第900回('12) 筑肥線電化区間や香椎線を乗り鉄して山陽新幹線『500系こだま』で帰 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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前回の続き…

2012年12月28日~31日、年末年始の休暇中は3泊4日の日程で、主に『旅名人の九州満喫きっぷ』(10,500円。当時)を利用して九州内の各鉄道路線を乗り鉄しました。

今回は2012年編最終話です。大晦日・4日目後半の行程です。
唐津から筑肥線に乗って福岡へ移動し、福岡では香椎線を乗り鉄しました。
そして博多からは前年と同じく山陽新幹線の500系『こだま』の指定席に乗車して、兵庫県加古川市の自宅へと帰りました。
今回の日程 2012年12月31日(月) 【後半】

唐津1336(筑肥線→福岡市地下鉄空港線・784C)1505博多1512(鹿児島本線・2156M)1529香椎1543(香椎線・760D)1603西戸崎1607(香椎線・765D)1711宇美1726(香椎線・774D)1740長者原1747(篠栗線→鹿児島本線・4655H快速)1757博多1901(山陽新幹線・こだま766号)2243姫路2256(JR神戸線・3326M新快速)2306加古川

【帰宅】
伊万里から筑肥線非電化区間の気動車に乗って唐津までやって来ました。唐津駅では改札を出ずに4分の連絡で筑肥線電化区間の福岡市地下鉄空港線直通・福岡空港行き784Cに乗り継ぎました。車両は当時としては新型の303系6連で、個人的にはJR九州の一般形車両の中では一番好きなデザインです。車内は空いていましたが、私は確実に車窓風景を眺めるために最後部ドア脇のポジションを確保しました。



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784Cは定刻に唐津を発車し、次の和多田の手前で唐津線が分かれます。その後は川幅の広い松浦川を渡りますが、左手車窓には唐津城が見えました。次に、かつては東唐津(旧)からスイッチバックして山本へ向かっていた旧線跡を確認しました。山側は道路転用されていましたが、海側は松原に視界を遮られ確認できませんでした。その後は虹の松原を見て走り、浜崎を過ぎると左手車窓には唐津湾・玄界灘を望めました。海の景色にしばし見入っていました。佐賀県から福岡県へと入ってもこの景色は筑前深江の手前まで続きました。筑前深江からは糸島半島の付け根にあたる内陸部を東へ走り、主要駅である筑前前原からは乗客が目に見えて増えてきました。車窓風景も都市郊外の雰囲気へと変わり、大都会・福岡が近づいてきた事を実感しました。そして今宿を過ぎると博多湾沿いを走り、車窓風景の写真撮影をしました。実はこの区間、6月の乗り鉄時に写真撮影するはずでしたが、当時は大雨でまともに写真撮影できませんでした…。そのため、今回はリベンジ乗車となりましたが、やや雲が多かったものの何とか写真撮影できました。



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その後、姪浜からそのまま福岡市地下鉄空港線へと直通し、車窓風景の望めない地下区間を走ります。地下鉄線内でトイレ付き車両の303系が走っているのが面白いですね。車内はやや混雑状態でしたが、天神からは相当な混雑になりました。そして私は終点まで乗らずに博多で下車しました。唐津から1時間29分の道のりでした。



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博多駅では地上へ出てJR駅へ。今度は鹿児島本線上り・普通列車の福間行き2156Mに乗車しました。813系3連×2で、窓側席が埋まっていたので私は後部3両のドア脇に陣取り、車窓風景を見て香椎(かしい)まで移動しました。



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香椎駅では香椎線の西戸崎行き760Dに乗り継ぎました。香椎~西戸崎は【海の中道線】という愛称が付けられています。車両はアクラライナー色のキハ47形2連で、車内は空いていたので私はボックスシートの進行方向窓側席に座りました。

760Dは4分遅れで香椎を発車し、西鉄貝塚線との乗換駅である和白、住宅地の中を走り奈多、雁ノ巣と進みますが、乗客はさほど増減しませんでした。そして雁ノ巣を過ぎると「海の中道」を西へ走り、砂丘や松原を見て走りました。海ノ中道駅からは南へ針路を変え、香椎から20分の乗車で西戸崎駅に着きました。遅れは2分まで縮小しました。



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西戸崎駅では折り返し列車の発車まで4分しかなかったので改札外へは出ずにホームで車両と風景のみを撮影して車内へ戻りました。折り返しの宇美行き765Dもガラガラでした。先ほどと同じ車窓風景を眺めて香椎駅まで戻りましたが、765Dに乗り続けて宇美まで行きます。香椎駅でもさほど乗客が増えませんでした。香椎から先も住宅地の中を走りますが、博多から10kmも離れていない場所をローカル気動車が走るシチュエーションは面白いですね。山陽新幹線との交差地点にある土井付近では田園風景も見られるようになりました。そして篠栗線【福北ゆたか線】との乗換駅である長者原では一気に乗客が増え、大半の座席が埋まりました。この先も田園の残る郊外風景の中を走り、駅ごとに乗客が減りました。そして765Dは終点の宇美に到着しました。西戸崎から1時間04分かかりました。



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宇美駅では駅の外へ出て駅舎と駅前を撮影しました。駅前を通っていた勝田線の廃線跡を少しだけ撮影してから折り返し列車の西戸崎行き774Dに乗車しました。空いているボックス席に座りましたが、発車時には全ボックスに人がいて、ロングシートも着席率が高かったです。香椎線は東側の長者原~宇美の利用客が多い印象を抱きました。774Dでも車窓風景を眺めていましたが、日没を過ぎて段々暗くなってきました。そして篠栗線との乗換駅である長者原駅で下車した17時40分にもなると真っ暗でした。



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長者原駅は築堤上に香椎線ホームがあり、地平に篠栗線ホームがあります。私は階段を下って篠栗線ホームへと移動し、少し待って篠栗線の博多行き快速列車に乗車しました。福岡ゆたか線色の813系3連で、窓側席に空きがあったので着席しました。終点・はかたまでの10分間は夜景を見ながらの移動となりました。



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博多駅で下車後は5・6番ホーム上にあるとんこつラーメン屋で夕食を済ませました。今回は替玉も注文しました。



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その後はJR九州の改札を出て『旅名人の九州満喫きっぷ』の使用を終え、JR西日本の改札前へ。自動券売機で加古川までの乗車券と姫路までの新幹線指定席特急券を購入しました。そして土産を買ってから改札を通り高架ホームへと上がり、しばらく待ってから山陽新幹線上り・『こだま766号』新大阪行きに乗車しました。500系8連で、前年末に続き今回もグリーン車を流用した豪華な指定席車両・6号車へと入り指定された窓側D席に座りました。指定席の乗客は少なかったです。



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『こだま766号』は定刻の19時01分に博多を発車しました。既に夜間なので私は夜景を眺めるのもほどほどにして、携帯電話(ガラケー)のゲームをしたり、数独の本を取り出して楽しんだりしました。今回も元グリーン車の座席(オーディオサービスは撤去されています)を堪能し、一切居眠りせずに姫路駅で下車しました。博多駅から3時間42分の長丁場で、『のぞみ』の倍近い時間を要しましたが、もっと乗っていたかったですねw 



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新幹線を下車後は在来線ホームへと移動し、自身にとって2012年のラストランナーであるJR神戸線の上り新快速(223系8連+4連。ガラガラ。窓側席に着席)に乗り、加古川駅で下車しました。全然眠気に襲われず、危なげなく加古川へ帰れましたw まぁmこの日は年越しの終夜運転があるので別に寝過してもセーフだったのですが、そういう時に限って不思議と目がさえて、全く眠くなりませんでしたw。



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ひっそりとしていた加古川駅にて下車後はとっとと帰宅し、2012年の全ての乗り鉄旅行がこれにて終了しました。
帰宅後は年越しそばを食べて間もなく2013年へと変わり、入浴してから就寝しました。初夢は見たはずなのですが、記憶に残っていませんでしたw


(つづく)


今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません



(参考:Wikipedia)