早めに乗っておいた方がよいかもしれない路線(36・北条鉄道線)

このミニコーナーでは、
全国で廃止される可能性のありそうな路線を独断と偏見で取り上げています。
更新は不定期です。ご了承下さい。

今回36回目は、兵庫県小野市の粟生駅から西へ分岐し、
加西市の中心部にある北条町駅へ至る転換第3セクター鉄道路線、
北条鉄道北条線です。

利用者は転換当初より少なく、通学客がメインですが、
少子高齢化や車社会化の影響で利用客減が止まりません。
しかし、北条鉄道の努力と加西市の熱意により現在も頑張っています。

不安要素としては、粟生で接続する神戸電鉄粟生線が存廃問題を抱えている事です。
もし粟生線の一部区間でも廃止されると北条線は粟生での接続路線を一つ失い、
連鎖的に廃止となるリスクはあります。

となると、加西市～小野市・三木市・神戸市を行き来する通学生の足に影響が出ること必至なので、
バス転換区間を短く抑えるために北条鉄道だけでも営業を続ける可能性もあります。

しかし、利用客が少ないのは紛れもない事実です。
いずれにしても、できるだけ早くの踏破をお勧めいたします。