583系電車(JR東日本)【特-1グランプリ・エントリーNo.21】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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新幹線を除くJR在来線特急形車両No.1を決める特-1グランプリのノミネート車両をUPしています。
エントリーNo.21は、JR東日本に在籍する特急形電車・
583系を紹介します。


583系電車は交直両用の寝台電車で、運用の効率化などを目的に、
1967年(581系。翌1968年より583系に移行)~1972年の短期間に434両が製造されました。
しかし、昼夜兼用のメリットは大きかったものの、
昼間時の4人掛けボックスシートの敬遠
座席・寝台転換時の人的コスト
中段・上段寝台の居住性や出入り
昼間時にボックスシートを寝台に転換する乗客の多発、
新幹線の開業で昼行特急が廃止されると夜行運用のみとなり昼夜兼用のメリット喪失
過酷な長時間長距離運用による早期の老朽化
などデメリットが表面化し、
余剰車両は国鉄時代に近郊形改造され、419系や715系になりました。

JR東日本には583系と715系が継承され、715系は既に全廃されています。
583系は民営化後も『はくつる』等で活躍していましたが現在は定期運用を失い、
波動用や臨時列車で使用されています。


車体ですが、分割・併合を前提に前面は貫通型となりました。
このデザインは485系や183系、381系などに影響を与えています。
また、前頭部には幕式の愛称表示器が設置されています。
鋼製車体で、抵抗制御です。営業最高速度は120km/hで、当時としては高性能でした。


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B寝台の車内です(寝台使用時。写真はJR西日本の車両です)。

B寝台は3段式となっています。昼間時は下段を4人掛けボックスシートとして利用します。
A寝台は当初製造されませんでしたが、後にB寝台車を2段式に改造して誕生しました(現在は全廃)。

グリーン車は2列+2列配置が基本で、寝台としては使用されません。
また、食堂車も製造されましたが、既に全廃となっています。


JR東日本の583系電車に対する私の勝手な評価(平均値)は
評価項目点数
外観・デザイン21点
車両性能20点
車内・居住性15点
乗りたい度24点
合計 80点
(※)各項目25点満点ずつの計100点満点。


ということで、80点でした。趣味的には面白い車両ですが、居住性は時代にそぐわなくなっていますね…。、
希少価値があるため乗りたい度は高得点になりましたw


583系は現在、定期列車で使用されておらず、臨時列車や団体列車で最後の活躍を続けています。
JR西日本所属車両が全廃となった今、JR東日本所属車両が最後の砦となりましたが、
ほぼ同期の485系も同様ですが583系も先が見えてきた感じがします。

乗車されたい場合は583系が配置されている秋田地区を中心に臨時列車や団体列車を探すしかないですが、
団体列車はツアー形式で乗車できる場合があるので常に情報を仕入れておく必要がありますね。
まぁ、普通に利用するのはほぼ不可能ですね…。

いずれにしても乗車・撮影は早急に!

(参考:Wikipedia)