性は背面テーブルがない分1点減点、乗りたい度は供食設備など旅の魅力を上げる設備がないので1点減点です。
トータル的には素晴らしい車両です。


885系は導入以来、主に長崎本線系統『かもめ』、日豊本線系統『ソニック』で使用されています。
1次車が導入されてから15年が経過し、老朽化が進行しています。
近いうちにリニューアルが実施される可能性もありますね。まだまだ廃車にはならないでしょう。

次のターニングポイントは九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)の部分開業時でしょうか。
この時に『かもめ』が影響を受けますが、フリーゲージトレインの導入が難しいようなので、
885系は『リレーかもめ』として運用されるかもしれませんねw

まぁ乗車・撮影は後回しでも大丈夫でしょう。


今回をもちまして第1回特-1グランプリのノミネート車両紹介は終了いたしました。後日、No.1を決めていく予定です。

(参考:Wikipedia)