![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/9a/78/j/o0550041214425467099.jpg?caw=800)
【踏破後、廃線…】の第33回目は、2002年2月に乗りつぶしをして、2006年7月に再乗車した直後の2006年10月1日に廃止(運行は2006年9月30日まで)となった、
桃花台新交通桃花台線(愛称:ピーチライナー)(愛知県小牧市)です。
桃花台(とうかだい)新交通桃花台線は、小牧市東部の丘陵地に開発された桃花台ニュータウンと、小牧市中心部に位置する名鉄小牧線の小牧駅を結ぶ新交通システム路線として1991年3月25日に小牧~桃花台東が開業しました。
しかし、小牧駅で接続する名鉄小牧線の名古屋側ターミナル駅である上飯田駅が他の軌道系交通機関と接続しておらず名古屋へのアクセスが不便なため、JR春日井駅へマイカーなどで向かい、中央本線を利用するニュータウン住民が多かったこと(小牧線ターミナルの問題は2003年に地下鉄上飯田線が開業して幾分改善されましたが、中央線よりは不利)、ニュータウン内を通る中央自動車道の桃花台バスストップから名古屋直通の便が設定されていること、ニュータウンの人口が想定に達しなかったこと、桃花台線が桃花台東止まりだったこと(高蔵寺まで延伸されていれば状況が違っていた可能性もあります)、などの要因で利用が低迷して赤字経営が続き、開業から15年が経過した2006年秋に廃止されました。
しかし、小牧駅で接続する名鉄小牧線の名古屋側ターミナル駅である上飯田駅が他の軌道系交通機関と接続しておらず名古屋へのアクセスが不便なため、JR春日井駅へマイカーなどで向かい、中央本線を利用するニュータウン住民が多かったこと(小牧線ターミナルの問題は2003年に地下鉄上飯田線が開業して幾分改善されましたが、中央線よりは不利)、ニュータウン内を通る中央自動車道の桃花台バスストップから名古屋直通の便が設定されていること、ニュータウンの人口が想定に達しなかったこと、桃花台線が桃花台東止まりだったこと(高蔵寺まで延伸されていれば状況が違っていた可能性もあります)、などの要因で利用が低迷して赤字経営が続き、開業から15年が経過した2006年秋に廃止されました。
現在は廃止代替バス(あおい交通の「ピーチバス」)が小牧駅~桃花台ニュータウンにおいて運行されています。
また、桃花台線があった頃は設定されていなかった桃花台ニュータウン~JR春日井駅の路線バスが新設されました。さらに桃花台ニュータウンと名古屋市内を結ぶ高速バスの便も増えました。
また、桃花台線があった頃は設定されていなかった桃花台ニュータウン~JR春日井駅の路線バスが新設されました。さらに桃花台ニュータウンと名古屋市内を結ぶ高速バスの便も増えました。
そして、廃線跡は撤去された区間もありますが、今も残存している区間もあります。
尚、今回も写真が少なく、めちゃめちゃな写真しかありませんが、何卒ご了承願います。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e3/fe/j/o0800060014425467128.jpg?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
桃花台新交通:桃花台線 | 小牧~桃花台東 | 7.4km | 全線複線・直流750V電化。2006年廃止 |
踏破達成時 | 2002年2月 |
撮影時 | 2006年7月 |
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/34/93/j/o0550041214425467155.jpg?caw=800)
名鉄駅が地下構造であるのに対し、桃花台線の駅は高架構造でした。尚、桃花台線の電車は原則として片方向にしか走れないので、終端部にはループ線が設置されていました。
廃止後も構造物は残存しています。
尚、名鉄線は昔、地上を走っていて、小牧駅も地上にありましたが、地上線時代は現在線から離れた西側を走っていました。
⇒小牧駅付近の名鉄小牧線旧線跡探訪記事はこちら。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/7a/07/j/o0550041214425467168.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/92/3a/j/o0550041214425467186.jpg?caw=800)
桃花台新交通の駅は全て島式ホームの構造で、全駅ともフルスクリーンタイプのホームドアが設置されていました。
また、両端駅の小牧駅と桃花台東駅では、乗車ホームと降車ホームに分かれていました。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/ad/08/j/o0550041214425467211.jpg?caw=800)
小牧を発車すると高架区間で市街地を北上しました。右へカーブすると名鉄小牧線が地下から顔を出し、並走していました。一時的に地平区間となって東名高速道路をアンダーパスし、再び高架になると小牧原に着きました。
小牧原を発車後は右へカーブして名鉄小牧線をオーバークロスし、国道155号線の中央分離帯の真上を高架で東へ走るようになり、住宅地の中を通ると東田中に着きました。
東田中を発車後は物流倉庫や工場が建ち並ぶ中を走り、田園風景へ変わると上末に到着しました。
東田中を発車後は物流倉庫や工場が建ち並ぶ中を走り、田園風景へ変わると上末に到着しました。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/d2/1b/j/o0550041214425467230.jpg?caw=800)
途中、側線のようなものがありました。設置理由は不明です。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/f1/2d/j/o0550041214425467258.jpg?caw=800)
桃花台西を発車後も右へカーブを続け、ニュータウン内を走りました。桃花台西公園内でさらに右へカーブして針路を南東へ変えると商業施設のある桃花台ニュータウンの中心部を走るようになり、地下区間になると桃花台センター駅に到着しました。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/72/13/j/o0550041214425467281.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/b2/3a/j/o0550041214425467306.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/a3/e5/j/o0550041214425467324.jpg?caw=800)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/6e/55/j/o0550041214425467356.jpg?caw=800)
尚、中央で高架橋が途切れていますが、高蔵寺方面への延伸が可能な構造になっていて、ループ線はその線路を跨ぐ構造になっていたのですが…。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/fb/9c/j/o0550041214425467376.jpg?caw=800)
私が桃花台新交通桃花台線を初乗りしたのは2002年2月で、さらに廃止直前の2006年7月に2度目の乗車を果たしています。
2006年乗車時は廃止直前にもかかわらず、ファンの乗車が少なく、関心の低さを実感しました。しかし、2006年乗車時は地元客が比較的多く乗っていたのが印象的でした。
まぁ、何とか廃止前に乗車できて良かったです。
「たら・れば」の話ですが、桃花台ニュータウンから小牧でなく高蔵寺へ路線を延ばしていたら今も残っていたかもしれませんね…。
2006年乗車時は廃止直前にもかかわらず、ファンの乗車が少なく、関心の低さを実感しました。しかし、2006年乗車時は地元客が比較的多く乗っていたのが印象的でした。
まぁ、何とか廃止前に乗車できて良かったです。
「たら・れば」の話ですが、桃花台ニュータウンから小牧でなく高蔵寺へ路線を延ばしていたら今も残っていたかもしれませんね…。
接続駅 | 接続路線 |
小牧駅 | 名古屋鉄道:小牧線 |
(参考:Wikipedia)